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API Workflowのシナリオ
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Classic/VPC環境で利用できます。
API Workflowの利用シナリオを説明します。
Step 1. API認証キーの作成
NAVERクラウドプラットフォームのAPIを活用してワークフローを作成するには、NCP Signature認証を完了する必要があります。NCP Signature認証の際は、API認証キーのAccess Key ID情報とSecret Key情報が必要です。API認証キーを作成する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームポータルにログインします。
- マイページ > アカウントの管理 > 認証キーの管理メニューをクリックします。
- [新規API認証キーを作成] ボタンをクリックします。
- 既に作成済みの認証キーがある場合、その認証キーを使用
- 作成されたAPI認証キーのAccess Key IDとSecret Keyを確認します。
- API認証キーは、NAVERクラウドプラットフォームのAPIを使用する場合にのみ作成します。
- API認証キーの作成方法についての説明は、API認証キーの作成をご参照ください。
- NCP Signatureの登録についての説明は、NCP Signatureの登録をご参照ください。
Step 2. APIの登録
APIの名前、Method、URL、リクエストパラメータを登録して新しいAPIを登録できます。NAVERクラウドプラットフォームが提供するAPIの場合、認証方式でNCP Signatureを選択すると、API Workflowに登録されたAccess Key、Secret Keyを利用して認証のためのSignatureを自動で作成できます。使用可能なリージョンリスト照会APIを登録する方法を基準に説明します。
NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Management & Governance > API Workflow メニューを順にクリックします。
API Template メニューで [API Templateを登録] ボタンをクリックします。
登録するAPIの名前に「請求費用確認」と入力します。
Methodを選択してURLを入力します。
- Method:「GET」を選択
- URL:「https://billingapi.apigw.ntruss.com/billing/v1/cost/getDemandCostList」と入力
Tagに「費用」を追加します。
AuthorityはNCP Signatureを選択します。
- 認証情報がない場合、NCP Signatureの登録画面が表示されます。Step 1のAPI認証キー情報を入力します。
Request項目に呼び出すAPIのParameters情報を入力し、[追加] ボタンをクリックします。
Key 説明 Type Default value Required startMonth 照会開始月(yyyymm) Query 202204 有効化 endMonth 照会終了月(yyyymm) Query 202204 有効化 responseFormatType response type (JASON / XML) Query JASON 有効化 参考API Workflowは、基本的にJSON形式の応答に対し内部検索が可能なので、応答形式をJSONに設定してください。開始する月と終了する月は任意に設定できます。
URL項目の [TEST] ボタンをクリックし、正常に値を取得するか確認します。
[保存] ボタンをクリックします。
APIの登録方法についての詳しい説明は、API Templateの登録と管理をご参照ください。
Step 3. ワークフローの作成
API Templateに登録されたAPIを活用してワークフローを作成します。複数のワークフローを組み合わせたワークフローを作成することもできます。
登録されたAPIを活用してワークフローを作成する方法は、以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Management & Governance > API Workflow > Workflowメニューを順にクリックします。
- [ワークフローを作成] ボタンをクリックします。
- 作成するワークフローの名前を入力します。
- ワークフロータブのワークフロー構成図で [+] > APIをクリックします。
- API Templateの [読み込み] ボタンをクリックし、API Templateリストで「請求費用確認」 APIを選択して [確認] ボタンをクリックします。
- API Entityの下の [+] > Set properties をクリックします。
- Propertyは、ワークフローの実行に必要な特定の値を保存できる変数です。
- [Property] タブの [+追加] をクリックし、請求費用リスト数を保存するIntegerタイプの「totalRow」を作成します。
- Property情報を設定し、[追加] ボタンをクリックします。
- Property:${totalRow}
- Entity: API-1、response、body
- Key:getDemandCostListResponse.totalRows
参考API-1 EntityのRespone項目のうち、Bodyの中のgetDemandCostListResponse.totalRows値をtotalRowプロパティに保存するようにという意味です。JSON Bodyに限り、内部オブジェクトに対してkey1.key2形式でアクセスできます。
- 上記で作成したEntityの下の [+] > ifをクリックし、IF条件文を追加します。
- Operand 1st:${totalRow}
- Comparison:>(Greater than)
- Operand 2nd:直接入力、0
参考API-1 Entityでresponseにより取得した値のtotalRowが0より大きいか確認する条件文です。
- IF Entityの下の [+] > Set propertiesボタンをクリックします。参考
SetPropertiesがIFの下位に位置する場合、IF条件文が真(true)の時に下位Entityを実行するようにという意味です。
- [Property] タブの [+追加] ボタンをクリックし、IntegerタイプのuseAmountとStringタイプのrequestIdを追加します。
- useAmount:請求費用を保存
- requestId:クエストIDを保存
- Property情報を設定します。
Property Entity Key useAmount API-1, response, body getDemandCostListResponse.demandCostList.useAmount requestId API-1, response, body etDemandCostListResponse.requestId - Finish Entityをクリックし、Bodyに以下のように入力します。
{ "useAmount" : ${useAmount}, "requestId":"${requestId}" }
参考- Finish Entityに設定したヘッダとボディは、最終結果値を入れるのに用いられます。ワークフローのエンドポイントを呼び出すと、このFinish Entityのヘッダとボディを返します。
- Propertiesの値を${propertyKey}形式で入力すると、Propertiesのvalueに置き換えられます。
- 構成したワークフローが正常に動作するか確認するには、[テストを実行] ボタンをクリックします。
- Finishに請求費用とrequestId情報が入るか確認します。
- エラーが発生した場合、そのEntityをクリックすると詳細なエラーメッセージを確認できます。
- [ワークフローを作成] ボタンをクリックします。
ワークフローの登録方法についての詳しい説明は、ワークフローの登録と管理をご参照ください。
Step 4. スケジューリング
ユーザーが構成したワークフローを希望する周期に従って自動で実行できます。毎日午前10時30分にワークフローが実行されるように設定する方法は、以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Management & Governance > API Workflow > Workflowメニューを順にクリックします。
- ワークフローを選択し、[Schedule] ボタンをクリックします。
- スケジュールの設定画面が表示されたら、開始・終了期間を設定します。
- Cron expression入力領域に「0 30 10 * * ?」と入力します。
- Request情報を入力します。
- [適用] ボタンをクリックします。
Scheduleに関する詳しい説明は、自動実行スケジュールの設定をご参照ください。