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Backup
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Classic/VPC環境で利用できます。
NAVERクラウドプラットフォームの Backupを利用してデータマイグレーションを実行できます。
Classic/VPC環境でゾーンの制約なく利用できます。ただし、韓国リージョン内のマイグレーションのみ可能です。
Backupを利用したデータマイグレーション
Backupを利用してサーバ間のデータをマイグレーションするには、次の手順を順に行います。
リソース作成とエージェントインストール
バックアップサービスを利用するには、まず最初にリソースを作成する必要があります。
リソースは、バックアップを行うサーバを選択してバックアップリソースとして作成する過程であり、リソースを作成する方法は次の通りです。
NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
Services > Storage > Backup メニューを順にクリックします。
Backup > Resource メニューを順にクリックします。
保有中のリソースがない場合、 [リソース作成] ボタンをクリックします。
個人情報の収集および利用約款を読んで同意した後、 [確認] ボタンをクリックします。
リソース名を入力します。
- 英小文字、数字、記号「-」を組み合わせて3~30文字で入力します。
ゾーンを選択します。
バックアップするサーバを選択します。
- VM、BMの中からバックアップサーバを選択します。
ホスト名を設定します。
参考- Windowsサーバの場合、ホスト名と同じでないとバックアップエージェントが正常にインストールされません。入力しない場合は、サーバ名が入力されます。
- Windowsサーバの場合、WMIポートの設定が必要です。WMI Port固定を参照して設定します。
インストールするエージェントのタイプを選択します。
- Data 、 DB を選択でき、複数選択もできます。
- Data : OS領域を除くすべてのデータ領域に対してバックアップを実行
- DB : VMにインストールされた DB領域に対してバックアップを実行(サポート DB: MSSQL, MySQL, PostgreSQL)
- サーバが Linux OSの場合、mssql agentはインストール不可
IDとパスワードを入力します。
- エージェントインストール時にリソースサーバにアクセスするためのワンタイムログイン情報です。ワンタイムログイン情報は別途保存されません。
- ID: 英数字、記号「-」、「_」を組み合わせて256文字以内で入力します。
- DBエージェントを使用するためのアカウント要件
- SSQL Server User: administratorsグループに属していて、sysadmin権限を持つこと(Windows認証方式)
- MySQL Server User: OS admin権限の NT/Linuxユーザーと SA権限を持つユーザー
- PostgreSQL Server User: admin権限を持っている postgresユーザー
- DBエージェントを使用するためのアカウント要件
- Linuxの場合
- rootアカウントで agentをインストールします。
- rootアカウントを使用できない場合、バックアップエージェントインストール用のアカウントに対し、以下のように設定します。バックアップエージェントのインストール完了後、付与した root権限は削除してください。
エージェントインストール用として使用するアカウント: test01 [root@backup-linux01 ~]# vi /etc/sudoers ## Allow root to run any commands anywhere root ALL=(ALL) ALL test01 ALL=NOPASSWD: ALL
- Windowsの場合
- administratorアカウントを使用する必要があります。
- administratorアカウントが使用できない場合は、エージェントインストール用に使用するアカウントに administrator権限を付与してください。バックアップエージェントのインストール完了後、付与した administrator権限は削除してください。
[次へ] ボタンをクリックします。
リソースを作成する情報を最終確認してから [リソース作成] ボタンをクリックします。
- DBタイプのエージェントをインストールした場合、リソース作成後に [DBインスタンス追加] ボタンをクリックして DB情報を追加入力します。
リソースとエージェントの管理に関する詳細は、リソースとエージェント管理をご参照ください。
保存場所と保存場所ポリシー作成
バックアップデータの保存場所を作成し、ここに適用するポリシーを設定します。
保存場所(Storage)
保存場所は、バックアップデータが保存される保存場所空間です。バックアップ保存場所を使用する方法は、次の通りです。
保存場所作成
保存場所はゾーンごとに1つだけ作成できます。保存場所を作成する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Storage > Backup メニューを順にクリックします。
- Backup > Storage メニューを順にクリックします。
- [保存場所作成] ボタンをクリックします。
- 作成する保存場所情報を設定し、 [次へ] ボタンをクリックします。
- 保存場所名 : 英小文字、数字、記号「-」を使用して、先頭の文字列は英字の3~30文字以内で入力
- ゾーン : KR-1、KR-2の中から選択
- 保存場所情報を最終確認し、 [作成] ボタンをクリックすると保存場所が作成されます。
保存場所削除
作成された保存場所を削除する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Storage > Backup メニューを順にクリックします。
- Backup > Storage メニューを順にクリックします。
- 保存場所リストから削除する保存場所をクリックして選択した後、 [削除] ボタンをクリックします。
- 削除対象の保存場所情報を確認し、 [削除] ボタンをクリックします。
- 保存場所を削除する前にポリシー(Policy)、ジョブ(Job)、スケジュール(Schedule)、Vault冗長化バックアップ(Remote Backup)の設定履歴をすべて削除してください。
ポリシー(Policy)
バックアップのためには、バックアップデータが保存される保存場所に対するポリシーを設定する必要があります。ポリシーを設定する方法は、次の通りです。
ポリシー作成
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Storage > Backup メニューを順にクリックします。
- Backup > Storage メニューを順にクリックします。
- 作成された保存場所リストが表示されます。削除する保存場所を選択し、 [削除] ボタンをクリックします。
- 削除対象の保存場所情報を確認し、 [削除] ボタンをクリックします。
- 保存場所を削除する前にポリシー(Policy)、ジョブ(Job)、スケジュール(Schedule)、Vault冗長化バックアップ(Remote Backup)の設定履歴をすべて削除してください。
- Backup > Policy メニューを順にクリックします。
- [ポリシー作成] ボタンをクリックします。
- 作成するポリシー情報を設定し、 [次へ] ボタンをクリックします。
- ポリシー名 : 英小文字、数字、記号「-」を使用して、先頭の文字列は英字の3~30文字以内で入力
- 保管期間 : バックアップ周期の最低2倍以上に設定
- デフォルト値は7日で、最大365日まで設定できます。
- 例) 日間バックアップの場合は最低7日以上保存、週間バックアップの場合は最低14日以上保存、月間バックアップの場合は最低60日以上保存
- デフォルト値は7日で、最大365日まで設定できます。
- ゾーン : KR-1、KR-2の中から選択
- ポリシー情報を最終確認して [作成] ボタンをクリックすると、ポリシーが作成されます。
状態確認
ポリシーの状態を確認でき、その情報は次の通りです。
- 作成完了、作成中、削除中
ポリシー修正
ポリシーを修正する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Storage > Backup メニューを順にクリックします。
- Backup > Policy メニューを順にクリックします。
- ポリシーリストから削除するポリシーをクリックして選択した後、 [修正] ボタンをクリックします。
- 選択したポリシーの保管期間を修正できます。
- 保管期間を修正し、 [修正] ボタンをクリックします。
ポリシー削除
ポリシーを削除する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Storage > Backup メニューを順にクリックします。
- Backup > Policy メニューを順にクリックします。
- ポリシーリストから削除するポリシーをクリックして選択した後、 [削除] ボタンをクリックします。
- 選択したポリシーを削除します。ポリシーを削除する前にジョブ(Job)、スケジュール(Schedule)、Vault冗長化バックアップ(Remote Backup)の設定履歴をすべて削除してください。
バックアップジョブとスケジュール
バックアップを実行するジョブを作成し、ジョブスケジュールを計画・管理します。
ジョブ作成
バックアップジョブを作成する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Storage > Backup メニューを順にクリックします。
- Backup > Job メニューを順にクリックします。
- [ジョブ作成] ボタンをクリックします。
- ジョブ名を入力し、リソース、バックアップ対象のタイプ、バックアップ対象のパス、ポリシーを選択します。
- ジョブ名 : 英小文字、数字、記号「-」を使用して、先頭の文字列は英字の3~30文字以内で入力
- リソース : Backup > Resource メニューのリソースから選択
- バックアップ対象のタイプ : Data 、 DB (MSSQL、MySQL、PostgreSQL)のうち1つを選択
- バックアップ対象のタイプを DBに選択すると、DBインスタンスを追加で選択します。
- バックアップ対象のパス
- バックアップ対象のタイプが Data の場合、File Systemで選択します。
- バックアップ対象のタイプが DB の場合、テキストで入力します。
- ポリシー
- バックアップ対象のタイプが Data の場合、ポリシーリストから選択します。
- バックアップ対象のタイプが DB の場合、DBインスタンスのポリシーと同じです。
- 関連付け保存場所 : ポリシーと関連付けられている保存場所
- ジョブ情報を最終確認し、 [作成] ボタンをクリックします。
ジョブ設定
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Storage > Backup メニューを順にクリックします。
- Backup > Job メニューを順にクリックします。
- 作成されたジョブリストで設定・管理するジョブをクリックして選択し、 [設定] ボタンをクリックします。
- [ジョブ(Job)] 、[スケジュール(Schedule)] 、[ジョブ履歴(Job History)] タブメニューの中から目的のメニューをクリックしてジョブを修正します。
- ジョブ(Job) : バックアップ対象のパスを修正できます。(その他の項目は修正不可)
- スケジュール(Schedule) : スケジュールを新たに作成したり、過去に設定されたスケジュールを削除できます。
- ジョブ履歴(Job History) : ジョブを実行した履歴を確認できます。
- ジョブを修正してから [保存] ボタンをクリックします。
即時バックアップ
バックアップをすぐに実行する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Storage > Backup メニューを順にクリックします。
- Backup > Job メニューを順にクリックします。
- ジョブリストからバックアップするジョブをクリックして選択し、 [即時バックアップ] ボタンをクリックします。
- ジョブ、ポリシー、関連付け保存場所を確認してから [実行] ボタンをクリックしてすぐにバックアップを行います。
- 即時バックアップは、フルバックアップ方式で行います。
ジョブ削除
登録したジョブを削除する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Storage > Backup メニューを順にクリックします。
- Backup > Job メニューを順にクリックします。
- ジョブリストから削除するジョブを選択し、 [削除] ボタンをクリックします。
- 選択したジョブを削除します。ジョブを削除する前にスケジュール(Schedule)、Vault冗長化バックアップ(Remote Backup)、復元(Restore)の設定履歴をすべて削除します。
スケジュール(Schedule)
バックアップのためには、ジョブを実行するスケジュールを計画・管理します。スケジュールの使用方法の詳細は、スケジュール(Schedule)をご参照ください。
バックアップデータ復元
バックアップデータを希望する場所に復元します。
復元(Restore)
復元機能を使用して、希望する時点の特定のデータを目的のリソースに復元できます。復元方法は次の通りです。
復元時の制約事項
NAVERクラウドプラットフォームの Backupを使用し、他のサーバに復元する場合、次のような制約事項があります。
- 共通
- 復元するサーバにバックアップ agentをインストール
- DBの復元時に既存の DBコネクションが維持されている場合、復元を実行しない
- File System
- 別途の制約事項なし
- MSSQL
- OSの種類同一
- DBバージョン同一
- バックアップ agentバージョン同一
- MySQL
- OSの種類同一
- OSバージョン同一
- DBバージョン同一
- バックアップ agentバージョン同一
- saアカウントとパスワード同一
- PostgreSQL
- OSの種類同一
- OSバージョン同一
- DBバージョン同一
- バックアップ agentバージョン同一
復元作成
バックアップデータの復元ジョブを作成する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Storage > Backup > Restore メニューを順にクリックします。
- [復元設定] ボタンをクリックします。
- 復元するデータソース情報を設定します。
- ソースリソース、ジョブ(Job)、ソース保存場所、復元時点、復元対象を選択します。
- ソースリソース: リソースがない、または過去にバックアップが行われた履歴がない場合、復元不可
- ジョブ: ジョブがない、または過去にバックアップが行われた履歴がない場合、復元不可
- ソース保存場所: ローカル保存場所、Vault保存場所の中から、バックアップのソースデータを読み取る保存場所を選択
- ローカル保存場所: ジョブで設定した保存場所
- Vault保存場所: ジョブで設定した保存場所とは別に冗長化して保存した保存場所
- 復元時点: 直近のバックアップ時点、直接指定(時点選択)を選択します。
- 直近のバックアップ時点: 最も直近にバックアップした時点を復元
- 直接指定: 過去にバックアップした時点から選択して復元
- 復元対象
- バックアップタイプが Dataの場合、File Systemリストから選択
- バックアップタイプが DBの場合、DBリストから選択
- ソースリソース、ジョブ(Job)、ソース保存場所、復元時点、復元対象を選択します。
- 復元するターゲットリソース情報を設定します。
- 復元するリージョン/プラットフォーム/ゾーンを選択します。
- ターゲットリソース(復元対象のリソースサーバ)を選択します。
- リソースの登録とエージェントのインストールを完了すると、ターゲットリソースとして設定できます。
- Classicプラットフォームの場合、VPCサーバで復元できます。
- VPCプラットフォームの場合、Classicサーバで復元できます。
- バックアップタイプが DBの場合、ターゲット DBのインスタンスリストから DBインスタンスを選択します。
- 復元位置を選択します。
- バックアップタイプが Dataの場合、File Systemリストから選択します。
- バックアップタイプが DBの場合は次の通りです。
- MSSQL: 復元する位置をテキストで入力
- MSQL, PostgreSQL: 復元するデータソースで設定した復元対象が復元場所として自動設定
- 復元設定情報を最終確認し、 [復元開始] ボタンをクリックします。
- 復元が完了したら、復旧データを確認します。
復元に対する結果をレポートで確認できます。レポート機能についての詳細は、レポート(Report)をご参照ください。
WMI Port固定(必須)
Windowsサーバを使用してリソースを作成する場合、WMIの固定ポートを設定する必要があります。設定する方法は次の通りです。
cmdウィンドウを管理者権限で実行します。
Windows Management Instrumentationサービスを自動実行モードで起動します。
# winmgmt -standalonehost
Windows Management Instrumentationサービスの停止後に再起動します。
# net stop Windows Management Instrumentation # net start Windows Management Instrumentation
ウィンドウファイアウォールのアウトバウンドルールに、24158ポートオープンを設定します。
# netsh firewall add portopening TCP 24158 WMIFixedPort