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ビルド
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Classic/VPC環境で利用できます。
ビルドには以下の3種類があります。
- 会話モデルのビルド:深層学習モデルを学習してビルドするタイプです。
- クイックビルド:深層学習モデルを学習せずにビルドするタイプです。
- 変更された設定の適用:会話モデルの学習なしに、一部の設定が変更された事項をチャットボットサービスに直接適用する機能です。
以下のような場合はビルドに失敗します。
- ドメインに登録された会話の数が少なすぎる場合
- ドメイン言語が韓国語であるのに韓国語データが少なすぎる場合や、他の言語のデータのほうがより多く登録されて学習が困難な場合
- 間違った正規表現文法が過度に使用された場合
会話モデルのビルド
会話モデルをビルドする方法は以下のとおりです。
- ドメインの作成、会話の作成を参照してチャットボットの作成を完了します。
- チャットボットビルダー右上の会話モデルのビルド > [会話モデルのビルド] ボタンをクリックします。
- 会話モデルのビルド画面が表示されたら、[確認] ボタンをクリックします。
- メモフィールドにビルドの変更事項を記録できる
- チャットボット設定 > [ビルド履歴] タブでビルドの進行状況を確認できます。
クイックビルド
クイックビルドは深層学習モデルを学習せずにビルドするタイプです。入力された質問データに基づき、完全一致エンジンと正規表現エンジンしかビルドしないため、およそ5分前後でビルドが完了します。
クイックビルドは会話モデルのビルドとは違い深層学習モデルを学習しないため、登録された質問や類似の意図を持つユーザーの質問が入力されてもチャットボットは返答を返せません。クイックビルドは会話モデルのビルドに比べ狭い範囲にしかチャットボットが対応できないので、作成したシナリオをスピーディーにテストしたいときに活用することをお勧めします。十分なテストが行われたなら、会話モデルのビルドを完了してサービスを配布します。
クイックビルドを行う方法は以下のとおりです。
変更された設定の適用
「変更された設定の適用」機能は、会話モデルの学習が不要な一部の設定機能をサービスに直接適用する際に使用します。直近にビルドされた会話モデルにのみサポートでき、設定が適用されると自動でベータ版に配布されます。変更された設定の適用作業は、ビルド回数に含まれません。
変更された設定の適用方法は以下のとおりです。
- チャットボットの設定を変更します。
- 共通メッセージ、メッセンジャーとサービスの連携、フォームの修正、アクションメソッドの修正
- チャットボットビルダー右上にある会話モデルのビルド > [変更された設定の適用] ボタンをクリックします。
会話モデルのビルドなしに「変更された設定の適用」機能で直ちにサービスに反映できる機能は、以下のとおりです。
共通メッセージの修正
- キーワード管理(登録、返答の追加・修正)
- ウェルカムメッセージ(登録、修正、削除)
- すべての失敗メッセージ(登録、修正、削除)
- フィードバック(サービスの使用有無、フィードバック文言の修正、応答メッセージテキストの修正や削除)
- 類似の返答(サービスの使用有無、文言の修正)
- タスク終了メッセージ(登録、修正、削除)
サービス連携
- すべてのサービスの使用有無
- マルチメディアインテントの使用有無
フォームの修正や追加(ただし、新規会話でのフォームの登録とフォーム名の変更は、修正配布対象外です)
- ボタンの追加、削除、位置変更
- ボタンアクションの修正
- クイックリプライ形式に変更
- 記入型フォームの修正、削除
メッセンジャー連携の有無
アクションメソッドによるデータの転送、修正、削除
ビルドのキャンセル
会話モデルのビルドを開始した後、修正事項が発生してビルドをキャンセルする場合、チャットボット設定 > ビルド履歴タブで [ビルドのキャンセル] ボタンをクリックしてください。
ビルド状況が「ビルドのリクエスト」(requested)、「学習データの準備」(database_snapshot)の場合にのみビルドをキャンセルできます。「学習データの分析段階」(preprocessing)以降はビルドをキャンセルできません。
ビルドの管理
チャットボットは最初の作成だけがすべてはありません。作成後に会話モデルを継続して学習させてチャットボットの品質を高める過程が必要です。この過程で、会話モデルの学習に関連した履歴の管理が必要になりますが、これをビルドの管理といいます。
ビルド履歴タブでは、現在ビルド中のチャットボット情報と、これまでビルドしたチャットボット履歴を確認できます。過去に学習させたモデルに戻ってサービスを配布するなどの配布管理機能が提供されます。
ビルド情報の確認
ビルド履歴タブでは、ビルドとサービスの配布情報やビルドメモを確認したり、配布されたファイルの位置を確認することができます。また、ビルドバージョン別にサービスを提供できるかどうかを確認することができます。
ビルド履歴を確認するには、チャットボットビルダーの左側メニューで [ビルド履歴] ボタンをクリックするか、チャットボット設定 > [ビルド履歴] タブをクリックします。
- ビルド状況:ビルド状況では、段階別のビルド状態を確認できます。
- ビルドの準備:学習ビルドのリクエストやビルドの許可
- 前処理:データの前処理段階
- 学習中:会話データセットをベースに学習を行う
- テスト可能:ベータ環境で学習中のデータのテストを行える段階
- 学習完了:自然言語の分析、エンティティマッピングなど会話データセットの学習完了
- ビルドの適用:学習された会話モデルビルドの適用段階
- ビルド完了:サービス配布が可能
- ビルドのキャンセル:前処理以前の段階までビルドのキャンセルが可能
- DATABASE SNAPSHOT ERROR:ビルドエラー
- 動作
- ベータ配布ボタン:ベータ環境にサービスを配布することで、実際に運用する前にテストを行えます。
- サービス配布ボタン:実際の環境に配布され、チャネルが連携された実際のサービスに適用されます。サービス配布は、ビルド状況が「ビルド完了」の場合にのみ行えます。
- 設定適用ボタン:会話モデルのビルドなしに設定のみ適用します。「変更された設定の適用」と同じ機能です。直近に配布されたバージョンでのみ有効になります。
- ビルド使用統計
ビルドとサービスの配布件数をグラフで確認できます。1時間おきに集計され、確認可能な情報は以下のとおりです。- 特定期間のビルド数とビルド失敗件数
- 特定期間のサービス配布件数