Classic/VPC環境で利用できます。
NAVERクラウドプラットフォームの Cloud Log Analyticsを利用すると、NAVERクラウドプラットフォームが提供するサービスの使用中に発生する様々なログを収集、分析、保存できます。
Cloud Log Analyticsが提供する様々な機能
Cloud Log Analyticsが提供する様々な機能についての説明は、次の通りです。
- ログのリアルタイム収集: サーバをはじめとする NAVERクラウドプラットフォームのサービスで、テキストの形で作成されるすべてのログファイルをリアルタイムで収集してダッシュボードで確認
- ログの検索: いろいろなサービスで収集されたログ全体を時間帯別検索、キーワード検索、Lucene Query検索など様々なオプションを適用して検索
- ログデータの保存とダウンロード: 収集したデータは論理的に分離された個別のストレージに2個以上のレプリカに分散して保存され、エクセル形式でダウンロードしたり、 Object Storageにエクスポートできる
- ログの管理と分析のために様々な機能を提供(予定): リアルタイム Keywordアラーム転送、ユーザー定義のダッシュボード、RESTful APIの提供、NAVERクラウドプラットフォームのサービスで発生するログの統合収集
Cloud Log Analyticsご利用ガイドのご案内
Cloud Log Analyticsは韓国、米国、香港、シンガポール、日本、ドイツリージョンでサービスを提供します。これらのリージョンで提供されるサービスの内容は同じです。Cloud Log Analyticsを円滑に利用するために、以下の目次と目次別内容をご確認ください。
- Cloud Log Analytics の概要: Cloud Log Analyticsの紹介と利用に役立つ関連リソース、FAQのご案内
- Cloud Log Analytics の仕様: Cloud Log Analyticsを利用するための動作環境、提供ログテンプレート、制限事項、料金プランと収集制限状態のご案内
- Cloud Log Analytics のシナリオ: Cloud Log Analyticsを利用する全体プロセスのご案内
- Cloud Log Analytics を開始する: コンソールで Cloud Log Analyticsのご利用の申し込み、料金プランの変更、利用の解約方法、ログの収集方法のご案内
- Cloud Log Analytics を使用する: Cloud Log Analyticsで利用できる機能と使用方法のご案内
- ご利用の申し込みと解約: Cloud Log Analyticsのご利用の申し込みと解約方法のご案内
- Management: ログを収集するサービスリストの確認とリストのダウンロード、ログの収集と収集解除、Daily Reportの受信設定方法のご案内
- Dashboard: ログデータをリアルタイムで確認する Dashboard画面のご案内
- Search: ログの検索方法と検索結果を Object Storageにエクスポートしたり、エクセル形式でダウンロードする方法のご案内
- Export Log: ログの Object Storageに自動エクスポート設定と解除、実行履歴確認方法のご案内
- Alarm: アラームの使用方法のご案内
- Cloud Log Analytics の権限管理: Sub Accountを活用した Cloud Log Analyticsの権限管理方法のご案内
- Cloud Log Analytics の用語: Cloud Log Analyticsを使用するために、必ず知っておくべきいくつかの用語と説明のご案内
- Cloud Log Analytics のリリースノート: Cloud Log Analyticsご利用ガイドのアップデート履歴
Cloud Log Analytics関連リソース
NAVERクラウドプラットフォームでは、Cloud Log Analyticsについての顧客の理解に役立つために、ご利用ガイドの他にも様々な関連リソースを提供します。Cloud Log Analyticsの導入を検討中か、データ関連ポリシーの策定の上で詳細情報を必要とする開発者、マーケターなどの方は以下のリソースを積極的に活用することをお勧めします。
- Cloud Log Analyticsに対する理解と使用方法の高度化
- Cloud Log Analytics APIガイド: Cloud Log Analytics開発者のための APIの使用方法
- Ncloud動作環境ガイド: VPC、Classic環境およびサポート有無に関するご利用ガイド
- Cloud Log Analytics でのログ収集: Cloud Log Analyticsの基本的な使用方法
- Cloud Log Analytics ブログ紹介: NAVERクラウドプラットフォーム公式ブログの Cloud Log Analyticsの紹介
- 料金紹介、特長、詳細機能: Cloud Log Analyticsの料金体系、Cloud Log Analyticsの特徴と詳細機能のサマリー
- サービスのお知らせ: Cloud Log Analyticsに関するお知らせ
- よくある質問: Cloud Log Analyticsに関するよくあるご質問
- お問い合わせ: ご利用ガイドだけでは不明な点が解消されない場合、直接お問い合わせ
- Cloud Log Analytics かんたんスタートガイド: Cloud Log Analyticsでログを収集する方法のご案内
- Cloud Log Analytics連携サービスご利用ガイド
- Object Storage ご利用ガイド: ログデータをエクスポートする Object Storageの作成と使用方法
- Sub Account ご利用ガイド: Cloud Log Analyticsの管理と運用権限管理をサポートする Sub Accountの使用方法
よくある質問を先にご確認ください。
ご利用ガイドを読む前に、よくある質問への回答をチェックすることで不明な点をすばやく解消できます。以下のよくある質問から答えが得られなかった場合、ご利用ガイドで必要な内容をご確認ください。
Q. どのようなデータを収集できますか?
A. Cloud Log Analyticsは、テキスト形式で作成されるすべての種類のログデータファイルを収集できます。よく使用するログはテンプレートとして提供し、Custom Log機能を利用するとテンプレートが提供できないログも収集できます。提供されるログテンプレートは Cloud Log Analytics の仕様をご参照ください。
Q. 保存されたデータはどのように管理されますか?
- 顧客のデータは論理的に分離された個別のストレージに2個以上のレプリカで分散保存されます。
- データが削除される場合は次の通りです。
- 保存期間が経過した場合、過去から前日までのデータが毎日削除
- データの容量が保存容量を超える場合、過去のデータから最大30%データが順次削除
- Cloud Log Analyticsの利用を解約すると、すべて削除
Q. 保存されたログ全体をダウンロードできますか?
A. Object Storageにエクスポートでデータ全体をダウンロードできます。詳細は、 Object Storageにエクスポートまたは Export Logをご参照ください。
Q. 利用解約ができません。
A. Cloud DB for MySQL、Cloud DB for MSSQL、Cloud DB for MongoDBと同じ NAVERクラウドプラットフォーム内の PaaSで Cloud Log Analyticsのログ管理機能を使用する場合は Cloud Log Analyticsが解約できません。そのサービスを予め解除するか、返却した後に Cloud Log Analyticsの利用を解約してください。
Q. 体験版を使用できますか?
A. Cloud Log Analyticsの Standard料金プランは、ログの収集機能と月平均1GBのログ保存容量を無料で提供されています。詳細は、利用料金をご参照ください。
Q. Auto Scalingサーバのログを自動で Cloud Log Analyticsにエクスポートできますか?
A. Cloud Log Analyticsで収集設定されたサーバのイメージを利用して Auto Scalingグループを作成すると別途設定なしに Auto Scalingで作成されたサーバのログが Cloud Log Analyticsに転送されます。詳細は、ログ収集をご参照ください。
Q. 自動エクスポートすると、「no permission of object storage」というエラーが発生します。
A. 以下の項目を順に確認してください。
- バケット削除有無の確認
自動エクスポート対象として設定した Object Storageのバケットが削除されていないか確認します。 - API認証キーの確認
[マイページ > アカウント管理 > 認証キー管理]メニューで API認証キーが登録されているか確認します。認証キーがないと Object Storageへのアクセスが制限されます。 - バケットアクセス権限設定の確認
Object Storageの当該バケットにアクセス制限が設定されているか権限が削除された場合、自動エクスポートに失敗することがあります。正しい読み取り/書き込み権限が与えられているか確認します。
上記の項目を点検した後も問題が続く場合は、サポートセンターにお問い合わせください。
Q. 自動エクスポートすると、「no access key」というエラーが発生します。
A. このエラーは Object Storageにアクセスするための Access Keyがない場合に発生します。自動エクスポート機能は内部的にユーザーの API認証キーを使って実行するため、次の項目を確認してください。
- アカウント削除有無の確認
自動エクスポートを設定したアカウントが削除されたか無効化された場合、当該エラーが発生することがあります。 - API認証キー有効性の確認
自動エクスポートを設定したアカウントに有効な API認証キーが登録されているか確認します。
→ 確認パス: [マイページ > アカウント管理 > 認証キー管理] - 自動エクスポート設定アカウントの確認
メインアカウントまたは別のサブアカウントで自動エクスポートを解除した後、再び API認証キーのあるアカウントで自動エクスポートを再設定すると当該アカウントの認証キーを使ってログ送信が正常に行われます。
Q. 自動エクスポート機能が改善されていますが、前のバージョンと何が違いますか。
A. 改善した自動エクスポート機能は既存方法に比べて次のような主な違いがあります。
- ログファイル保存方法の変化
従来は全てのログが1つのファイルとして保存されていますが、改善した機能では日付別、ログタイプ別、時間帯別に区分されて保存されます。
→ これによってログをさらに細分化して管理し、分析しやすくなりました。 - 保存パス変更
改善した機能ではログが保存される Object Storageのパス構造が変わりました。自動エクスポートを設定する際に、新たなパス基準に合わせてアクセス権限と設定を確認します。
改善した自動エクスポート機能は、より効率的なログ管理と分析のための機能であるため、新しい方法で設定および利用してください。
Q. Agentインストールを完了して「Finish Installation」メッセージを確認したのに、ログ送信ができません。
A. インストールが正常に完了したにもかかわらずログが送信されない場合、次の項目を確認してください。
- ファイアウォールまたは ACL設定の確認
インストールしたデバイスでファイアウォール(Firewall)や ACL(Access Control List)の設定によってログ送信が遮断されることがあります。
ログサーバへのポート遮断設定などを確認します。 - Filebeat実行有無の確認
Agentが正常に実行しているか確認するには、次のコマンドを入力します。
ps -ef | grep filebeat
当該プロセスが実行中でない場合は、手動で再実行してみてください。
- 設定ファイルの確認
設定ファイルにエラーがあるか確認するには、次のコマンドを入力します。
cat /etc/filebeat/filebeat.yml
ログ収集パス、出力対象、フォーマットなどが正しく設定されているかを確認してください。
Q. Windows Server 2019で Agentインストール中に「設定ファイル漏れ」などのエラーが発生します。どうすれば解決できますか?
A. このエラーは filebeatまたは winlogbeatの設定ファイルが正常にダウンロードできていない場合に発生します。
- 先に次の設定ファイルが存在するか確認してください。
- 設定ファイルパス
C:\Program Files\cla_windows\winlogbeat-<バージョン>-windows-x86_64\winlogbeat.yml
インストール時に設定ファイルが自動的にダウンロードされますが、ファイルダウンロードに失敗するとログ送信が正常に行われません。
- 対応方法のご案内
- サービス停止および既存インストールファイルの削除
- PowerShellで次のコマンドを実行します。
Stop-Service filebeat
Stop-Service winlogbeat
cd "C:\Program Files"
del cla_windows
- インストールスクリプトの再実行
- Agentインストールスクリプトを再実行します。その後、次の2つの設定ファイルが正常に作成されたか確認します。
filebeat.yml
winlogbeat.yml
- 設定ファイルの内容を確認
- 設定ファイル内に次のような収集サーバアドレス(hosts)が含まれているか確認します。
hosts: ["collect.vcla.gov-ntruss.com:5043"]
※ 設定ファイルが空の場合や上記の内容がない場合は、ログ収集に失敗することがあります。
- サービス再起動
- 設定が正常に完了したら、次のコマンドでサービスを再起動します。
Start-Service winlogbeat
Start-Service filebeat
必要な場合、エラーメッセージやログファイルのパスを一緒にサポートセンターに提供すると、より素早く対応できます。