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Cloud DB for MongoDB を開始する
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VPC環境で利用できます。
Cloud DB for MongoDBを開始するでは、Cloud DB for MongoDB使用環境とサポートスペックを確認して全体使用シナリオと用語を熟知した後、Cloud DB for MongoDBを正常に使用するためにユーザーが行うべきことを説明します。Cloud DB for MongoDBを開始するで説明する内容は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバ(APPサーバ)を作成する方法
- アプリケーションサーバへのアクセステストを行う方法
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで MongoDB Serverを作成する方法
- MongoDB Serverへのアクセステスト方法
ここまで完了したら、Cloud DB for MongoDB使用のための基本過程を完了したことになります。今後さらに効率的なサーバ管理や運用を行うために、以下のような作業を行うこともできます。
- NAVERクラウドプラットフォームの Cloud Insightを活用したイベントと通知(アラーム)の設定
- NAVERクラウドプラットフォームの Sub Accountを活用した運用権限管理
- NAVERクラウドプラットフォームの Object Storageを活用したログファイル、バックアップファイルの保存
この作業は Cloud DB for MongoDBではなく Cloud Insight、Sub Account、Object Storageでご利用の申し込み後に行えます。本ガイドでは詳しく説明いたしません。詳細は、Cloud Insight ご利用ガイドと Sub Account ご利用ガイド、Object Storage ご利用ガイドをご参照ください。
アプリケーションサーバ作成
NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバを作成する方法は、次の通りです。
ここでは、アプリケーションサーバの作成方法を簡単に紹介します。全体作成方法についての詳細は、Server ご利用ガイドをご参照ください。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
- Platformメニューの VPCをクリックして VPC環境に変更します。
- Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- [サーバ作成] ボタンをクリックします。
- サーバイメージをクリックして選択し、[次へ] ボタンをクリックします。
- 必要な情報を入力し、[次へ] ボタンをクリックします。
- 保有中の認証キーがない場合、新しい認証キーを作成して [次へ] ボタンをクリックします。
- 保有中の ACGがない場合、新規 ACGを作成します。
- 簡単にインストールするために、どこからでもアクセスできるように0.0.0.0/0に設定します。
- 最終確認後、[サーバ作成] ボタンをクリックします。
- 8.でアプリケーションサーバの ACG名は、今後 MongoDB Serverに ACGを追加する際に使用されます。
- 9.で可能なセキュリティのために、個人 PCからのみアクセスできるように単一の IPアドレスを設定します。個人 PCの IPアドレスは http://www.findip.kr/にてご確認ください。
アクセス環境設定
NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバのアクセス環境には、グローバル IPアドレスを設定する方法と、SSL VPNを設定する方法があります。
ここでは、アクセス環境の設定方法を簡単に紹介します。アクセス環境の設定方法に関する詳細は、グローバル IPアドレスご利用ガイドと SSL VPN ご利用ガイドをご参照ください。
グローバル IPアドレスの設定
グローバル IPアドレスを設定する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
- Platformメニューの VPCをクリックして VPC環境に変更します。
- Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- Public IPメニューをクリックします。
- [グローバル Ipアドレスの申し込み] ボタンをクリックします。
- 適用サーバを選択してメモを入力し、[次へ] ボタンをクリックします。
- [作成] ボタンをクリックします。
管理者パスワードの確認
グローバル IPアドレスの設定後にアプリケーションサーバへのアクセスに必要な管理者(root)パスワードを確認する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
- Platformメニューの VPCをクリックして VPC環境に変更します。
- Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- [サーバ管理と設定変更] ボタンをクリックし、管理者パスワードの確認メニューをクリックします。
- サーバの作成時に作成した認証キーを入力します。
- [パスワード確認] ボタンをクリックします。
- パスワードを確認します。
SSL VPN設定
作成する MongoDBサーバに外部からアクセスできるように、SSL VPNを使用して設定する方法は、次の通りです。
1. SSL VPN作成
2. Subnetの Route Tableに VPN帯域追加
3. MongoDB Serverの ACG設定
4. MongoDB Serverの DB USER設定
5. MongoDB Serverのアクセス情報確認
1. SSL VPN作成
SSL VPNを作成する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで Services > Security > SSL VPNメニューを順にクリックします。
- SSL VPNメニューをクリックします。
- [SSL VPNの申し込み] ボタンをクリックします。
- SSL VPN作成のポップアップが表示されたら、必要な情報を入力して [作成] ボタンをクリックします。
- 作成後に送信されたメールかコンソールの SSL VPN画面で、SSL VPN IPアドレスの帯域を確認します。
2. Subnetの Route Tableに VPN帯域追加
Subnetの Route Tableに VPN帯域を追加する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Networking > VPCメニューを順にクリックします。
- Route Tableメニューをクリックします。
- 使用する Subnetの Route Tableに、SSL VPNの帯域をそれぞれ登録します。
- 設定する Route Tableをクリックして選択し、[Routes設定] ボタンをクリックします。
- Route Table設定のポップアップが表示されたら、必要な情報を入力します。
- Destination: SSL VPNの IP Pool
- Target Type: SSL VPN
- Target Name: 作成した SSL VPN名
- [確認] ボタンをクリックします。
3. MongoDB Serverの ACG設定
MongoDB Serveの ACGを設定する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Database > Cloud DB for MongoDBメニューを順にクリックします。
- DB Serverメニューをクリックします。
- 設定するサーバの詳細情報画面で ACGの
ボタンをクリックします。
- [ACG設定] ボタンをクリックします。
- SSL VPNがアクセスできるように設定を追加します。
- アクセスソース: SSL VPNの IPアドレス帯域
- 許可ポート: DBサーバポート
- [適用] ボタンをクリックします。
4. MongoDB Serverの DB USER設定
MongoDB Serverの DB USERを設定する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Database > Cloud DB for MongoDBメニューを順にクリックします。
- DB Serverメニューをクリックします。
- 設定するサーバをクリックして選択し、DB管理 > DB User管理ボタンを順にクリックします。
- VPN帯域でアクセスできるように、DB Userを追加します。
- [保存] ボタンをクリックします。
5. MongoDB Serverのアクセス情報の確認
SSL VPNを使用した外部アクセス設定を完了したら、MongoDB Serverサーバのアクセス情報を確認します。確認する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Database > Cloud DB for MongoDBメニューを順にクリックします。
- DB Serverメニューをクリックします。
- 確認するサーバをクリックして選択し、詳細情報を見る画面で必要な情報を確認します。
- Privateドメイン: NAVERクラウドプラットフォームのサーバでのみアクセスできるドメインで、DBサーバホスト名と同様に使用
- DBアクセスポート
アプリケーションサーバへのアクセステスト
ターミナルプログラムの PuTTYを利用してアプリケーションサーバに正常にアクセスできるかテストする方法は、次の通りです。
- PuTTYを実行します。
- Host Name(or IP address) と Portアクセス環境の設定で得た IPアドレスやポート番号を入力します。
- [Open] ボタンをクリックします。
- PuTTY Security Alertポップアップが表示されたら、[Accept] ボタンをクリックします。
- サーバアクセスのための cmd画面が表示されたら、管理者パスワードの確認で得たパスワードを入力します。
passwd
コマンドを用いてパスワードを変更できます。
MongoDB Server作成
NAVERクラウドプラットフォームで提供するサービスのうち一部は、コンソールでご利用の申し込み手続を経た後、実際に使用することになります。しかし、Cloud DB for MongoDBの場合は別途ご利用の申し込みがなく、MongoDB Server作成と共に使用を開始します。NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、MongoDB Serverを作成する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
- Platformメニューの VPCをクリックして VPC環境に変更します。
- Services > Database > Cloud DB for MongoDBメニューを順にクリックします。
- DB Serverメニューをクリックします。
- [DB Server作成] ボタンをクリックします。
- クラスタの設定情報を入力し、[次へ] ボタンをクリックします。
- サーバ設定情報を入力し、[次へ] ボタンをクリックします。
- DBサーバ設定情報を入力し、[次へ] ボタンをクリックします。
- [作成] ボタンをクリックします。
ACG設定
NAVERクラウドプラットフォームコンソールで MongoDB Serverの ACG(Access Control Group)を設定する方法は、次の通りです。
ここでは、ACGの設定方法を簡単に説明します。ACGの設定方法に関する詳細は、ファイアウォール設定(ACG)をご参照ください。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
- Platformメニューの VPCをクリックして VPC環境に変更します。
- Services > Database > Cloud DB for MongoDBメニューを順にクリックします。
- ACGメニューをクリックします。
- 設定する ACGをクリックして選択し、[ACG設定] ボタンをクリックします。
- 自動で作成された MongoDBサーバの ACGを選択
- アクセスソースにアプリケーションサーバの ACG名を入力します。
- 許可ポートにポート番号を入力します。
- [追加] ボタンをクリックします。
- [適用] ボタンをクリックします。
MongoDB Serverアクセステスト
MongoDB Clientをインストールして作成した MongoDB Serverに正常にアクセスできるかテストする方法は、次の通りです。
MongoDB Serverにアクセスするための DBアクセス string、ポート番号、アカウント IDとパスワード情報を確認します。
- DBアクセス string: [DB管理] > DBのアクセス string作成で DBアクセス stringを確認
- アカウント ID: MongoDB Serverの作成時に設定した値を確認
- アカウントパスワード: MongoDB Serverの作成時に設定した値を確認
アプリケーションサーバにアクセスします。
以下のリンクで MongoDBバージョン、OSバージョンに合った Shellパッケージのダウンロードリンクを確認します。
3で確認したリンクでパッケージをダウンロードし、圧縮を展開します。
以下のユースケースは、CentOS 7.8環境で 4.2.24バージョンの MongoDB Shellをダウンロードするユースケースです。[root@test ~]# wget https://fastdl.mongodb.org/linux/mongodb-shell-linux-x86_64-rhel70-4.2.24.tgz --2023-11-07 10:17:58-- https://fastdl.mongodb.org/linux/mongodb-shell-linux-x86_64-rhel70-4.2.24.tgz Resolving fastdl.mongodb.org (fastdl.mongodb.org)... 13.225.128.113, 13.225.128.55, 13.225.128.3, ... Connecting to fastdl.mongodb.org (fastdl.mongodb.org)|13.225.128.113|:443... connected. HTTP request sent, awaiting response... 200 OK Length: 17789774 (17M) [application/gzip] Saving to: ‘mongodb-shell-linux-x86_64-rhel70-4.2.24.tgz’ 100%[======================================>] 17,789,774 8.91MB/s in 1.9s 2023-11-07 10:18:00 (8.91 MB/s) - ‘mongodb-shell-linux-x86_64-rhel70-4.2.24.tgz’ saved [17789774/17789774] [root@test ~]# tar xvfz mongodb-shell-linux-x86_64-rhel70-4.2.24.tgz mongodb-linux-x86_64-rhel70-4.2.24/THIRD-PARTY-NOTICES.gotools mongodb-linux-x86_64-rhel70-4.2.24/README mongodb-linux-x86_64-rhel70-4.2.24/THIRD-PARTY-NOTICES mongodb-linux-x86_64-rhel70-4.2.24/MPL-2 mongodb-linux-x86_64-rhel70-4.2.24/LICENSE-Community.txt mongodb-linux-x86_64-rhel70-4.2.24/bin/mongo
圧縮を展開したパッケージディレクトリに移動します。
1で確認した DBアクセス stringを参照して MongoDBにアクセスします。
[root@test mongodb]# ./bin/mongo mongodb://user:pwd@1ite9.vpc.mg.naverncp.com:17017,1ited.vpc.mg.naverncp.com:17017/admin MongoDB shell version v4.2.24 connecting to: mongodb://1ite9.vpc.mg.naverncp.com:17017,1ited.vpc.mg.naverncp.com:17017/admin?compressors=disabled&gssapiServiceName=mongodb Implicit session: session { "id" : UUID("e88ef3bb-b13b-4600-9127-a5a605a15d43") } MongoDB server version: 4.2.24 mongos>