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Backup
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VPC環境で利用できます。
Backupでは、Cloud DB for PostgreSQLを使用中のユーザーのキャッシュデータを安全に保存するために、サーバ別に設定しておいたバックアップ情報を確認できます。また、障害が発生してキャッシュデータが消失した場合は、保管していたバックアップファイルで復元することもできます。まず、バックアップと復元を使用する前に Cloud DB for PostgreSQLで提供しているバックアップに関する基本的な実行ルールを理解することをお勧めします。バックアップの基本的な実行ルールは、次のとおりです。
- バックアップの実行方式
- 1日1回、毎日実行
- 自動設定とユーザー定義設定の中から選択
- 自動設定: 00時以降、15分以内にバックアップを開始
- ユーザー定義設定: ユーザーが選択した時間+15分以内にバックアップを開始
- 例外状況
- DB作成後の30分以内にはバックアップを実行
- DB設定が変更される場合、バックアップ時間 +5分後に実行
- バックアップファイル
- 保管期間: ユーザーの設定応じて最大30日間まで保存可能
- 保存位置: 別途のデータストレージ(バックアップファイルのサイズに応じてストレージ契約を行う)
Backup画面
Backupを利用するための基本的な説明は、次のとおりです。
領域 | 説明 |
---|---|
① メニュー名 | 現在確認中のメニューの名前 |
② 基本機能 | Cloud DB for PostgreSQLの詳細情報を確認、Backup画面を更新 |
③ バックアップのリスト | 設定しておいたサーバ別のバックアップ設定および設定情報 |
バックアップ設定リスト確認
運用中の PostgreSQL Server別バックアップ設定リストを確認できます。バックアップ設定リストを確認する方法は、次のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、 Services > Database > Cloud DB for PostgreSQL メニューを順にクリックします。
- Backup メニューをクリックします。
- バックアップ設定リストが表示されたら、必要な情報を確認します。
- DB Service名: ユーザーが指定したサービス名
- Backup保管日: バックアップファイルをデータストレージに保存して保存する最大日数
- Backup開始時間: 毎日1回バックアップを実行する時間(autoの場合、「AUTO」と表記)
- Backupデータサイズ: 完了したバックアップファイルのサイズ
- 最終 Backupの日時: 最近行われたバックアップの日付
- 詳細情報を見る: サーバ別に作成されたバックアップファイルリストの詳細情報と復元、Object Storageに保存
サーバ別バックアップファイルリスト確認
バックアップを完了し、サーバ別に作成したバックアップファイルリストを確認する方法は、次のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、 Services > Database > Cloud DB for PostgreSQL メニューを順にクリックします。
- Backup メニューをクリックします。
- 詳細情報を確認するバックアップ設定行の 詳細情報を見る で [詳細履歴] ボタンをクリックします。
- バックアップファイルの詳細情報を確認します。
- Backupの日付: バックアップを行った日付
- Backup開始時間: バックアップを開始した時刻
- Backup完了時間: バックアップを完了した時刻
- 所要時間: バックアップ完了までにかかった時間
- Backup Fileサイズ: バックアップ完了後に作成されたバックアップファイルのサイズ(MB)
- Archived Wal Fileサイズ: バックアップ完了後に作成された Archived Walファイルのサイズ(MB)
- 復旧予想必要容量: バックアップファイルでサーバを復元する際に予想されるディスク容量
復元
Cloud DB for PostgreSQLでは、バックアップファイルを利用して消失したデータを復元し、簡単かつ速やかに PostgreSQL Serverを作成できるサービスを提供しています。ユーザーは復元可能な時間範囲内で、ユーザーが希望する時間帯にデータを復元できます。復元方法は、次のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、 Services > Database > Cloud DB for PostgreSQL メニューを順にクリックします。
- Backup メニューをクリックします。
- 復元するバックアップ設定の行の [詳細履歴] ボタンをクリックします。
- [時点復元] ボタンをクリックします。
- 時点復元 のポップアップが表示されたら、復元のために必要な情報を確認するか、入力します。
- DBが復元できる時間 : 復元できる時間範囲(最大7日)
- DBの復元時間 : 復元したい時点
- Subnet : 復元するサーバで使用するサブネット(任意選択不可)
- DB Serverタイプ : 復元する PostgreSQL Serverタイプ
- DB Server名 : 復元する PostgreSQL Server名
- DB Service名 : 復元する PostgreSQLサービス名
- [復元する] ボタンをクリックします。
- [確認] ボタンをクリックします。
- PostgreSQL Server メニューをクリックします。
- 復元中のサーバの状態を確認します。
- 作成中: ユーザーが入力した情報で PostgreSQLを作成(復元)している状態
- 設定中: ユーザーが入力した情報で PostgreSQLサーバを作成(復元)して構成している状態
- 運用中: ユーザーが入力した情報で PostgreSQLサーバの作成(復元)と設定が完了し、アプリケーションサーバから PostgreSQLにアクセスできる状態
サーバの復元完了まで一定時間(分)がかかります。
Object Storageに保存
Cloud DB for PostgreSQLでは、作成したバックアップファイルを Object Storageに保存してバックアップ時に使用できます。保存していたバックアップファイルを Object Storageに保存する方法は、次のとおりです。
Object Storageのご利用の申し込み時に、別途料金が発生します。Object Storageの紹介や料金プランについての説明は、NAVERクラウドプラットフォームポータルの サービス > Storage > Object Storage メニューをご参照ください。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、 Services > Database > Cloud DB for PostgreSQL メニューを順にクリックします。
- Backup メニューをクリックします。
- バックアップファイルを Object Storageに保存するバックアップ設定行の [詳細情報を見る] ボタンをクリックします。
- [Object Storageにエクスポートする] ボタンをクリックします。
- Object Storageにエクスポートする のポップアップが表示されたら、保存するバケットとフォルダをクリックして選択します。
- [Object Storageにエクスポートする] ボタンをクリックします。
- [確認] ボタンをクリックします。
- Object Storageにエクスポートすると、バケットのロックを解除し、適切なアクセス制御と ACL設定が必要です。
- 日本リージョンの場合、Object Storageバケットのアクセス制御設定を解除してください。
- Object Storageに送るのを完了するまで一定時間(分)がかかります。
- Object Storageにバックアップされたファイルを用いて Cloud DB for PostgreSQLで復旧する機能は現在提供しておらず、今後提供する予定です。
- Cloud DB for PostgreSQLの自動バックアップ機能を利用すると、簡単に復旧できます。