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Cloud DB for Redisの開始
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Classic/VPC環境で利用できます。
Cloud DB for Redisの開始では、Cloud DB for Redisの使用環境とサポートスペックを確認し、全体使用シナリオと用語を熟知した後、Cloud DB for Redisを正常に使用するためにユーザーがすべきことを説明します。Cloud DB for Redisの開始で説明する内容は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバ(APPサーバ)を作成する方法
- アプリケーションサーバへのアクセステストを行う方法
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでRedisサーバを作成する方法
- Redisサーバへのアクセステストを行う方法
ここまで完了したら、Cloud DB for Redis使用のための基本過程を完了したことになります。その後、さらに効率的なサーバ管理と運用のために、以下のような作業を行うこともできます。
- NAVERクラウドプラットフォームのCloud Insightを活用したイベントと通知(アラーム)の設定
- NAVERクラウドプラットフォームのSub Accountを活用した運用権限管理
上記の作業は、Cloud DB for PostgreSQLではなくCloud Insight、Sub Accountで利用を申し込んでから行えます。本ガイドでは詳しく説明しません。 詳しい使用方法については、Cloud Insightご利用ガイドとSub Accountご利用ガイドを参照してください。
アプリケーションサーバ作成
NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバを作成する方法は、以下のとおりです。
ここでは、アプリケーションサーバ作成方法を簡単に紹介します。作成方法の全過程の詳しい内容は、サーバ作成ガイドを参考にしてください。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでVPCとClassicの中から選択してクリックします。
- Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- [サーバ作成] ボタンをクリックします。
- サーバイメージをクリックして選択し、[次へ] ボタンをクリックします。
- 必要な情報を入力し、[次へ] ボタンをクリックします。
- 保有中の認証キーがない場合、新しい認証キーを作成して [次へ] ボタンをクリックします。
- 保有中のACGがない場合、新規ACGを作成します。
- 簡単にインストールするために、どこからでもアクセスできるように0.0.0.0/0に設定します。
- 最終確認後、[サーバ作成] ボタンをクリックします。
- 7.でアプリケーションサーバのACG名は、今後RedisサーバにACGを追加する際に使用されます。
- 8.で可能なセキュリティのために、個人PCからのみアクセスできるように単一のIPアドレスを設定してください。個人PCのIPアドレスはhttp://www.findip.kr/で確認してください。
アクセス環境の設定(VPC)
NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバのアクセス環境は、グローバルIPを使用して設定できます。
ここでは、アクセス環境の設定方法を簡単に紹介します。アクセス環境の設定方法に関する詳細は、グローバルIPご利用ガイドを参考にしてください。
グローバルIPの設定
グローバルIPを設定する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでVPCを選択してクリックします。
- Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- Public IPメニューをクリックします。
- [グローバルIP申込] ボタンをクリックします。
- 適用サーバを選択してメモを入力し、[次へ] ボタンをクリックします。
- [作成] ボタンをクリックします。
管理者パスワードの確認
グローバルIPの設定後にアプリケーションサーバへのアクセスに必要な管理者(root)パスワードを確認する方法は、以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでVPCを選択してクリックします。
- Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- [サーバ管理と設定変更] ボタンをクリックし、管理者パスワードの確認メニューをクリックします。
- サーバ作成時に作成した認証キーを設定します。
- [パスワードの確認] ボタンをクリックします。
- パスワードを確認します。
アクセス環境の設定(Classic)
NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバのアクセス環境は、ポートフォワードかグローバルIPを使用して設定する方法と、SSL VPNを使用して設定する方法があります。
ここでは、アクセス環境の設定方法を簡単に紹介します。アクセス環境の設定方法に関する詳細は、ポートフォワードご利用ガイド、グローバルIPご利用ガイド、SSL VPNご利用ガイド(Classic)を参考にしてください。
ポートフォワードの設定
ポートフォワードを設定する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでClassicを選択してクリックします。
- Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- ポートフォワードを設定するサーバを選択し、[ポートフォワードの設定] ボタンをクリックします。
- 外部からアクセスするポート番号を入力し、[追加] ボタンをクリックします。
- [適用] ボタンをクリックします。
グローバルIPの設定
グローバルIPを設定する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでClassicを選択してクリックします。
- Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- Public IPメニューをクリックします。
- [グローバルIP申込] ボタンをクリックします。
- 適用サーバを選択してメモを入力し、[次へ] ボタンをクリックします。
- [作成] ボタンをクリックします。
管理者パスワードの確認
ポートフォワードやグローバルIPの設定後にアプリケーションサーバへのアクセスに必要な管理者(root)パスワードを確認する方法は、以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでClassicを選択してクリックします。
- Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- [サーバ管理と設定変更] ボタンをクリックし、管理者パスワードの確認メニューをクリックします。
- サーバ作成時に作成した認証キーを設定します。
- [パスワードの確認] ボタンをクリックします。
- パスワードを確認します。
SSL VPN設定
作成するRedisサーバに外部からアクセスできるように、SSL VPNを使用して設定する方法は以下のとおりです。
[1. SSL VPN作成](#1SSL VPNの作成)
2. RedisサーバのACG設定
3. Redisサーバのアクセス情報確認
1. SSL VPNの作成
SSL VPNを作成する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでClassicを選択してクリックします。
- Services > Security > SSL VPNメニューを順にクリックします。
- SSL VPNメニューをクリックします。
- [SSL VPN申込] ボタンをクリックします。
- SSL VPNの作成ポップアップが表示されたら、必要な情報を入力して [作成] ボタンをクリックします。
- 作成後に送信されたメールかコンソールのSSL VPN画面で、SSL VPN IPアドレスの帯域を確認します。
2. RedisサーバのACG設定
RedisサーバのACGを設定する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでClassicを選択してクリックします。
- Services > Storage > Cloud DB for Redisメニューを順にクリックします。
- Redisサーバメニューをクリックします。
- 設定するサーバの詳細情報画面でACGのボタンをクリックします。
- [ACG設定] ボタンをクリックします。
- SSL VPNがアクセスできるように設定を追加します。
- アクセスソース:SSL VPNのIPアドレス帯域
- 許可ポート:DBサーバポート
- [適用] ボタンをクリックします。
3. Redisサーバのアクセス情報確認
SSL VPNを使用した外部アクセス設定を完了したら、Redisサーバのアクセス情報を確認します。確認する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでClassicを選択してクリックします。
- Services > Storage > Cloud DB for Redisメニューを順にクリックします。
- Redisサーバメニューをクリックします。
- 確認するサーバをクリックして選択し、詳細情報を見る画面で必要な情報を確認します。
- DNS名:DBサーバのホスト名と同様に使用
- DBアクセスポート
アプリケーションサーバへのアクセステスト
ターミナルプログラムのPuTTYを利用してアプリケーションサーバに正常にアクセスできるかテストする方法は、以下のとおりです。
PuTTYを実行します。
Host Name(or IP aadress) にグローバルIPかポートフォワード設定で得たIPアドレスを入力し、PortにグローバルIPかポートフォワード設定で得たポート番号を入力します。
[Open] ボタンをクリックします。
PuTTY Security Alertポップアップが表示されたら、[はい] ボタンをクリックします。
サーバアクセスのためのcmd画面が表示されたら、管理者パスワードの確認で得たパスワードを入力します。
passwd
コマンドを用いてパスワードを変更できます。
Redisサーバ作成
NAVERクラウドプラットフォームで提供するサービスのうち一部は、コンソールで利用申込手続きを経た後、実際に使用することになります。しかし、Cloud DB for Redisの場合、別途利用申込なしにRedisサーバの作成とともに使用を開始します。NAVERクラウドプラットフォームコンソールでRedisサーバを作成する方法は、以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでVPCとClassicの中からクリックして選択します。
- Services > Database > Cloud DB for Redisメニューを順にクリックします。
- Redisサーバメニューをクリックします。
- [Redis作成] ボタンをクリックします。
- サービスの申込画面が表示されたら、必要な情報を入力して [次へ] ボタンをクリックします。
- [作成] ボタンをクリックします。
ACG設定
NAVERクラウドプラットフォームコンソールでRedisサーバのACG(Access Control Group)を設定する方法は、以下のとおりです。
ここでは、ACGの設定方法を簡単に紹介します。ACGの設定方法に関する詳しい内容は、ACGご利用ガイドを参考にしてください。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのPlatformメニューでVPCとClassicの中からクリックして選択します。
- Services > Database > Cloud DB for Redisメニューを順にクリックします。
- ACGメニューをクリックします。
- 設定するACGをクリックして選択し、[ACG設定] ボタンをクリックします。
- 自動で作成されたRedisサーバのACGを選択
- アクセスソースにアプリケーションサーバのACG名を入力します。
- 許可ポートにポート番号を入力します。
- [追加] ボタンをクリックします。
- [適用] ボタンをクリックします。
Redisサーバへのアクセステスト
Redis Clientをインストールして作成したRedisサーバに正常にアクセスできるかテストする方法は、以下のとおりです。
Cloud DB for Redisでは、RedisサーバのIPアドレスではなくDNS名を使用してサーバにアクセスします。
- Redis Serverに接続するためのホストIPアドレス、ポート番号を確認してください。
- Services > Database > Cloud DB for Redis > Redis Serverメニューを順にクリックします。
- ホストIPアドレス
- VPC:アクセスするRedisサーバーのサービス名をクリックしてドメインを確認する
- Classic:DNS名を確認
- ポート番号:接続ポートを確認
- ホストIPアドレス
- [Redis公式ホームページ](https://redis.io/download/)に接続してStableバージョンを確認してください。
- アプリケーションサーバにアクセスします。
- ステップ2で確認したStableバージョンのRedisをダウンロードしてください。
//6.2.6バージョンベース
[root@redis-web ~]# wget https://download.redis.io/releases/redis-6.2.6.tar.gz
[root@redis-web ~]# tar xvfz redis-6.2.6.tar.gz
[root@redis-web ~]# cd redis-6.2.6
[root@redis-web redis-6.2.6]# make
redis-6.2.6/src
ディレクトリに移動し、手順1で確認した情報を使用してRedis Serverに接続します。
[root@redis-web redis-6.2.6]# cd src
[root@redis-web src]# ./redis-cli -h [DNS名] -p [Redisアクセスポート] -c
Classic環境の場合に該当します。
NAVERクラウドプラットフォームのSSL VPNを使用してアクセス環境を設定すると、Windows OSのローカルPCでもRedisサーバのアクセステストを行えます。Redisは公式的にはWindowsをサポートしていませんが、Microsoft Open TechグループのGitHubリポジトリからWindowsバージョンのRedis-Cliのインストール(*.msi)をダウンロードできます。Redis-CliをインストールしてWindows OSのローカルPCから正常にアクセスできるかテストする方法は、以下のとおりです。
- Microsoft Open TechグループのGitHubリポジトリからRedis-Cliのインストールファイルをダウンロードします。
- ローカルPCの希望するパスにRedisをインストールします。
- WindowsキーとRキーを押します。
- 実行画面が表示されたら、cmdを入力して [確認] ボタンをクリックします。
- コマンドプロンプト画面が表示されたら、Redisがインストールされたディレクトリに移動します。
- RedisサーバにアクセスするためのホストIPアドレス、ポート番号、アカウントIDとパスワード情報を確認します。
- ホストIPアドレス:DNS名を確認
- ポート番号:アクセスポートを確認
- アカウントID:Redisサーバ作成時に設定した値を確認
- アカウントパスワード:Redisサーバ作成時に設定した値を確認
- 6.で確認した情報を使用してRedisサーバにアクセスします。
Classic環境の場合に該当します。
Secure Zoneに作成されたCloud DB for Redisサーバにアクセスするには、Policyを追加する必要があります。Policyを追加する際は、Destination IPでCloud DB for Redisサーバを選択してください。詳しい使用方法は、Secure Zone Firewallご利用ガイドを参考にしてください。