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Monitoring
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VPC環境で利用できます。
Monitoringでは5種類のダッシュボードをサポートしており、MongoDBの性能と履歴に関する様々なモニタリング情報を確認できます。Monitoringは、NAVERクラウドプラットフォームの Cloud DB for MongoDBに含まれているサービスであるため、別途追加費用なしで使用できます。Monitoringで提供しているダッシュボードの種類は、次の通りです。
- DB Dashboard: 運用中の MongoDB Serverに関するモニタリング情報
- OS Dashboard: 運用中の MongoDB Serverの OSに関するモニタリング情報
- DB Logs: 運用中の MongoDB Serverで発生した全てのログの発生時間と内容を記録
- Query Timeline: 運用中の MongoDB Serverのクエリ実行履歴
- Audit: 運用中の MongoDB Serverで発生した全てのログの発生時間と内容を記録
5種類のダッシュボードで、過去1年以内の MongoDB Serverの性能情報の平均値と、過去4週間以内のログとクエリを確認できます。各ダッシュボードは様々なグラフチャートで構成され、特定のグラフチャートを印刷したり、様々な拡張子のファイルでローカル PCにダウンロードして業務に効果的に活用することもできます。
モニタリングの結果、特定の指標がしきい値を超えたり、特定の条件を満たす場合はイベントとして認識し、ユーザーにアラームで知らせるように設定できます。イベントとアラームの設定に関する詳細は、Eventをご参照ください。
MongoDBの性能情報に関する直観的な照会や管理が別途費用なしで行えるため、専門的なデータベース管理者のいない環境でサーバを安定的に運用したい場合は、ダッシュボードで提供するモニタリング指標を活用することをお勧めします。
Monitoring画面
Monitoring利用のための基本的な説明は、次の通りです。
領域 | 説明 |
---|---|
① メニュー名 | 現在確認中のメニューの名前 |
② 基本機能 | Cloud DB for MongoDBの詳細情報を確認、Monitoring画面を更新 |
③ MongoDB Serviceリスト | 運用中の MongoDB Serviceとサービス別 MongoDB Server |
④ ダッシュボード | MongoDB Serverリストで選択したサーバの DB Dashboard、OS Dashboard、DB Logs、Query Timeline、Audit |
Monitoringダッシュボードの確認
Monitoringで提供しているダッシュボードは、複数のグラフチャートで構成されています。ユーザーは、サーバ別に確認したいダッシュボードで希望する情報だけ表示させ、直観的に確認できます。ダッシュボードで表示する情報は1分ごとに収集するにしても、平均値を表示します。ダッシュボードを使用する方法は、次の通りです。
NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、 Services > Database > Cloud DB for MongoDB メニューを順にクリックします。
Monitoring メニューをクリックします。
MongoDB Serviceリストで、モニタリングする MongoDB Serverをクリックします。
右側の画面で確認するダッシュボードボタンをクリックします。
ダッシュボードに表示して確認するグラフチャートをすべてクリックして選択します。
期間 や照会時間のセレクトボックスで、照会する期間をクリックして選択するか、直接入力します。
ダッシュボードで結果を確認します。
- グラフチャートで特定時点の正確な指標値が知りたい場合: グラフチャートの特定時点にマウスオーバー
- 詳細グラフが知りたい場合: グラフチャートでマウスをダブルクリック
- グラフチャートの印刷:
をクリックし、Print chart メニューをクリック
- グラフチャートをファイルでローカル PCにダウンロード:
をクリックし、ダウンロードするファイル拡張子メニューをクリック
- Download PNG image: PNG拡張子の画像ファイル
- Download JPEG image: JPEG拡張子の画像ファイル
- Download PDF document: PDF拡張子の文書ファイル
- Download SVG vector image: SVG拡張子のベクトル画像ファイル
- Download CSV: CSV拡張子の文書ファイル
- 5.でのデフォルト値は全体選択であり、6.でのデフォルト値は最近1時間です。
- 6.での期間は、DB Dashboardおよび OS Dashboardの場合は最大1年間、DB Logsおよび Query Timelineの場合は最大4週間まで選択できます。
Services > Database > Cloud DB for MongoDB > DB Server メニューで希望するサーバをクリックして選択し、 [Monitoring] ボタンをクリックすると、4.の画面にすぐ移動します。
DB Dashboardのグラフチャート
DB Dashboardを構成しているグラフチャートについての説明は、次の通りです。
グラフチャート | 単位 | 説明 |
---|---|---|
Connections | count | DB接続最大可能セッション数、現在接続中のセッション数、有効セッション数 |
Opcounters | count / sec | クエリタイプ別の1秒当たりの実行数 |
PageFault | count | bufferになかったため、再び読み込んだ数 |
Global Lock | avg activity/sec | Global level lock |
Database Lock | seconds | Database level lock |
Collection Lock | total / min | Collection level lock |
TcmallocSpinLockWait | ns | tcmallocの centreal heapで waitしている時間 |
WiredTiger Cache | GB | wiredTigerストレージエンジンのキャッシュ情報 |
WiredTiger Eviction | GB | wiredTigerストレージエンジンの eviction情報 |
WiredTiger Cache Ratio | % | wiredTigerストレージエンジンのキャッシュ使用量 |
Task Executor Pool | count | mongosと shard member間の connection pool |
Document Metrics | count/sec | update/return/delete/insertされた document数 |
Query Executor | count/sec | インデックスの活用度を測定して表示できる指標 |
Concurrent Read Ticket | count | 使用中または使用可能な concurrent read transactions(read tickets)の数 |
Concurrent Write Ticket | count | 使用中または使用可能な concurrent write transactions(write tickets)の数 |
Replication Delay | seconds | レプリケーション遅延時間(rs.printSecondaryReplicationInfo) |
Oplog | hour | oplog window、oplogで、最も最近の時間から最も古い時間を引いた値 |
MongoDB Ping | - | MongoDBの Pingコマンドを実行した結果、値が1の場合、DBに正常にアクセス可能なステータス |
Transactions | count/sec | transaction open、transaction start、commited transaction数、aborted transaction数 |
OS Dashboardのグラフチャート
OS Dashboardを構成しているグラフチャートについての説明は、次の通りです。
グラフチャート | 単位 | 説明 |
---|---|---|
CPU Usage | used(%) | CPU使用量 |
Load Average | - | サーバ負荷量 |
Memory Usage | used(%) | メモリ使用量 |
Swap | used(%) | Swapメモリ発生量 |
Disk Used | GB | ディスク使用量 |
Disk I/O | MB / sec | 1秒当たりの Disk Input/Output発生量 |
Network I/O | MB / sec | 1秒当たりの Network Input/Output発生量 |
DB Logsのグラフチャート
DB Logsを構成しているグラフチャートに関する説明は、次の通りです。
フィールド | 説明 |
---|---|
イベント発生時間 | DB Logが発生した時刻 |
log内容 | DB Log内容 |
DB Logsでは、運用中の MongoDB Serverの Slow Query log、Login log、Entire logを確認できます。
Query Timelineのグラフチャート
Query Timelineを構成しているグラフチャートについての説明は、次の通りです。
フィールド | 説明 |
---|---|
イベント発生時間 | クエリが発生した時刻 |
log内容 | 実行したクエリの内容 |
Auditグラフチャート
Audit機能は、Enterprise Editionサービスで提供します。
Community Editionサービスは Audit機能を提供しません。
Auditを構成するグラフチャートについての説明は、次の通りです。
フィールド | 説明 |
---|---|
イベント発生時間 | クエリが発生した時刻 |
log内容 | Audit logの内容 |
- Auditでは、DDL、Cluster Monitor、Auth、Entireログを確認できます。
- CRUD Operation Logは性能低下を引き起こしかねないので、提供しません。
- 2022年8月18日以前作成した Enterprise Edition Clusterは、DBを再起動すると Auditを有効にできます。