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Data Box Frame 作成
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VPC環境で利用できます。
Data Box Frameご利用の申し込みが完了したら、Data Box Frameを作成できます。Data Box Frameは、Data Box Frameを管理する管理者が使用するアドミン環境と分析者が使用する分析環境に区分されます。
Data Box Frame作成
NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Services > Big Data & Analytics > Data Box Frameページで [+データボックスフレームの作成] ボタンをクリックして以下のコースで新規 Data Box Frameを作成できます。
1. アドミン環境作成
Data Box Frameの管理者は、アドミン環境を通して分析対象のデータを管理できます。アドミンがアクセスするためのアドミンサーバと共用データが保存される共用データ保存場所の設定を行います。Data Box Frameの管理のために、必ず1台以上のアドミンサーバと共用データの保存場所が必要です。
- アドミンサーバ
- Ubuntu、CentOSをベースイメージとして選択でき、共用データの保存場所がマウントされています。
- アドミンサーバの数は最小1台で、最大4台まで作成できます。
- 共用データの保存
- 共用データの保存場所はアドミンサーバと各ボックス内部の Ncloud Tensorflow Server、Linux Server、Hadoop Clusterにマウントされて提供されるので、ファイルを簡単に共有できます。
- 共用データの保存場所は最小1台で最大20台まで利用可能で、500GB~10,000GBを使用できます。作成後に容量を変更できます。
Data Box Frame内の作成できる NAS(共用データの保存場所と分析環境の NAS)ボリュームの総容量の合算は最大10TBまで可能で、それ以上必要な場合にお問い合わせまでリクエストください。
- メモ
- Data Box Frameに関するメモを作成します。
- インフラ管理権限
- インフラ管理権限拡大を通じてサーバ管理権限の引き上げとネットワークルールについての別途管理が可能です。
管理者が設定したネットワークルールが公開される場合、データ流出リスクが存在します。データ流出時に顧客と会社の責任範囲は、Data Box Frameサービス約款をご参照ください。
2. 分析用 Box環境作成
分析者は、分析環境を通じて Data Box Frameの管理者が提供するデータとカスタムデータを分析できます。データボックスは、必ず Data Box Frameが1つ以上のものが必要です。
分析環境作成ステップで、ボックス数とインフラ設定を行えます。ボックスは必ず1台以上の Connect Server、Ncloud Tensorflow Server、NASを含める必要があります。
- Connect Server
- Windows OSが提供されるサーバとして、Connectサーバの Puttyを用いて Cloud Hadoopと Ncloud TensorFlow Serverにアクセスできます。また、Connectサーバのウェブブラウザで Ambari、Zeppelin、Jupyter Notebookなどを利用できます。
- Connect Serverの数は最小1台で、最大4台まで作成できます。
- Ncloud Tensorflow Server
- Jupyter Notebookが提供されるサーバとして CPU、GPUタイプを選択できます。
- Ncloud Tensorflow Serverの数はタイプとは関係なく最小1台で、最大4台まで作成できます。
- Cloud Hadoop
- Cloud Hadoopクラスタが提供され、1つのクラスタごとに Edgeノード1台、Masterノード2台、Workerノード2~8台を提供します。
- Hadoopの数は最小0台で、最大2台まで作成できます。
- サーバ
- ボックス内部で便利な使用のために CentOSまたは Ubuntuをイメージとして使用するリナックスサーバを提供します。
- サーバの数は最小0台で、最大4台まで作成できます。
- NAS
- 外部ネットワークとの通信が遮断された後に外部からファイルを持ち込むか、分析成果物を外部に持ち出すために使用します。NASは Cloud Hadoop、TensorFlow CPUと TensorFlow GPU、リナックスサーバにすべてマウントされて提供されるので、Cloud Hadoopと Ncloud TensorFlow Serverとリナックスサーバ間で簡単にファイルを共有できます。
- NASの数は最小1台で、最大4台まで利用可能で、各 NASは500GB~10,000GBの容量を割り当てらえます。
Frame内の作成できる NAS(共用データの保存場所と分析環境の NAS)ボリュームの総容量の合算は最大10TBまで可能で、それ以上必要な場合にお問い合わせまでリクエストください。
- SSL VPN
- ボックス環境にアクセスするには、必ず SSL VPNを利用してください。
- SSL VPNは最小1個で、最大 Connect Serverの3倍数だけ作成できます。
- メモ
- Data Box Frameに含まれているボックスに関するメモを作成します。
- Block Storageとは、基本提供ストレージと別途の追加提供ブロックストレージを意味します。
- 追加ブロックストレージの使用方法は、ブロックストレージを使用するをご参照ください。
3. Boxアクセス情報設定
Data Box Frame名を入力し、アドミン環境と各分析環境(ボックス)のアクセス情報を設定するステップです。各サーバのアカウント名は自動で作成され、パスワードのみ設定します。
アドミン環境設定
- Data Box Frame名
- アドミンサーバのパスワード
- 持ち出し審査用 Object Storageの Bucket名
分析環境設定
- Connect Serverのパスワード
参考インフラ管理権限の拡大時に Connect Serverに Administrator権限を持つ ncp-adminアカウントを付与されることができます。当該アカウントの使用時にご注意ください。
- Ncloud TensorFlow Serverのパスワード
4. 最終確認
前のステップで申し込んだ内容を最終確認し、Data Box Frameの作成をリクエストするステップです。Data Box Frameの作成が完了するまでは、数時間以上がかかることがあります。Data Box Frameの作成が完了した後には、作成完了メールが送信されます。Data Box Frameの作成情報を最終確認する方法は、次の通りです。
- Data Box Frameの基本情報を確認します。
- Data Box Frameのアドミン環境を確認します。
- Data Box Frameの Box情報を確認します。
- 内容をすべて確認し、[確認] ボタンをクリックします。
作成前に [申し込んだ総インフラ規模 Downloads] を通じて Data Box Frameのインフラ情報をダウンロードできます。