--- title: "一般的な問題" slug: "dms-troubleshot-common" updated: 2026-10-23T09:37:38Z published: 2026-10-23T09:37:38Z canonical: "guide.ncloud-docs.com/dms-troubleshot-common" --- > ## Documentation Index > Fetch the complete documentation index at: https://guide.ncloud-docs.com/llms.txt > Use this file to discover all available pages before exploring further. # 一般的な問題 VPC環境で利用できます。 Database Migration Serviceの利用中に次のような問題が発生することがあります。問題ごとの原因と解決方法を確認し、適切に対処してください。 ## マイグレーションエラー Test Connectionおよびマイグレーションに失敗しました。 #### 原因 - Source DBに Databaseがありません。 - Target DBに Source DBと同じ Database名が存在します。 - マイグレーションに必要な権限が設定されていません。 - Source DBに適用すべき設定が適用されていません。 - MyISAM、BLACKHOLE、FEDERATED、ARCHIVEエンジンはサポートしません。 - Source DBと Target DBの文字集合が異なります。 - サービス中のクラスタを Target DBとして指定しています。 #### 解決方法 - Source DBに少なくとも1つ以上の Databaseがあるかご確認ください。 - 重複した Databaseは削除してください。 - Source DBが GTIDモードであるかご確認ください。マイグレーションに必要な権限項目は、[マイグレーションに必要な最小限の権限リスト](/docs/ja/dms-connect#%EB%A7%88%EC%9D%B4%EA%B7%B8%EB%A0%88%EC%9D%B4%EC%85%98%EC%9D%84%EC%9C%84%ED%95%9C%EC%B5%9C%EC%86%8C%EA%B6%8C%ED%95%9C%ED%95%84%EC%9A%94%ED%95%AD%EB%AA%A9)をご参照ください。 - Source DBに以下のような設定が適用されているかご確認ください。 - バイナリログを有効にし、`server_id`値を指定してください。 - `log_bin`の値が `ON`と表示されているかご確認ください。 - Source DBのレプリケーションに必要な事前準備に関する説明は、[事前準備](/docs/ja/dms-connect#1%EC%82%AC%EC%A0%84%EC%A4%80%EB%B9%841)をご参照ください。 - サポートしていない MySQLエンジンを選択していないかご確認ください。Source DBの詳細設定によるサポートの有無は、[サポートデータベース](/docs/ja/dms-spec#%EC%A7%80%EC%9B%90%EB%8D%B0%EC%9D%B4%ED%84%B0%EB%B2%A0%EC%9D%B4%EC%8A%A4)をご参照ください。 - マイグレーション時にサポートする文字集合は、utf8、utf8mb4、euckrです。文字集合が異なる場合、Source DBの DBや Table文字集合を変更した後、マイグレーションを行ってください。 - マイグレーションの実行時、Target DBが再起動し、データの読み取りのみ可能になります。サービス中のクラスタは Target DBに指定しないようご注意ください。 ## マイグレーション未完了 マイグレーション実行ステップが Replicationまですべて完了しましたが、Cloud DB for MySQLコンソールでは「マイグレーション」のステータスで表示されます。 #### 原因 Migration Completed(Replication完了)ステップの場合、コンソールで **[完了]** ボタンをクリックすることで最終的に DBサービス移行が行えます。 #### 解決方法 「Migration Completed」のステータスであるか確認した後、 **[完了]** ボタンをクリックします。 ## MariaDBのマイグレーション MariaDBのマイグレーション時に互換性に関するエラーメッセージが表示されます。 #### 原因 Source DBが MariaDBである場合も、マイグレーションできます。ただし、サポート終了した(EOL) MariaDBバージョンではマイグレーションの過程で互換性に関するエラーメッセージが発生することがあります。 #### 解決方法 同じエラーが引き続き発生する場合は、Target DBを MySQL 5.7バージョンに変更してマイグレーションを進めるか、Source DBのバージョンを変更してください。 ## Source DBに設定された Definerアカウントのマイグレーションエラー マイグレーション時、Source DBに設定された Definerアカウントが作成されていません。 #### 原因 ユーザーアカウントはマイグレーションの対象に含まれません。 #### 解決方法 Definerに使用するアカウントを Target DBで直接作成してください。詳細は、[DB User管理](/docs/ja/database-database-5-2#DBUser%EA%B4%80%EB%A6%AC)をご参照ください。 ## DB Config設定がマイグレーションされない DB Config設定がマイグレーションされていません。 #### 原因 DB Config設定に対するマイグレーションはサポートしていません。 #### 解決方法 まず、Character Set/Collationなどを Target DB上で Source DBと同様に設定してください。 ## Test Connectionの遅延 Test Connectionに所要時間が長くかかります。 #### 原因 Source DBのスキーマ数が多い場合、数分程度かかる場合があります。これはマイグレーションを正常に進めるための権限チェック、スキーマチェックなどの過程です。 #### 解決方法 エラーではないので、別途措置することはありません。更新時に点検が初期化されますので、更新しないようにご注意ください。 ## 「Killed $RESTORECMD」というエラーメッセージ Backupタイプ: mydumper使用時、「Killed $RESTORECMD」というエラー画面が表示されます。 #### 原因 マイグレーション対象テーブルのサイズが大きい場合、Thread制限数を高く設定すればするほど Importing進行時のメモリ使用率が増加し、OOM Kill / サーバハングの発生率が高くなります。 #### 解決方法 マイグレーションを削除した後、Thread制限値を下げて再試行してください。 ## 権限エラー - `GRANT REPLICATION SLAVE ON . TO '계정명'@'허용호스트';` の実行時にエラーが発生します。また、 **[28000][1045] Access denied for user 'アカウント名'@'許可ホスト'** というメッセージが表示されます。 - Replication段階で **Master command COM_REGISTER_SLAVE failed: Access denied for user 'アカウント名'@'許可ホスト' (using password: YES) (Errno: 1045)** というエラーメッセージが表示されます。 #### 原因 - アクセスしたアカウントの権限に問題がある場合、エラーが発生することがあります。 - アカウントに Replicationの権限が存在しない場合、エラーが発生することがあります。 - マイグレーションアカウントに必要な権限の一部が付与されていません。バックアップ方式(mysqldump、mydumper)や Target DBバージョン、GTIDモードの有無によって、必要な権限の構成が異なります(エラーコード 1044、1142、1227)。 #### 解決方法 アクセスしたアカウントの権限をご確認ください。当該コマンドを実行するには、タスクを実行するアカウントが `GRANT REPLICATION SLAVE*.* TO '계정명'@'허용호스트' WITH GRANT OPTION ;` 権限を保有している必要があります。当該権限は DDL権限であり、コンソールで作成されたアカウントに限って付与しています。 **REPLICATION権限の付与** 1. Source DB上で次のコマンドを入力し、REPLICATION SLAVE権限の有無をご確認ください。 ``` show grants for 'アカウント名'@'許可ホスト';` ``` 2. Source DBのアカウントに REPLICATION SLAVE権限を付与してください。 ``` GRANT REPLICATION SLAVE ON *.*TO 'アカウント名'@'許可ホスト';` ``` **マイグレーション権限の確認** バックアップ方式およびバージョンに応じた権限がすべて付与されているかご確認ください。詳細は、[マイグレーションに必要な最小限の権限リスト](/docs/ja/dms-connect#%EB%A7%88%EC%9D%B4%EA%B7%B8%EB%A0%88%EC%9D%B4%EC%85%98%EC%9D%84%EC%9C%84%ED%95%9C%EC%B5%9C%EC%86%8C%EA%B6%8C%ED%95%9C%ED%95%84%EC%9A%94%ED%95%AD%EB%AA%A9)をご参照ください。 ## 一部のデータベースマイグレーション時の注意事項 一部のデータベースのみを対象にマイグレーションを進める場合、特定の Cross-Database SQL演算がレプリケーションされなかったり、実行時にエラーが発生する場合があります。 データ整合性の問題やマイグレーション後の実行エラーを防止するため、以下の内容を参照してアプリケーションロジックを点検してください。 #### 原因 - Cross-DB SQLを使用する場合、マイグレーション対象に含まれていないデータベースにより、実行時にエラーが発生することがあります。 #### 解決方法 - Cross-DB SQLを使用する場合は、関連するすべてのデータベースをマイグレーション対象に含めてください。 1. テスト環境 - マイグレーション対象 DB: mig-db - マイグレーション対象外 DB: non-mig-db - レプリケーションフィルタの例は、次の通りです。 ``` REPLICATE_WILD_IGNORE_TABLE = ('mysql.*', 'non-mig-db.*') ``` 1. レプリケーション動作基準 SQLのタイプによってレプリケーションの有無が変わるため、以下の基準をご参照ください。 | 区分 | レプリケーション有無の判断基準 | 説明 | | --- | --- | --- | | DML (INSERT/UPDATE/DELETE) | 対象テーブル(DB)基準 | 対象テーブルがレプリケーション対象 DBに含まれる場合、レプリケーションされる | | DDL (CREATE/ALTER/DROP) | 対象オブジェクト(DB)基準 | 作成/変更/削除されるオブジェクトがレプリケーション対象 DBに含まれる場合、レプリケーションされる | | プロシージャ/関数/ビュー | 定義位置(DB)基準 | レプリケーション対象 DBに定義されている場合、レプリケーションされる | | Cross-DB演算 | 実行時にエラーが発生する可能性あり | レプリケーションはできても、対象外 DBがない場合は実行エラーが発生する可能性がある | 1. 主なケース 参考 **非レプリケーション**は、レプリケーションエラーではなく、レプリケーション対象 DBから除外された場合です。 3.1. DML(データ操作) | SQL例 | レプリケーション有無 | | --- | --- | | USE mig-db; INSERT INTO non-mig-db.table | 非レプリケーション | | USE non-mig-db; INSERT INTO mig-db.table | レプリケーション済み | | USE mig-db; DELETE FROM mig-db.orders JOIN non-mig-db.table | 一部失敗の可能性あり(non-mig-dbアクセスエラー) | 注意 - 対象外 DBを対象にしたり、ジョインに含める場合、レプリケーション漏れや実行エラーが発生することがあります。 - Cross-DB DML演算はなるべく避けてください。 3.2. DDL(テーブルの作成/変更/削除) | SQL例 | レプリケーション有無 | | --- | --- | | USE mig-db; CREATE/ALTER/DROP TABLE non-mig-db.table | 非レプリケーション | | USE non-mig-db; CREATE/ALTER/DROP TABLE mig-db.table | レプリケーション済み | 3.3. View | SQL例 | レプリケーション有無(mysqldump) | レプリケーション有無(mydumper) | 実行時 | | --- | --- | --- | --- | | USE mig-db; CREATE VIEW ... JOIN non-mig-db.table | レプリケーション済み | 非マイグレーション | 対象外 DBがない場合、エラー発生 | | USE non-mig-db; CREATE VIEW ... | 非レプリケーション | 非マイグレーション | - | 注意 - View定義で対象外 DBを参照すると、実行エラーが発生することがあります。 - Viewは単一 DB基準で作成することを推奨します。 - バックアップ方式によって Viewのマイグレーションを含めるかどうかが変わります。 - バックアップ方式 **mysqldump**を使用する場合: Viewをマイグレーション対象に含める - バックアップ方式 **mydumper**を使用する場合: Viewをマイグレーション対象に含めない 3.4. Stored Procedure / Function / Trigger | SQL例 | レプリケーション有無 | 実行時 | | --- | --- | --- | | mig-db.CrossDbDataSync()内部で INSERT INTO non-mig-db.table | レプリケーション済み | 実行時にエラーが発生する可能性あり | | non-mig-db.LogUserActivity() | 非レプリケーション | - | | USE mig-db; CREATE TRIGGER ... INSERT INTO non-mig-db.table | レプリケーション済み | 実行時にエラーが発生する可能性あり | 注意 - 定義自体はレプリケーションされても、実行時に対象外 DBアクセスによりエラーが発生することがあります。 - すべてのオブジェクトは単一 DB基準で作成することを推奨します。 参考 - レプリケーション有無は、実行環境 DB(USE)ではなく、実際の演算対象 DB基準で判定されます。 - Cross-DB演算はなるべく避けてください。 - 対象外 DBを対象にしたり、ジョインに含める場合、実行エラーが発生することがあります。 - Cross-DB SQLが含まれている場合、関連するすべての DBをマイグレーション対象に含めてください。 - Procedure、Function、Trigger、Viewの定義時、単一 DB基準で作成し、対象外 DBを参照しないようにしてください。 - マイグレーション前にアプリケーションロジックを事前にテストして、実行エラーを防止してください。