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Record
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Classic/VPC環境で利用できます。
Recordでは、ドメインを追加したり、追加したドメインにレコードを設定したり、DNSSECのステータスを変更する方法などを説明します。
Record 画面
NAVERクラウドプラットフォームコンソールで Services > Networking > Global DNS > Recordメニューを順にクリックして Record画面を確認できます。
Record画面は、以下のように構成されています。
領域 | 説明 |
---|---|
① メニュー名 | 現在確認中のメニュー名と登録されているドメイン数 |
② 基本機能 | Recordメニューに初回アクセスすると表示される機能
|
③ ドメインリスト | 作成したドメインのリスト
|
④ 作成後の機能 | ドメイン登録後に提供される機能 |
⑤ 検索ボックス | 照会中のドメインに設定されたレコードの中からレコード値を入力して検索 |
⑥ ドメイン情報 | ドメインの基本情報を確認。クリックして展開すると、DNSSEC適用ステータス、説明、作成日時、更新日時、レコード数を確認可能。 |
⑦ レコードリスト | 照会中のドメインに適用された、または適用されるレコードを確認 |
ドメインの情報確認
Global DNSに追加したドメインの詳細情報を確認する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
- Regionメニューから利用中のリージョンをクリックします。
- Platformメニューから利用中のプラットフォームをクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- ドメインリストから、情報を確認するドメインを選択します。
- 画面が表示されたら、ドメイン情報を確認します。
- ドメイン情報
- ドメイン: 入力したドメイン名
- TTL: ドメインリクエストに対するネームサーバのレスポンス値をキャッシュして保存する時間。秒単位で表示
- Master NS: ドメインゾーンのマスターネームサーバのドメイン名
- Refresh: ドメインゾーンのデータ更新有無を確認する周期
- Retry: 障害などの問題でドメインゾーンのデータ更新が確認できない場合、再試行する周期。秒単位で表示
- Expire: Retryを何度繰り返してもデータ更新の有無を確認できず、ドメインゾーンを廃棄処理する周期。秒単位で表示
- Serial: ドメインゾーンのバージョン番号。レコード値を変更してリリースするたびに1ずつ増加
- レコード情報
- ホスト: 入力したホスト名
- ドメイン: 入力したドメイン名
- レコードタイプ: 選択したレコードタイプ
- レコード値: 入力したレコード値
- TTL: ネームサーバが当該レコードを更新する周期。秒単位で表示。
- 申込日時: レコードを最初に作成した日時
- 最終変更日時: レコードを最後に変更した日時
- ドメイン情報
ドメイン追加
ドメインを追加するには、ドメイン登録機関に購入または登録したドメイン名を追加し、関連レコードを入力する必要があります。
ドメイン名追加
ドメイン登録機関に登録したドメイン名を Global DNSに追加する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Regionメニューや Platformメニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- [ドメイン追加] ボタンをクリックします。
- ドメイン追加のポップアップで情報を入力します。
- 名前: ドメイン名を入力。アルファベット、数字、ハイフン(-)、ワイルドカード(*)が使用可能。
- ハイフン(-)を末尾の文字としては使用不可
- ワイルドカード(*)使用時、他の文字は入力不可
- DNSSEC適用: DNSデータの改ざん攻撃を防止するための技術である DNSSEC(DNS Security Extensions)の適用有無を選択
- 有効化時に自動的に追加される DSレコードをドメイン登録機関に登録が必要
- 説明: ドメインの簡単な説明を追加
- 名前: ドメイン名を入力。アルファベット、数字、ハイフン(-)、ワイルドカード(*)が使用可能。
- [追加] ボタンをクリックします。
- ドメインが追加されるまで数分かかることがあります。追加が完了すると、ドメインリストにそのドメインが表示され、円形のステータスアイコンが黄色から青色に変わります。
レコード追加
ドメインにレコードを追加する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Regionメニューや Platformメニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- ドメインリストから、レコードを追加するドメインを選択します。
- [レコード追加] ボタンをクリックします。
- レコード追加のポップアップで追加するレコードの情報を入力します。
- ホスト名: レコード名と表示された入力フィールドにホスト名を入力
- レコードタイプ: Aと表示されたドロップダウンメニューからレコードタイプを選択
- 各レコードの詳しい説明は、DNSレコードタイプを参照
- TTL: (5分)300秒초と表示されたドロップダウンメニューからレコード値更新周期を選択
- TTLを長く設定すると、レコード修正時に反映が遅れます。なるべくデフォルト値を維持してください。
- TTLを長く設定した場合、レコードの修正時に事前に TTLを短縮し、修正完了後に再び長く設定することをお勧めします。
- Alias: 追加するレコードと同じタイプが設定されたドメインを選択してエイリアス処理
- Global DNSに追加されたドメインのみ設定できます。
- Aレコードを選択して Aliasを使用すると、VPC/Classic環境のロードバランサ(LB)に接続可能です。
- レコード値: レコードタイプに合ったデータを複数入力
- をクリックして一度に最大10個のレコードを追加可能
- [追加] ボタンをクリックします。
- 入力した内容がレコードリストに追加されます。
- レコードが Global DNSに追加されましたが、まだ DNSサーバにリリースされていません。運用中の DNSサーバにリリースするには、設定を適用してください。
大量ドメイン一括追加
大量のドメインを追加する場合、データをエクセルファイルの形でまとめてコンソールに一括で追加できます。
大量のドメインを一括で追加する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Regionメニューや Platformメニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- 画面上部の [アップロード] ボタンをクリックします。
- ファイルアップロードのポップアップで [アップロードテンプレートをダウンロード] ボタンをクリックしてテンプレートファイルをダウンロードします。
- ダウンロードしたテンプレートファイルにドメイン情報を入力して保存します。
- テンプレート項目
項目 説明 ホスト 追加するホスト名を入力 ドメイン 追加するドメイン名を入力 レコードタイプ ドメインに設定したいレコードのタイプを入力 - 対応レコード: A、AAAA、CNAME、MX、PTR、SPF、TXT、NS、SRV、CAA、DS
- 各レコードの詳しい説明は、DNSレコードタイプを参照
データ レコードタイプに合ったデータを入力 TTL レコード値の更新周期を入力 Aliasの使用有無 Alias(エイリアス機能)の使用有無によって「Y」または「N」を入力 LBの使用有無 NAVERクラウドプラットフォームで作成したロードバランサへの接続有無によって「Y」または「N」を入力 - ロードバランサに接続する場合、以下の項目も一緒に設定が必要
- レコードタイプ: 「A」を入力
- データ: ロードバランサのアクセス情報を入力
- Aliasの使用有無: 「Y」を入力
LB Region VPC環境のロードバランサに接続する場合にのみ入力 - ロードバランサが位置する地域コード(KR、SGN、JPN)を入力
- テンプレート項目
- アップロードのポップアップでマウスでファイルをドラッグするか、ここをクリックしてくださいの領域にファイルをドラッグするか、クリックしてファイルを選択します。
- ファイルが認識されると自動的に有効性検証が実行され、検証が完了するまで数分かかることがあります。
- 有効性検証結果を確認し、アップロードに失敗したレコードがある場合は、適切に対処してください。
- 失敗レコードは赤色で表示されます。失敗レコードを確認してファイルを修正するか、これを削除して成功レコードのみ残してください。措置を講じないと、レコード追加プロセスが正常に処理されません。
- [失敗項目ダウンロード] ボタンをクリックすると、失敗レコードだけを集めたエクセルファイルがダウンロードされます。
- [失敗項目をすべて削除] ボタンをクリックすると、失敗レコードがすべて削除されます。
- すべての措置を終えたら、ポップアップの [追加] ボタンをクリックします。
- レコードの適用プロセスが開始され、完了するまで数分かかることがあります。
- ポップアップに表示されるレコード適用結果を確認し、[確認] ボタンをクリックします。
- コンソールにドメインが追加され、レコードもすぐに適用されます。
V1ドメイン移行
ベータ版である DNS(deprecated) v1に登録したドメインを Global DNSに移行できます。ドメインを移行する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Regionメニューや Platformメニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- 画面上部の [既存 V1ドメインをインポート] ボタンをクリックします。
- 登録のポップアップで既存の DNSに登録されているドメインを確認し、移行が必要なドメインを選択して [登録] ボタンをクリックします。
- [全体登録] ボタンをクリックすると、すべてのドメインが移行されます。
レコード設定変更
Global DNSに追加されたレコードを修正したり、削除できます。
レコード修正
レコードのタイプ、値、TTLを修正できます。
- SOAレコードは修正できません。
- NSレコードは TTLのみ修正できます。
レコードを修正する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Regionメニューや Platformメニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- ドメインリストから、レコードを修正するドメインを選択します。
- レコードリストから修正するレコードを選択し、[レコード修正] ボタンをクリックします。
- いくつかのレコードを複数選択できます。
- レコード修正のポップアップで入力したレコードの内容を修正します。
- レコードタイプ、TTL、レコード値を変更できます。
- Alias機能を使用するには、使用するを選択して同じタイプのレコードが適用されたドメインを入力します。
- 修正が完了したら、[保存] ボタンをクリックします。
- レコードは修正されましたが、まだ DNSサーバにはリリースされていません。運用中の DNSサーバにリリースするには、設定を適用してください。
レコード削除
レコードを削除する方法は、次の通りです。
SOA、NSレコードは削除できません。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Regionメニューや Platformメニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- ドメインリストから、レコードを削除するドメインを選択します。
- レコードリストから削除するレコードを選択し、[レコード削除] ボタンをクリックします。
- いくつかのレコードを複数選択できます。
- レコード削除のポップアップで [はい] ボタンをクリックします。
- レコードは削除されましたが、まだ DNSサーバにはリリースされていません。運用中の DNSサーバにリリースするには、設定を適用してください。
設定適用
レコードが追加、修正、削除されると、レコードリストで色付けで表示され、これらの変更はネームサーバにリリースするときに適用されます。
変更を適用する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Regionメニューや Platformメニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- ドメインリストから変更を適用するドメインを選択します。
- 画面上部の [設定適用] ボタンをクリックします。
- 設定適用のポップアップで変更内容を確認し、[リリース] ボタンをクリックします。
- 変更がネームサーバに適用されます。
- [変更キャンセル] ボタンをクリックすると、当該内容はサーバに適用されず、コンソール画面も変更が発生する前の状態に復元されます。
登録機関の設定情報確認
Global DNSを使用するために、ドメイン登録機関に設定する情報を確認する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Regionメニューや Platformメニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- ドメインリストから、情報を確認するドメインを選択します。
- 画面上部の [登録機関の設定情報] ボタンをクリックします。
- 設定情報を確認し、[確認] ボタンをクリックします。
DNSSECステータス変更
DNSデータの改ざん攻撃を防止するための技術である DNSSEC(DNS Security Extensions)を有効または無効にする方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Regionメニューや Platformメニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- ドメインリストから DNSSECステータスを変更するドメインの にマウスオーバーし、DNSSECステータス変更をクリックします。
- DNSSECステータス変更のポップアップで適用有無を選択し、[保存] ボタンをクリックします。
- 有効化すると、ドメインリストのドメイン名の横に が表示され、DSレコードが自動的に追加・適用されます。サービスを正常に利用するには、DSレコードをドメイン登録機関のドメイン設定に追加してください。
- 無効化すると が消え、DSレコードが自動的に削除されます。サービスを正常に利用するには、DSレコードをドメイン登録機関のドメイン設定で削除してください。
ドメイン削除
使用しなくなったドメインを削除する方法は、次の通りです。
- ドメインに SOA、NS以外のレコードがある場合は削除されません。まずはレコードを削除した後、ドメインを削除してください。
- Global DNSからドメインが削除されても、ドメイン登録機関で購入または登録したドメイン名は削除されません。ドメイン名を削除するには、ドメイン登録機関で削除してください。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Regionメニューや Platformメニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Networking > Global DNSメニューを順にクリックします。
- Recordメニューをクリックします。
- ドメインリストから削除するドメインの にマウスオーバーし、ドメイン削除をクリックします。
- ドメイン削除のポップアップで [削除] ボタンをクリックします。
- ドメインが削除され、リストから消えます。