--- title: "Presto を使用する" slug: "hadoop-chadoop-4-7" tags: ["Cloud Hadoop"] updated: 2026-09-17T09:25:49Z published: 2026-09-17T09:25:49Z canonical: "guide.ncloud-docs.com/hadoop-chadoop-4-7" stale: true --- > ## Documentation Index > Fetch the complete documentation index at: https://guide.ncloud-docs.com/llms.txt > Use this file to discover all available pages before exploring further. # Presto(Trino) を使用する Classic環境で利用できます。 [Presto](http://prestodb.github.io/)は、テラバイトやペタバイト規模のデータを分散クエリ(Distributed queries)を用いて分析できるツールです。 HDFSだけでなく Hive Warehouseや RDBMSなどの様々なソースからデータを読み取ります。 クエリが MapReduce Jobとして実行される [Hive](https://hive.apache.org/)や [Pig](https://pig.apache.org/)とは異なり、Prestoにはクエリの実行エンジンが別途実装されています。ステップ別の結果をディスクに書き込まずにメモリからメモリへデータを転送する仕組みになっており、HDFSに保存されたデータを Hiveより迅速かつインタラクティブに分析できます。そのため、[Tableau](https://onlinehelp.tableau.com/current/pro/desktop/en-us/examples_presto.htm)といった [BI Tool](https://en.wikipedia.org/wiki/Business_intelligence_software)では Hiveより Prestoの方が連携に適しています。 参考 - Cloud Hadoop 1.9までは Prestoを、Cloud Hadoop 2.0では Trinoという名前を使用します。 - Prestoもまた、Hiveや Pigのように OLAPを処理するために設計されたため、トランザクション(Transaction)中心の従来の RDBMSを代替することはできません。 ## Prestoの構成要素 Prestoサービスを構成する2つの主要コンポーネントは、Coordinatorと Workerです。 Coordinatorは Masterロールとして1つ、Workerは Slaveロールとして複数存在できます。Coordinatorと Worker、Workerノード同士で通信を行う際には REST APIを使用します。 - **Coordinator** Coordinatorは Prestoサービスの中心であり、以下のようなロールを果たします。 - Clientからリクエストを受ける - SQL構文のパース、クエリプランニング - クエリを実行する Workerノードの調整、Workerノードのアクティビティのトラッキング - **Worker** Workerは Coordinatorから受け取ったタスクを実行し、データを処理します。タスクの実行結果は Workerから Clientへと直ちに転送します。 ## クエリ実行プロセス クエリの実行プロセスは、次の通りです(以下の画像画面を参照)。 1. Presto Workerプロセスの開始と Coordinatorの Discoveryサーバに登録 - Coordinatorがタスクの実行に Workerを割り当てるには、Discoveryサーバへの登録が必要 2. Clientは、HTTPを用いてクエリを Coordinatorに転送 3. Coordinatorはクエリプランを作成し、Connectorプラグインにスキーマデータをリクエスト 4. Coordinatorは実行するタスクを Workerに転送 5. Workerは、Connectorプラグインを用いてデータソース(Data Sources)からデータを読み取る 6. Workerは、メモリでタスクを実行 7. 実行結果を Clientに直ちに転送 ![chadoop-4-7-001.png](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/chadoop-4-7-001.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-26T13%3A33%3A27Z&se=2026-10-26T14%3A33%3A27Z&sr=c&sp=r&sig=Eg8qoSwxCJdW5lzJl926v67K%2F7FTfK6m1B5R60sImSE%3D) ## データソース - **Connector** Prestoで Connectorは、Databaseでのドライバーと同じロールを果たします。すなわち、データソースからデータを読み取るように Coordinatorまたは Workerとデータソースとの間をつなぐロールを果たします。 Prestoは、Hive、MySQL、Kafkaなどの様々なデータソースに対する [Connectorを提供](https://prestodb.github.io/docs/ja/current/connector.html)します。 - **Catalog** カタログは、Connectorに対するマウントポイントです。すべてのカタログは、特定の Connectorに関連付けられています。Prestoは、カタログにマウントされた Connectorを介してデータソースにアクセスできます。例えば、Hive Connectorで Hive warehouseにアクセスするには、`/etc/presto/catalog` の下位に Hiveカタログ(`hive.properties`)を構成します。 Prestoクエリでは、1つ以上のカタログを使用できます。すなわち、1つのクエリで複数のデータソースを使用できます。 カタログは、Presto configurationディレクトリ(`/etc/presto/`)の下位の `config.properties`に定義されています。 - **Schema** スキーマは、テーブルを整理するための方法です。 1つのカタログとスキーマでクエリの実行を一度で行える対象である **テーブルセット** を定義できます。 Prestoで Hiveや RDBMSにアクセスする際のスキーマは、ここで対応する概念のデータベースと同じです。 また、他のデータソースでは、スキーマを構成するためのテーブルを組むことができます。 - **Table** RDBMSのテーブル概念と同じです。 Prestoでテーブルを参照する際には `fully-qualified` すなわち、カタログ、スキーマ、テーブル名をピリオド(.)で区切って明示します。 (例: `hive.samples.t1` ) ## Prestoクラスタを使用する ### クラスタ作成 クラスタの作成時に、 **クラスタ Type** を **Presto** に選択します。 クラスタの作成に関する詳細は、[クラスタ作成](/docs/ja/hadoop-chadoop-2-1#%ED%81%B4%EB%9F%AC%EC%8A%A4%ED%84%B0-%EC%83%9D%EC%84%B1)ガイドをご参照ください。 参考 - Cloud Hadoop 1.1から Presto v0.214がインストールされたクラスタを使用できます。 ![chadoop-4-7-002_ja.png](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/cloudhadoop-create_ja.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-26T13%3A33%3A27Z&se=2026-10-26T14%3A33%3A27Z&sr=c&sp=r&sig=Eg8qoSwxCJdW5lzJl926v67K%2F7FTfK6m1B5R60sImSE%3D) - クラスタが Prestoタイプで作成されなかった場合でも、Ambari Add Serviceを用いて Prestoを追加できます。 ### Ambari UIで Prestoサービス確認 Prestoをインストールすると、Ambari UIで以下のようにサービスを確認できます。このページで、サービスの各コンポーネントを開始または停止できます。 ![chadoop-4-7-003_C_ja.png](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/chadoop-4-7-003_C_ko.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-26T13%3A33%3A27Z&se=2026-10-26T14%3A33%3A27Z&sr=c&sp=r&sig=Eg8qoSwxCJdW5lzJl926v67K%2F7FTfK6m1B5R60sImSE%3D) - Summary: コンポーネントがインストールされたホストを確認 - Configs: Prestoサービスの configurationを変更 - Quick Links: Presto Discovery UI - このリンクを介してアクセスするには、[トンネリング](/docs/ja/hadoop-vpc-6)が必要です。コンソールで提供する Web UIリンクを用いたアクセスをお勧めします。詳細は、[Presto Discovery UIにアクセス](/docs/ja/hadoop-chadoop-4-7#presto-discovery-ui-%EC%A0%91%EC%86%8D)をご参照ください。 ### 主な Configuration - **jvm.properties** Coordinator、Workerサーバで使用する JVM optionを入力します。`-Xmx`オプションで JVM heapを調整できます。Coordinatorノードと Workerノードのスペックが異なる場合があるため、メモリ設定を分離して適用します。 **jvm.properties** の構成は、以下のようにロール別に分離されています。実際のサーバの `/etc/presto/conf`パスの下位には、同じファイル名の `jvm.properties`が存在します。 ![chadoop-4-8-005_C_ja.png](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/chadoop-4-8-005_C_ko.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-26T13%3A33%3A27Z&se=2026-10-26T14%3A33%3A27Z&sr=c&sp=r&sig=Eg8qoSwxCJdW5lzJl926v67K%2F7FTfK6m1B5R60sImSE%3D) - **config.properties** 珍しい場合ですが、必要に応じて **config.properties** も Coordinator/Workerのロール別にメモリをそれぞれ設定できます。主な構成項目の定義は次の通りです。 | 項目 | デフォルト値 | 説明 | | --- | --- | --- | | query.max-memory-per-node | 1G | - 1つのクエリが Workerで使用できる Userメモリの最大値 - あるクエリから各 Workerが割り当てられたメモリの中で、この限度を超えるものが1つでもある場合、このクエリの実行をキャンセル | | query.max-memory | 20G | - 1つのクエリがクラスタ全体に対して使用できるメモリの最大値 - あるクエリを通じてすべての Workerノードに割り当てた Userメモリの合計がこの限度を超えると、クエリの実行をキャンセル | | query.max-total-memory-per-node | 2G | - 1つのクエリがクラスタ全体に対して使用できる User/Systemメモリの最大値 - あるクエリを通じてすべての Workerノードに割り当てた User/Systemメモリの合計がこの限度を超えると、クエリの実行をキャンセル | ![chadoop-4-8-006_C_ja.png](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/chadoop-4-8-006_C_ko.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-26T13%3A33%3A27Z&se=2026-10-26T14%3A33%3A27Z&sr=c&sp=r&sig=Eg8qoSwxCJdW5lzJl926v67K%2F7FTfK6m1B5R60sImSE%3D) 注意 `http-server.http.port`を変更する場合、Coordinatorの `http-server.http.port`と Workerの `http-server.http.port`を同じく変更します。異なるポートに指定すると、通信は行えません。 - **node.properties** Prestoデーモンが使用するログディレクトリ、pidディレクトリなどを設定できます。このディレクトリを変更するには、各サーバでディレクトリの所有者と権限を確認する必要があります。 `node.environment`で現在使用中の environment名を指定できます。 ![chadoop-4-8-007_C_ko](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/chadoop-4-8-007_C_ko.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-26T13%3A33%3A27Z&se=2026-10-26T14%3A33%3A27Z&sr=c&sp=r&sig=Eg8qoSwxCJdW5lzJl926v67K%2F7FTfK6m1B5R60sImSE%3D) ### Presto CLI Presto CLIは、クエリを実行できる反応型シェルを提供します。 **Presto Clis** のロールが割り当てられたホストでは、いずれもシェルを使用できます。 Presto CLIの使用に関する詳細は、[Presto CLI Documentation](https://prestodb.io/docs/ja/current/installation/cli.html)をご参照ください。 - **Presto Coordinatorサーバにアクセス** ``` /usr/lib/presto/bin/presto-cli --server :8285 ``` - **使用可能な Catalogを確認** ``` presto> show catalogs; Catalog --------- system (1 row) Query 20190430_020419_00001_j79dc, FINISHED, 2 nodes Splits: 36 total, 36 done (100.00%) 0:07 [0 rows, 0B] [0 rows/s, 0B/s] ``` 参考 データソースを追加してクエリを実行する方法は、[Prestoで Hive warehouseデータを分析する](/docs/ja/hadoop-chadoop-4-6)でより詳しく説明します。 ### Presto Discovery UIにアクセス Cloud Hadoopコンソールで **[Application別に見る]** から Presto Discovery UIにアクセスできます。詳細は、[Application別に見る](/docs/ja/hadoop-chadoop-3-1#application-%EB%B3%84-%EB%B3%B4%EA%B8%B0)をご参照ください。 ![chadoop-4-7-004_ja.png](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/chadoop-4-7-004_ja.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-26T13%3A33%3A27Z&se=2026-10-26T14%3A33%3A27Z&sr=c&sp=r&sig=Eg8qoSwxCJdW5lzJl926v67K%2F7FTfK6m1B5R60sImSE%3D) Presto Discovery UIページで、Prestoサービス全体の状態を確認できます。クエリ記録も照会できます。 ![chadoop-4-7-005_ja.png](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/chadoop-4-7-005_ja.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-26T13%3A33%3A27Z&se=2026-10-26T14%3A33%3A27Z&sr=c&sp=r&sig=Eg8qoSwxCJdW5lzJl926v67K%2F7FTfK6m1B5R60sImSE%3D)