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Metrics Exporter
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VPC環境で利用できます。
Metrics Exporter のテクニカル サポートと更新の終了。
クラスター監視機能は、Kubernetes バージョン 1.23 クラスターから提供されており、この機能は Metrics Exporter を置き換えることができます。
NAVERクラウドプラットフォームのNcloud Kubernetes Serviceには、Kubeletからリソースのメトリックを収集し、これをKubernetes Apiserverに
表示するMetrics Serverが含まれています。 当該プラットフォームに関する情報は以下のリンクで確認できます。
Metrics Serverを通じて一定期間の平均CPU使用量と瞬間的なメモリ使用量を照会できます。 ただし、過去の時間帯の使用量は照会できません。 そのため、過去のデータを照会するには、一定の周期でリソース使用量を保存する必要があります。
NAVERクラウドプラットフォームのKubernetesは、一定の周期でMetrics ServerのデータをCloud Insightに送信するMetric Exporterを提供します。
収集されたデータは、Cloud InsightダッシュボードまたはGrafanaを通じて視覚化され、ユーザーはこれによりリソース使用量の推移を簡単に確認できます。
Metrics ExporterとGrafanaを利用するには、以下の値が必要です。
- 認証キー
- AgentがNAVERクラウドプラットフォームのCloud Insightと連携し、サーバ情報を取得できるように認証キー(Auth Key)を入力します。
- 認証キーは、ポータル > マイページ > 認証キー管理で作成または照会できます。
- Sub Accountアカウントの場合は以下の権限が必要です。
- Server - getServerInstanceList, getServerInstanceDetail
- Cloud Insight - All(Full)
- NRN
- Ncloud Kubernetes Serviceで作成したクラスタのNRNを入力します。
- Resource ManagerのResourceでNRNを照会できます。
- 商品(Product)項目は Ncloud Kubernetes Service(VPC) を選択し、Resource TypeでClusterを照会します。
- 照会された結果をクリックし、NRNを取得します。
- Ncloud Kubernetes Service(VPC)専用として提供されます。
- 一部の指標については、詳細モニタリングを申し込む必要があります。 詳しい内容はCloud Insightガイドをご参照ください。
利用料金
Cloud Insightで発生する利用料金に従います。
Cloud Insightの利用料金に関する詳細な基準は、ポータル > サービス > Cloud Insightページをご参照ください。
Metrics Exporter
NAVERクラウドプラットフォームのNcloud Kubernetes Serviceで作成したクラスタに、Metrics Serverからリソース使用量を収集するための
Agentを配布する必要があります。 このAgentは、一定の周期でMetrics ServerからPodのリソース使用量を収集してCloud Insightに送信します。
配布
Metrics Exporterで使用する設定値をKubernetesのConfigmapで作成してください。
1. 以下のファイルをnks-insight-cm.yml
で保存します。
apiVersion: v1
kind: ConfigMap
metadata:
name: nks-metrics-exporter
data:
baseurl: https://cw.apigw.ntruss.com
basepath: /cw_collector/real/data
dmn_cd: PUB
prodkey: "526115048926613504"
nrn: nrn:PUB:VPCKubernetesService:KR:NUM:Cluster/cluster-id-fix-me
accesskey: 2M1ACCESSKEYFIXME63rX7
secretkey: z3feSECRETKEYFIXMEhR6mTyl
ignore_namespaces: kube-system
以下の内容を参照して保存した内容を修正します。
nrn
:Resource Managerで取得したNcloud Kubernetes Service(VPC)クラスタのnrnを入力
accesskey
:認証キーで取得したAccess Keyを入力secretkey
:認証キーで取得したSecret Keyを入力ignore_namespaces
:特定の名前空間内のpodのリソース使用量を集計しない場合は、このフィールドに名前空間の名前を入力。 複数の値は,
コンマで区切って入力できる
以下のコマンドを入力してNcloud Kubernetes Serviceクラスタに設定ファイルを配布します。
kubectl --kubeconfig $KUBE_CONFIG apply -f ./nks-insight-cm.yml
Ncloud Kubernetes Serviceで作成したクラスタに、以下のファイルを利用してMetrics Exporterを配布します。
# Korea Region
kubectl --kubeconfig $KUBE_CONFIG apply -f https://nks.apigw.ntruss.com/static/v1/metrics-exporter/latest/nks-pub-kr-insight.yml
# Singapore Region
kubectl --kubeconfig $KUBE_CONFIG apply -f https://nks.apigw.ntruss.com/static/sgn-v1/metrics-exporter/latest/nks-pub-sg-insight.yml
- 以下のコマンドを入力して名前空間内に配布されたPodを確認します。
kubectl --kubeconfig $KUBE_CONFIG get pod NAME READY STATUS RESTARTS AGE nks-metrics-exporter-96687bdc-6kqlx 1/1 Running 0 128m
Grafana
Grafanaは、時系列データの視覚化を提供するツールです。
上記のMetrics ExporterがCloud Insightに送信したデータをGrafanaダッシュボードで確認できます。
配布
1. 以下のコマンドを入力してGrafanaを配布します。
# Korea Region
kubectl --kubeconfig $KUBE_CONFIG apply -f https://nks.apigw.ntruss.com/static/v1/metrics-exporter/latest/nks-pub-kr-grafana.yml
# Singapore Region
kubectl --kubeconfig $KUBE_CONFIG apply -f https://nks.apigw.ntruss.com/static/sgn-v1/metrics-exporter/latest/nks-pub-sg-grafana.yml
2. Grafanaダッシュボードにアクセスするには、以下のコマンドを入力して初期パスワードを取得します。
kubectl --kubeconfig $KUBE_CONFIG get secret grafana -o jsonpath="{.data.admin-password}" | base64 --decode ; echo
ダッシュボードにアクセス
配布したGrafanaのPodがRunning状態になったら、以下のコマンドを用いてダッシュボードにアクセスします。
- ローカルPCで以下のコマンドを入力します。
kubectl --kubeconfig $KUBE_CONFIG port-forward svc/grafana 3000:80
ローカルPCのウェブブラウザにhttp://localhost:3000と入力します。
- Grafanaダッシュボードにアクセスできます。
ダッシュボードのログイン画面でIDとパスワードを入力してログインします。
- 初期IDとパスワードは以下のとおりです。
- ID:admin
- パスワード:上記の配布の際に取得した初期パスワードを入力
- 初期IDとパスワードは以下のとおりです。
Server AdminメニューでIDとパスワードを変更してから使用することをお勧めします。
ダッシュボードの設定
Cloud Insightに保存されたMetrics Serverのデータを視覚化する方法は以下のとおりです。
Configuration > Data Sourcesメニューを順にクリックします。
[Data Source] タブで [Add Data Source] ボタンをクリックします。
Data Sourceリストでnaver-cloud-insight-k8sをクリックします。
[Settings] タブで以下の設定情報を入力し、[Save & Test] ボタンをクリックします。
- Domain Code: PUB
- regionCode: KR
- NRN:Ncloud Kubernetes Service(VPC)のnrnを入力
- AccessKey、SecretKey:認証キーを入力
ダッシュボードをインポートするには、Create > Importメニューを順にクリックします。
以下のリンクをクリックしてjsonデータをダウンロードし、ファイルの内容をコピーします。
手順6でコピーしたjsonデータをImport via panel json領域に貼り付け、[Load] ボタンをクリックします。
- ダッシュボードが追加されます。
ダッシュボードで内容を確認します。
- ダッシュボードの作成後にデータの収集が完了したら、データを確認できます。