クラスタノードプールの管理
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    クラスタノードプールの管理

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    Article Summary

    VPC環境で利用できます。

    クラスタ内のノードプールリストを確認し、個々のノードプールの詳細情報確認、削除、アップグレード、ワーカーノード数の変更などの管理タスクを行うことができます。

    ノードプールリスト確認

    全体ノードプールリスト

    サービス内に作成されたすべてのノードプールのリストを確認するには、NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、 Services > Containers > Ncloud Kubernetes Service > Node pools メニューを順にクリックします。

    個別クラスタ内のノードプールリスト

    各クラスタ内のノードプールリストを確認する方法は、次の通りです。

    1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、 Services > Containers > Ncloud Kubernetes Service メニューを順にクリックします。
    2. クラスタリストで、ノードプールリストを確認するクラスタの行をクリックします。

    ノードプールの詳細情報を見る

    各ノードプールの詳細情報を確認するには、ノードプールリストで確認するノードプール名をクリックします。

    ノードプール追加

    クラスタに新しいノードプールを追加する方法は、次の通りです。

    1. クラスタリストで、個別クラスタの行をクリックします。
    2. クラスタの詳細情報タブでノードプール領域の下にある [追加] ボタンをクリックします。
    3. ノードプール名、サーバイメージ名、サーバタイプ、ノード数、Kubernetes Label、Taint、サブネット、Node IAM Roleを入力し、 [次へ] ボタンをクリックします。
    4. ノードプール設定をもう一度確認し、 [作成する] ボタンをクリックします。

    ノードプール内のワーカーノード数の変更</a

    ワーカーノード数を直接変更

    クラスタノードプールのワーカーノード数は直接変更するか、クラスタ Autoscalerを用いて自動で増減するように設定できます。
    クラスタノードプールのワーカーノード数を直接変更する方法は、次の通りです。

    1. クラスタリストで、個別クラスタの行をクリックします。
    2. クラスタの詳細情報タブのノードプールリストで確認するノードプール名をクリックします。
    3. ノードプールの詳細情報ページで [修正] ボタンをクリックします。
    4. 設定のポップアップで 未設定 ボタンをクリックし、ワーカーノード数を入力します。
    5. [修正] ボタンをクリックします。

    クラスタ Autoscalerを用いた数の自動増減

    クラスタ Autoscalerを使用してワーカーノード数を自動増減させるには、クラスタ Autoscaler を使用するをご参照ください。

    ノードプールの Kubernetes Labelと Taint修正

    ノードプールの Kubernetes Labelと Taintを修正する方法は、次の通りです。

    1. クラスタリストで、個別クラスタの行をクリックします。
    2. クラスタの詳細情報タブのノードプールリストで確認するノードプール名をクリックします。
    3. ノードプールの詳細情報ページで Kubernetes Labelまたは Taintリスト下にある [修正] ボタンをクリックします。
    4. Kubernetes Labelまたは Taintを変更し、 [確認] ボタンをクリックします。

    ノードプール削除

    クラスタノードプールを削除する方法は、次の通りです。

    1. クラスタリストで、個別クラスタの行をクリックします。
    2. クラスタの詳細情報タブのノードプールリストで削除するノードプール名をクリックします。
    3. ノードプールの詳細情報ページで [削除] ボタンをクリックします。
    4. 確認のポップアップでそのノードプールの名前を入力し、 [削除] ボタンをクリックします。

    ノードラベルを通じたノードプール識別

    各ノードが属するノードプールの情報はノードラベルに追加され、'ncloud.com/nks-nodepool: {ノードプール名}' の形で表示されます。'--show-labels'オプションを使用してノードラベルを確認できます。ノードラベルを利用してノードプールを識別し、各ノードプールの仕様に応じて Podを効率的に配置できます。
    ノードラベルを確認するには、以下のコマンドを実行してください。

    $ kubectl --kubeconfig $KUBE_CONFIG get nodes --show-labels
    

    ノードプールのアップグレード

    追加増加のノード数とサービス不可でも問題ないノード数を指定し、ノードプールのバージョンアップグレードを行えます。ノードプールのバージョンアップグレードは、以下のように行われます。

    1. 追加で増加できるノード数だけ新規バージョンのノードを作成し、ノードが登録されるまで待機
    2. 取り替え対象のノードに Podがスケジュールできないように設定し、既存 Podを他のノードに再配置
    3. 取り替え対象のノードを削除
    4. すべてのノードが新規バージョンに取り替えられるまで上記の操作を繰り返す

    アップグレード前の点検

    ノードプールをアップグレードする前に、以下の事項を確認してサービスに影響を与えかねない要素をチェックしてください。

    • 新しいバージョンの変更事項: Kubernetes changelogを参照して、新しいバージョンで変更された内容がサービスに影響を与える可能性があるか確認します。
    • バージョンスキューポリシー: Version Skew Policyを参照して、クラスタとコンポーネントのバージョン間の互換性を確認します。
    • Admission Webhook: クラスタ内に Webhookがある場合、アップグレード中にデッドロックに陥るおそれがあります。Dynamic Admission Controlを参照してアップグレード前にあらかじめ対策を講じてください。
    • 利用可能なサーバの確保: 安定的なアップグレードのために、追加で増加できるノード数だけの利用可能なサーバを確保します。
    • ノード情報変更の確認: ノードプールをアップグレードすると、既存のノード関連情報は初期化または変更されます。アップグレードを行う前にローカルボリューム情報、ノード名、IPアドレス、ラベルなどの情報をあらかじめ確認します。

    次の内容を参照して、アップグレードに関する詳細を設定できます。

    • PodDisruptionBudget: Specifying a Disruption Budgetを参照して、クラスタのアップグレード中にもサービス中の Podを希望する割合または数で維持できます。
    • Readiness Probe: Define readiness probesを参照して、ノードプールの取り換え中に Podが再配置される時、Podがサービス可能な状態である場合にのみ Ncloud Kubernetes Serviceリソースを通じてアクセスできるように設定できます。

    アップグレード方法

    ノードプールをアップグレードする方法は、次の通りです。

    1. クラスタリストで、アップグレードするノードプールがあるクラスタの行をクリックします。
    2. クラスタの詳細情報タブでアップグレードするノードプール名の下にある [アップグレード] ボタンをクリックします。
    3. 追加で増加できるノード数、サービス不可でも問題ないノード数を設定し、アップグレードを行います。
      • 追加で増加できるノード数: アップグレード中に追加できるノードの数を意味します。デフォルトは1で、最小0から最大0まで指定できます。
      • サービス不可でも問題ないノード数: アップグレードの実行中にサービス不可状態になっても問題ないノード数を意味します。デフォルト値は0で、最大5まで指定できます。
        既存ノード数が減少する時にこの数だけ追加で減少し、新規ノードが追加される時に最大追加で増加できるノード数とサービス不可でも問題ないノード数の合計だけ増加できます。

    ノード数設定の例

    • 例1) ノードプールサイズ5、追加で増加できるノード数1、サービス不可でも問題ないノード数0 
      ノードプールのサイズより1個までさらに作成できるため、ノードは最大6個まで存在できます。
      ノード数は既存ノードプールのサイズより小さくはなり得ません。
      ノードの取替が1個ずつ行われるため比較的ゆっくりではありますが、安定したアップグレードが行えます。
    • 例2) ノードプールのサイズ5、追加で増加できるノード数5、サービス不可でも問題ないノード数0
      ノードプールの大きさより5個までさらに作成できるため。ノードは最大10個まで存在できます。
      ノード数は既存ノードプールのサイズより小さくはなり得ません。
      一度に多くのノードを追加するため、比較的スピーディーで安定したアップグレードが行えます。
    • 例3) ノードプールサイズ5、追加で増加できるノード数0、サービス不可でも問題ないノード数5
      既存ノードプールのサイズより小さくなることができ、最小0個のノードが存在できます。
      ノード数は、既存ノードプールのサイズより大きくはなり得ません。
      一度に取り替えられるノード数が多いためスピーディーにアップグレードを行えますが、クラスタが不安定になる可能性があります。

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