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DNS使用ガイド
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Classic/VPC環境で利用できます。
使う前に
Q. DNS サービスとは何ですか?
- インターネット上のドメイン名を実際に接続可能な住所で識別して探すことができるようにするサービスです。
たとえば、http://www.example.com
というURLをウェブブラウザで入力すると、インターネット上のwww.example.comに該当する実際のIPアドレスを返却します。 実システムは返却されたIP アドレスを通じて目的サーバーに接続します。
Q. NAVERクラウドプラットフォームDNSとは何ですか?
- 個人が直接運営しにくいDNSサーバーをクラウドの形で提供し、ユーザーがサービス運営に必要なドメイン設定を簡単に管理できるように提供されるサービスです。 DNSサーバーの容量や性能、安定性など管理的な側面にあまり気を配らなくても独自のDNSサーバーを運営することができます。
ドメインを新規登録してNAVERクラウドプラットフォームDNSサービスを利用しようとする場合
- NAVERクラウドプラットフォームDNSで新規ドメインを作成します。
- NAVERクラウドプラットフォームDNSは,ドメイン登録を代行するサービスではないので,ドメイン登録機関への登録が必要です。
- NAVERクラウドプラットフォームDNSで新規ドメインを登録すると、ネームサーバ情報を確認することができます。
- ドメインの登録機関で新規登録したドメインのネームサーバをNAVERクラウドプラットフォームDNSで提供するネームサーバ情報として登録します。
他社または独自のDNSサービスを利用してNAVERクラウドプラットフォームDNSに移管しようとする場合
- NAVERクラウドプラットフォームDNSで移管しようとするドメインを作成します。
- 移管しようとするドメインのリソースレコードの項目をNAVERクラウドプラットフォームDNSにコピーします。
- NAVERクラウドプラットフォームDNSで新規ドメインを登録すると、ネームサーバ情報を確認することができます。
運営中のドメインのネームサーバ情報をNAVERクラウドプラットフォームDNSで提供されるネームサーバ情報に変更します。
(ネームサーバの変更は最大48時間かかることがあります。)ネームサーバーを登録した登録機関にアクセスし、「ネームサーバー情報の変更」項目を通じて変更が必要です。
- 従来運営していたドメインデータを移管後、NAVERクラウドプラットフォームDNSのネームサーバードメインに変更する必要があります。
NAVERクラウドプラットフォームDNSで下位ドメインを運営しようとする場合
example.comを運営中のドメイン(上位ドメイン) sub.example.comを下位ドメインと仮定する際の登録方法は以下の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームDNSに下位のドメインを、新規作成します。
- 下位のドメインに必要なリソースレコードを登録します。 既に下位ドメインがあり、外部DNSでサービスしていたなら、リソースレコードを同一に登録します。
- NAVERクラウドプラットフォームDNSで新規作成した下位のドメインのネームサーバ情報を確認することができます。
- 上位のホームページ(example.com)で下位のホームページ(sub.example.com)に対するNSレコードを登録します。 この時、NS レコードは、下位ドメインのネームサーバー情報として登録します。
ドメイン作成
Step 1. ドメイン追加
新規ドメインを追加します。
- 新規ドメインを作成する場合、ドメイン登録機関や登録代行機関からドメインを登録する必要があります。
① 設定しようとするドメインを作成します。 [ドメインの追加] をクリックします。
② 名前と説明を入力し、[追加] をクリックします。
- ドメインを追加したい場合、[追加] をクリックして作成します。
- NAVERクラウドプラットフォームのDNSサービスでドメインは最大100個まで追加することができて、ドメインダンレコードの追加は最大10,000個まで可能です。
Step 2. ドメイン情報確認および削除
作成したドメイン情報を確認することができ、ドメインを削除することができます。
該当ドメインに自動的にSOA、NS レコードが作成されたことをリストから確認することができます。
① ドメイン右の ':' アイコンにマウスポインターを置き、 [ドメイン情報] をクリックすると、作成したドメインの情報(ドメイン名、ドメインID、レコード数、説明、ネームサーバー)を確認することができます。
② [ドメイン削除] をクリックすると、選択したドメインを削除することができます。
- 最初に自動作成されたSOAとNS レコードを除いた他の追加レコードがない時にのみドメイン削除が可能です。
③ ドメイン名を確認し、[確認] をクリックします。
レコード管理
Step 1. レコード追加
作成したドメインに対してレコードを追加します。
① 作成された該当ドメインにレコードを追加したい場合は、[レコードの追加] をクリックします。
②'レコードの追加' の領域が開き、情報を入力します。
レコード名:ドメイン名の前に追加するレコード名を入力します。
レコードタイプ: A、NS、AAA、CNAME、MX、PTR、SPF、TXTに分類されます。
レコードタイプを選択するたびに下段に詳細説明を確認することができ、レコード名、レコード値に対する例示を参考にします。
TTL(秒): Time To Liveの略で,分(秒)で明示されています。 設定したい特定の時間を選択します。
レコード値:レコードタイプによってレコード値を異なる入力が必要です。 下段の詳細説明を参考にします。
MXレコード入力の際は必ず名前の端に点(.)をつけたFQDNで入力します。
例示
10 mail.example.com. 20 mail2.example.com.
③ 情報をすべて入力後、[レコードを追加] をクリックします。
④ 追加されたレコードを確認します。
- 'dig' や 'nslookup' を利用してドメインを確認してみてください。
Step 2. レコード修正
追加したレコードを修正することができます。
SOA レコードはTTL 修正のみ可能で、ドメイン作成時に自動作成されたNS レコードは修正、削除が不可能です。
① 修正しようとするレコードを選択し、[レコード修正] をクリックします。
② [レコード修正] 領域が開いたら情報を入力します。 レコードタイプによって修正可能か否かに差があります。
③ 情報をすべて入力後、[レコード修正] をクリックします。
④ 修正された情報が反映されたことを確認します。
- 'dig' や 'nslookup' を利用してネームサーバーに変更内容が反映されたかを確認してみてください。
(dig @ns1c1.ncloud-dns.com example.com)
Step 3.レコード削除
追加したレコードを削除することができます。
単一、多重ともに削除可能です。
① 削除しようとするレコードを選択し、 [レコード削除] をクリックします。
② ポップアップウィンドウで対象レコードを確認し、[確認] をクリックし、リストから削除されているかを確認します。