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Route Table
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VPC環境で利用できます。
VPC内リソースのネットワークパスをRoute Tableに定義できます。パス、つまりルーティングルールは目的地アドレスによるNext Hopを指定する方式で追加されます。Route TableをSubnetに関連付けると、そのSubnet内のリソースの通信に影響を与えます。Route Tableの詳細特徴は以下のとおりです。
- すべてのSubnetごとに1つのRoute Tableが適用され、異なる複数のSubnetが同じRoute Tableに関連付けられることがあります。
- 利用目的に応じてグローバルRoute TableとプライベートRoute Tableを作成できます。
- グローバルRoute Table:Public Subnetに関連付けることができ、インターネット通信のためにIGW(Internet Gateway)のルールとVPC内部通信のためのLOCALルールが自動的に追加されます。
- プライベートRoute Table:Private Subnetに関連付けることができ、VPC内部通信のためのLOCALルールが自動的に追加されます。
- VPCを作成すると、Default Route Tableが自動作成されます。Default Route Tableは削除できません。
Route Table画面
Route Table利用のための基本的な説明は以下のとおりです。
領域 | 説明 |
---|---|
① メニュー名 | 現在確認中のメニュー名、運用中のRoute Table数 |
② 基本機能 | Route Tableの作成、Route Table画面の更新 |
③ 作成後の機能 | 関連Subnetの設定、ルーティングルールの設定、運用中のRoute Tableの削除 |
④ 検索ウィンドウ | 検索キーワードを入力して![]() |
⑤ 検索フィルタ | 照会するRoute Tableの範囲を指定 |
⑥ Route Tableリスト | 作成されたRoute Tableリストと情報を確認 |
Route Tableリストの確認
作成して運用中のRoute TableリストでRoute Table別情報を確認できます。確認する方法は以下のとおりです。
VPCを作成すると、Default Route Tableが自動作成され、リストで確認できます。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのVPC環境で、Services > Networking > VPCメニューを順にクリックします。
- Route Tableメニューをクリックします。
- 作成したRoute Tableリストが表示されたらサマリー情報を確認するか、Route Tableをクリックして詳細情報を確認します。
- Route Table名:Route Tableの名前
- Route Table ID:Route TableのID値
- VPC名:Route Tableを利用するVPCの名前
- 状態:Route Tableの状態
- 運用中:ユーザーが入力した情報でRoute Tableの作成が完了して、Route Tableを利用できる状態
- 設定中:ユーザーが入力した情報でRoute Table設定を適用している状態
- Subnetサポートタイプ:Route Tableが使用されるSubnetのタイプ
- [関連Subnet] タブ:Route Tableが使用されるSubnetのリスト
- [Routes] タブ:Route Tableに含まれているルーティングルールリスト
- 適用Subnet数:Route Tableが使用されるSubnetの数
- メモ:Route Tableに関するメモであり、[修正] ボタンをクリックして修正可能
Route Tableの作成
Route Tableを作成する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのVPC環境で、Services > Networking > VPCメニューを順にクリックします。
- Route Tableメニューをクリックします。
- [Route Tableの作成] ボタンをクリックします。
- Route Tableの作成ポップアップが表示されたら、作成するRoute Tableの情報を入力します。
- Route Table名:作成するRoute Tableの名前をアルファベット、数字、ハイフン(-)を使用して3~30文字で入力
- VPC:Route Tableを利用するVPCを選択
- Subnetサポートタイプ:Route Tableを利用するSubnetのタイプを選択
- グローバルを選択すると対象VPCのPublic Subnetに、プライベートを選択すると対象VPCのPrivate Subnetに適用可能
- [作成] ボタンをクリックします。
- Route Tableのリクエスト内容ポップアップが表示されたらリクエスト内容を確認し、[確認] ボタンをクリックします。
- Route Table画面のRoute Tableリストで作成されたRoute Tableの状態を確認します。
- 運用中:ユーザーが入力した情報でRoute Tableの作成が完了して、Route Tableを利用できる状態
- 設定中:ユーザーが入力した情報でRoute Table設定を適用している状態
- Route Tableを含めるルーティングルールを設定し、それを適用するSubnetを指定します。
ルーティングルールの設定
作成されたRoute Tableにルーティングルールを追加したり、削除する方法は以下のとおりです。
NAVERクラウドプラットフォームコンソールのVPC環境で、Services > Networking > VPCメニューを順にクリックします。
Route Tableメニューをクリックします。
リストで希望するRoute Tableを選択し、[Routes設定] ボタンをクリックします。
Route Tableの設定ポップアップが表示されたら、ルーティングルールを設定します。
- Destination:目的地のグローバルIPアドレスをCIDRブロックの形で入力
- Target Type:目的地と通信するためのNext Hopのタイプを選択
- LOCAL:リソース間通信を設定するために基本提供される接点であり、任意に作成または削除できない
- IGW:Internet Gatewayのことで、インターネット通信のためのゲートであり、グローバルRoute Tableでのみ表示され、任意に作成または削除できない
- NATGW:NAT Gatewayのことで、Private SubnetでインターネットOutbound通信が必要な場合に作成するゲート
- VGW:Virtual Private Gatewayのことで、On-premiseサーバと通信するために構成するCloud Connectの専用線またはIPsec VPNとの接点
- VPCPEERING:VPC Peeringのことで、他のVPCとのプライベートIP通信のための接点
- Target Name:選択したTarget Type内で指定するNext Hopを選択
- [作成]:入力したルーティングルールをリストに追加
:リストに追加されたルーティングルールを削除
[確認] ボタンをクリックします。
Route Tableリストで、そのRoute Tableを選択し、[Routes] タブをクリックして設定されたルールを確認します。
関連Subnetの設定
作成されたRoute Tableを適用するSubnetを設定する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのVPC環境で、Services > Networking > VPCメニューを順にクリックします。
- Route Tableメニューをクリックします。
- リストで希望するRoute Tableを選択し、 [関連Subnetの設定] ボタンをクリックします。
- Route Tableの設定ポップアップが表示されたらSubnetを選択し、 [作成] ボタンをクリックしてSubnetを追加します。
- Subnetリストで
をクリックして追加されたSubnetを削除可能
- Subnetリストで
- [確認] ボタンをクリックします。
- Route Tableリストで、そのRoute Tableを選択し、 [関連Subnet] タブをクリックして追加されたSubnetを確認します。
- 各Subnetは1つのRoute Tableのみ適用できるため、新しいRoute Tableに関連Subnetを設定する際、既に適用された関係は自動削除されます。
- 関連Subnetリストに追加されたSubnetをリストから削除すると、そのSubnetにはDefault Route Tableが自動適用されます。
Route Tableの削除
作成して運用中のRoute Tableを削除する方法は、以下のとおりです。
関連Subnetを設定したRout Tableと自動作成されたDefault Route Tableは削除されません。