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Server Image
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Classic環境で利用できます。
現在使用中のサーバのイメージを作成してサーバの現在の状態を保存し、保存したサーバイメージを利用して同じ情報を持つサーバを簡単に作成できます。また、サーバイメージを他のアカウントと共有できます。
- ベアメタルサーバでは、サーバイメージ作成機能は使用できません。
- サーバイメージ機能を使用すると、別途料金が課金されます。料金に関する詳細は、ポータルの料金のご案内をご参照ください。
マイサーバイメージの情報確認
Server Image画面の構成とマイサーバイメージ情報を確認する方法について説明します。
Server Image画面
NAVERクラウドプラットフォームポータルで、 コンソール > Services > Compute > Server > Server Image メニューを順にクリックすると、Server Image画面を確認できます。
Server Image画面は、以下のように構成されています。
領域 | 説明 |
---|---|
① メニュー名 | 現在確認中のメニューの名前および作成されたサーバイメージ数 |
② 基本機能 | Server Imageメニューに初回アクセスすると表示される機能
|
③ 作成後の機能 | サーバイメージの作成後に提供される機能
|
④ 検索ボックス | サーバイメージ名、ソースサーバ名条件で検索 |
⑤ フィルタ | 表示するサーバイメージをフィルタリング |
⑥ サーバイメージリスト | 作成されたサーバイメージリスト
|
サーバイメージリストが空白の場合は、作成されたサーバイメージがないことを意味します。関連する参考となるごガイドは、次の通りです。
- サーバイメージを作成する前にソースサーバメンテナンス
- ソースサーバメンテナンス後にサーバイメージを作成
ソースサーバメンテナンス
サーバイメージを作成する前にソースサーバのエラー項目を点検できます。Ncloud Tool Kitと手動メンテナンスで異常がないことを確認し、サーバイメージ作成を行います。
Ncloud Tool Kit 点検
Ncloud Tool Kitでエラー内容を確認できます。
手動メンテナンス
以下の項目を手動で点検し、エラー内容を確認できます。
- 1. Xentoolsバージョンチェックと再インストール
- 2. /etc/rc.localファイル確認(Linux)
- 3. /etc/fstabファイル確認(Linux)
- 4. ソースサーバ再起動後のヘルスチェック
1. Xentoolsバージョンチェックと再インストール
詳細は、次のガイドをご参照ください。
- Linux: Xentools再インストール(Linux)をご参照ください。
- Windows: Xentools再インストール(Windows)をご参照ください。
2. /etc/rc.localファイル確認(Linux)
/etc/rc.localファイルが変更された場合、マイサーバイメージ作成時にエラーが発生する場合があります。
次のコマンドを入力し、rc.localファイルを変更します。
#!/bin/bash
touch /var/lock/subsys/local/usr/local/etc/ncloud_auto.sh >
/tmp/.ncloud_out.log 2> /tmp/.ncloud_error.log &
3. /etc/fstabファイル確認(Linux)
/etc/fstab設定エラーでマイサーバイメージ作成時にエラーが発生する場合があります。詳細は、自動マウントの設定(fstab)をご参照ください。
4. ソースサーバ再起動後のヘルスチェック
ソースサーバを再起動し、ソースサーバの状態が 運用中 に変更されたことを確認します。
マイサーバイメージ作成
使用しているサーバの現在の状態イメージを作成できます。OS、ソフトウェア、ストレージ構成などのサーバ情報がイメージに保存されます。
作成したマイサーバイメージはストレージに保存され、イメージを作成するために選択したサーバのデフォルトストレージと追加ストレージ容量の合計分だけストレージ料金が発生します。
- サーバ状態が 停止 または 運用中 の状態でのみサーバイメージを作成できます。サーバイメージを作成する前に、ソースサーバメンテナンスを実施してください。ソースサーバメンテナンスの実施方法の詳細は、ソースサーバメンテナンス(Linux)をご確認ください。
- 追加ディスクの容量が大きく、データが多いほど、サーバイメージ作成に多くの時間がかかります。サーバイメージ作成時間を減らすには、追加ディスクの接続を解除してイメージを作成してください。
サーバイメージを作成する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
- Server メニューをクリックします。
- サーバリストでイメージを作成するサーバを選択し、 [サーバ管理と設定変更] ボタンをクリックします。
- マイサーバイメージ作成 をクリックします。
- サーバイメージ名を入力し、 [作成] ボタンをクリックします。
- サーバイメージ名は3~30文字の英字の大小文字、数字、ハイフン(-)、アンダースコア(_)を使用して入力でき、先頭は英字にする必要があります。
- サーバイメージ名は重複使用できません。
- 確認のポップアップ内容を確認した後、 [確認] ボタンをクリックします。
- サーバイメージが作成されます。
- サーバイメージが作成されるまで数分から数十分程度かかります。サーバイメージを作成する間にはサーバの状態が コピー中 と表示され、イメージの作成が完了すると再び 運用中 と表示されます。
- 作成されたサーバイメージは Server Image メニューで確認できます。
- ソースサーバの検証を行った後にもサーバイメージの作成中または再起動中にエラーが発生する場合、強制停止と強制返却を実行できます。詳細は、強制停止と返却をご参照ください。
マイサーバイメージでサーバを作成
保存されたサーバイメージを使用して同じ情報のサーバを作成できます。サーバイメージを使用してサーバを作成する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
- Server Image メニューをクリックします。
- サーバイメージリストでサーバイメージを選択し、 [サーバ作成] ボタンをクリックします。
- 動作環境に応じて、サーバ設定段階から順に実行してサーバ作成を完了します。
- サーバ作成方法の詳細は、サーバ作成をご参照ください。
- 追加ストレージがある場合、またはソースサーバと異なるゾーンにサーバを作成する場合、サーバの作成に多くの時間がかかる場合があります。
- 作成されたサーバは Server メニューで確認できます。
他リージョンにコピー
マイサーバイメージを他リージョンにコピーする方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
- Server Image メニューをクリックします。
- サーバイメージリストでサーバイメージを選択し、 他リージョンにコピー ボタンをクリックします。
- ポップアップでコピーしたサーバイメージを保存する Region と新規サーバイメージ名 を入力した後、[作成] ボタンをクリックしてください。
- 他リージョンへのサーバイメージのコピーは、容量によって数十分から数時間かかる場合があります。
- 他リージョンにコピー中のサーバイメージを途中で削除したり、キャンセルすることはできません。
- コピー完了時、ログインアカウントに確認メールが送信されます。
VPCにサーバイメージをコピー
Classic環境で作成したマイサーバイメージを VPC環境にコピーできます。
- 以下のサーバイメージのみ VPCサーバにコピーできます。
- CentOS 7.8 (64-bit)
- Ubuntu 18.04 (64-bit)
- Windows 2016 (64-bit)
- CentOS 7.8 (64-bit) with Tibero
- Windowsサーバイメージは、アンチウイルスのヘルスチェックスクリプトを実行してから VPCサーバにコピーできます。アンチウイルスのヘルスチェックスクリプトを実行して VPCにコピーする方法は Windowsサーバイメージを VPC環境にコピーをご参照ください。
- Classicのハイパーバイザバージョンが VPCのバージョンより低いために VPCコピー機能がサポートされない場合は、古いバージョンのマイサーバイメージを VPC環境にコピーをご参照ください。
マイサーバイメージを VPC環境にコピーする方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
- Server Image メニューをクリックします。
- サーバイメージリストでサーバイメージを選択し、 [VPCにコピー] ボタンをクリックします。
- ポップアップでサーバイメージ名を入力し、 [作成] ボタンをクリックします。
- VPC環境にマイサーバイメージをコピーします。
- VPCへのサーバイメージのコピーは、容量によって数十分から数時間かかる場合があります。
- VPCにコピー中のサーバイメージを途中で削除したり、キャンセルすることはできません。
- コピー完了時、ログインアカウントに確認メールが送信されます。
- Anti-Virusがインストールされたサーバイメージを利用して VPCでサーバを作成する場合、作成されたサーバに自動的に Agentがインストールされて課金対象となります。
Windowsサーバイメージをコピー
Windowsサーバイメージは、アンチウイルスのヘルスチェックスクリプトを実行してから VPCサーバにコピーできます。アンチウイルスのヘルスチェックスクリプトを実行して VPCサーバにコピーする方法は、次の通りです。
Windowsサーバにアクセスし、インストールされたアンチウイルスソリューションを確認します。
アンチウイルスソリューションが ApexOneまたは OfficeScanの場合、コントロールパネルでそのアンチウイルスを削除して関連フォルダも削除します。
- ApexOne
- プログラム名: Trend Micro Apex One Security Agent
- フォルダパス: C:\Program File (x86)パスの Trend Micro\Security Agent
- OfficeScan
- プログラム名: Trend Micro officescan Security Agent
- フォルダパス: C:\Program Files (x86)パスの Trend Micro\Security Agent
- ApexOne、OfficeScan以外のアンチウイルスソリューションはサーバで削除しなくても、マイサーバイメージを作成できます。
- ApexOne
管理者の権限で Windows PowerShellを実行します。
次のコマンドを入力して、アンチウイルスのヘルスチェックスクリプトの実行ツールをダウンロードします。
- デスクトップに ncp vac chk.exeファイルがダウンロードされます。
cd c:\users\Administrator\Desktop Invoke-WebRequest http://init.ncloud.com/vpcporting/real/ncp_vac_chk.exe -outfile ncp_vac_chk.exe
スクリプト実行ツールを管理者の権限で実行し、結果を確認します。
- アンチウイルスのヘルスチェックが正常に実行されたらデスクトップに2つのファイル(notifyFreeAntiVirusRemoved、result)が作成され、アンチウイルスのヘルスチェックが異常に実行された場合は resultファイルのみ作成されます。
- notifyFreeAntiVirusRemovedファイルが作成されなかったり、そのファイルの結果が OKでない場合、アンチウイルスの削除状態を再確認してからスクリプトツールを再実行します。
スクリプトの実行が完了したサーバにマイサーバイメージを作成します。
- マイサーバイメージ作成方法は、マイサーバイメージ作成をご参照ください。
作成したマイサーバイメージを VPC環境にコピーします。
- VPC環境にマイサーバイメージをコピーする方法は VPCにサーバイメージをコピーをご参照ください。
古いバージョンのサーバイメージをコピー
Classic環境のハイパーバイザバージョンが VPC環境のバージョンより低く、VPCにコピーする機能がサポートされない場合、そのサーバイメージとで新規サーバを Classic環境で作成し、作成したサーバでマイサーバイメージを作成してから VPCにコピーできます。古いバージョンのマイサーバイメージを VPC環境にコピーする方法は、次の通りです。
- 古いバージョンのマイサーバイメージを用いて、Classic環境で新しいサーバを作成します。
- 新しく作成するサーバイメージは、コピーする VPCサーバのサーバイメージと同じである必要があります。
- サーバを作成する方法はサーバ作成をご参照ください。
- 作成したサーバにマイサーバイメージを再作成します。
- マイサーバイメージ作成方法は、マイサーバイメージ作成をご参照ください。
- 再作成したマイサーバイメージを VPCにコピーします。
- VPC環境にマイサーバイメージをコピーする方法は VPCにサーバイメージをコピーをご参照ください。
マイサーバイメージの共有
サーバイメージを他のアカウントと共有できます。複数のアカウントを保有している場合、この機能を利用してサーバを効率的に管理できます。
Microサーバはサーバイメージの共有機能をサポートしていません。
共有されるアカウントの追加
サーバイメージを共有するアカウントを追加する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
- Server Image メニューをクリックします。
- サーバイメージリストからサーバイメージを選択し、 [共有権限設定] ボタンをクリックします。
- サーバイメージを共有するアカウントのログイン IDを入力し、 [権限追加] > [適用] ボタンを順にクリックします。
- 権限を追加したアカウントにマイサーバイメージが共有され、そのサーバの共有状態が 共有中 と表示されます。
共有されるアカウントの削除
特定のアカウントがこれ以上サーバイメージを共有されないように削除する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
- Server Image メニューをクリックします。
- サーバイメージリストからサーバイメージを選択し、 [共有権限設定] ボタンをクリックします。
- ポップアップで [共有アカウント削除] タブをクリックします。
- 共有されるアカウント から削除するアカウントのチェックボックスをクリックして選択し、[>] ボタンをクリックして削除対象アカウント に追加します。
- 削除対象アカウントをすべて追加したら、 [適用] ボタンをクリックします。
- 削除したアカウントへのサーバイメージの共有状態が解除されます。
Snapshot作成
Snapshotを作成する方法は次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
- Server Image メニューをクリックします。
- サーバイメージリストでサーバイメージを選択し、 [Snapshot作成] ボタンをクリックします。
- ポップアップでスナップショットを作成するディスクを スナップショット作成デバイスリスト に選択し、 スナップショット名 を入力してから [作成] ボタンをクリックします。
- スナップショットはデバイス別に分離して作成されます。
- 作成されたスナップショットは Services > Compute > Server > Snapshot メニューでご確認ください。
マイサーバイメージの削除
サーバイメージを削除する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
- Server Image メニューをクリックします。
- サーバイメージリストで削除するサーバイメージを選択し、 [サーバイメージの削除] ボタンをクリックします。
- 確認のポップアップ内容を確認した後、 [確認] ボタンをクリックします。