スナップショットでストレージ作成

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VPC環境で利用できます。

スナップショットを使用してストレージを作成し、保存されたデータを復旧できます。
コンソールでまずストレージを作成した後、サーバに接続してストレージをマウントでき、OS別の詳しい方法は次の案内をご参照ください。

注意

スナップショットでストレージを作成するには、スナップショットのソースストレージが接続されているサーバとストレージを作成するサーバの OSが同じである必要があります。

1. コンソールでのストレージ作成

まず、コンソールでスナップショットを使用してストレージを作成します。
スナップショットを使用してストレージを作成する方法は、次の通りです。

  1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
  2. Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
  3. Snapshot メニューをクリックします。
  4. スナップショットリストからストレージを作成するスナップショットをクリックして選択した後、 [ストレージ作成] ボタンをクリックします。
  5. ストレージ作成のポップアップで作成するスナップショット情報を設定した後、 [作成] ボタンをクリックします。
    • スナップショット情報 : 選択されたスナップショットの情報を表示
    • ストレージ名 : 先頭は英字にする必要があり、英字の大小文字、数字、ハイフン(-)、アンダースコア(_)を使用して3~30文字で入力
      • 入力しない場合は、ストレージ名が自動作成されます。
    • Zone : ストレージを配置するゾーンを選択
    • ストレージ種類 : 使用目的に応じて希望するタイプを選択
      • KVMベースのストレージ: 小容量のデータに頻繁にアクセスする用途なら CB1/2 、大容量データを保管して頻繁にアクセスしない用途なら FB1/2 を選択
      • XENベースのストレージ: 高性能 I/Oが必要な場合は SSD 、一般的なサービスなら HDD を選択
    • サーバ選択 (XEN専用): ストレージを接続するサーバを選択
    • サイズ : KVMベースのスナップショットは、表示される範囲内でストレージ容量を入力
      • XENベースのスナップショットは、ストレージ容量を変更することはできません。
    • Max IOPSストレージ暗号化適用 値は自動的に適用され、変更不可
    • ストレージの返却保護 (KVM専用): ストレージが返却されないように保護有無を選択
  6. 設定情報を確認した後、 [確認] ボタンをクリックします。
    • ストレージが作成され、作成されたストレージは Storage メニューで確認できます。

2. サーバ設定(Linux)

スナップショットで作成したストレージを Linuxサーバに追加するには、次の案内をご参照ください。

1. ストレージ識別子とファイルシステムタイプの確認
2. ストレージ識別子の変更
3. ストレージマウント

1. ストレージ識別子とファイルシステムタイプの確認

ストレージ識別子とファイルシステムタイプを確認します。

  1. ストレージを接続する Linuxサーバにアクセスします。
  2. blkid コマンドを通じてスナップショットで作成したストレージ識別子とファイルシステムのタイプを確認します。
    • ストレージ識別子は UUID 値に表示されます。
    • ファイルシステムタイプは TYPE 値に表示されます。
  3. 前のステップの確認結果に応じて、以下の手順を行います。

2. ストレージ識別子の変更

次の場合に該当する場合、ソースサーバのストレージと作成したストレージ識別子が重複してマウントを行えません。

  • ストレージを追加したサーバの既存ストレージの中から、1つを選択してスナップショットを作成
  • 他のサーバの起動用デフォルトストレージでスナップショットを作成

該当する場合、作成したストレージの識別子を変更する必要があります。
1. ストレージ識別子とファイルシステムタイプの確認で確認したファイルシステムタイプに応じて、タスクを進めます。

xfsファイルシステムタイプ

xfs ファイルシステムを使用するストレージの識別子を変更する方法は、次の通りです。xvdb1 ストレージを例に挙げて説明します。

注意

/dev/xvda(XEN専用)または /dev/vda(KVM専用)は、起動用のデフォルトストレージのデバイスファイル名であるため、識別子を変更しないでください。起動用のデフォルトストレージの識別子を変更すると、サーバが起動しない場合があります。

  1. xfs_repair -L /dev/xvdb1 コマンドを入力します。
    • xvdb1 ストレージのストレージ識別子が削除されます。
  2. xfs_admin -U generate /dev/xvdb1 コマンドを入力します。
    • xvdb1 ストレージに新しい識別子が作成されます。
  3. blkid コマンドで新しい識別子に変更されていることを確認します。

ext4ファイルシステムタイプ

ext4 ファイルシステムを使用するストレージの識別子を変更する方法は、次の通りです。xvdb1 ストレージを例に挙げて説明します。

注意

/dev/xvda(XEN専用)または /dev/vda(KVM専用)は、起動用のデフォルトストレージのデバイスファイル名であるため、識別子を変更しないでください。起動用のデフォルトストレージの識別子を変更すると、サーバが起動しない場合があります。

  1. tune2fs -U "UUID" /dev/xvdb1 または tune2fs -U random /dev/xvdb1 コマンドを入力します。
  2. "UUID" 位置に希望するストレージ識別子を入力してから実行します。
    • UUIDuuidgen コマンドを入力して新しく作成できます。
  3. random オプションは UUIDを任意の random 値に設定します。
  4. blkid コマンドで新しい識別子に変更されていることを確認します。
    ext4 ファイルシステムタイプの起動用デフォルトストレージをサーバ運用中の状態でスナップショットとストレージを作成して割り当てた後、 tune2fs コマンドで UUID 変更時に以下のエラーが発生することがあります。
    • 起動ディスクはデータ消失イシューを防ぐために、サーバが停止状態である時、スナップショットを作成することをお勧めします。
# tune2fs /dev/xvdb1 -U random
This operation requires a freshly checked filesystem.
Please run e2fsck -f on the filesystem.

この場合には以下の手順に従って行ってください。

  1. ストレージデバイスのヘルスチェック
# file -s /dev/xvdb1

コマンド実行結果値で「needs journal recovery」のフレーズが表示されることを確認します。
このフレーズが表示されたら、ファイルシステムが破損していることを意味します。以下のコマンドでファイルシステムのチェックと復旧を行ってください。

  1. ファイルシステムのチェックと復旧の実行
# e2fsck -f /dev/xvdb1 -y
  1. ストレージ識別子の変更の実行
# tune2fs /dev/xvdb1 -U random

3. ストレージマウント

ストレージマウントを参照して作成したストレージをマウントします。

参考

スナップショットからストレージのデータを読み取りして復旧するため、ディスクパーティションとストレージフォーマットは省略します。

2. サーバ設定(Windows)

スナップショットで作成したストレージを Windowsサーバに追加するには、ストレージの状態をオンラインに設定する必要があります。
Windowsサーバでストレージの状態をオンラインで設定する方法は、次の通りです。

  1. ストレージを接続する Windowsサーバにアクセスします。
  2. i-server_window_startをクリックした後、 Windows Administrative Tools > Computer Management > Disk Management メニューを順にクリックします。
    • 実行欄に diskmgmt.mscを入力できます。
  3. ディスクリストで Offline が表示されたディスクを検索して右クリックした後、Online をクリックします。
    • これでストレージを使用できます。
参考

スナップショットからストレージのデータを読み取りして復旧するため、ディスクパーティションとストレージフォーマットは省略します。