ストレージを使用する
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    ストレージを使用する

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    Article Summary

    VPC環境で利用できます。

    追加したストレージを使用するには、サーバにストレージをマウントするか、ボリュームを登録する必要があります。Linuxサーバにストレージをマウントする方法と、Windowsサーバにストレージボリュームを登録する方法について説明します。

    参考

    ストレージマウントまたはストレージボリューム登録を行う前に、追加したストレージをサーバに接続する必要があります。サーバ接続方法の詳細は、サーバ接続をご参照ください。

    ストレージマウント(Linux)

    追加したストレージを使用するには、Linuxサーバにストレージをマウントする必要があります。次のステップを順に行い、追加したストレージをマウントします。

    参考

    ディスク名はストレージ詳細情報の 接続情報 で確認できます。ここでは、ディスク名が /dev/xvdbの場合を例に挙げて説明します。

    1. ストレージのヘルスチェック

    サーバにアクセスしてストレージのヘルスチェックを行う方法は、次の通りです。

    1. 追加ストレージをマウントする Linuxサーバにアクセスします。
    2. su -コマンドを入力し、パスワードを再入力します。
      • root権限でログインします。
    3. fdisk -lコマンドを入力して /dev/xvdbディスクが追加されたことを確認します。

    2. ディスクパーティション

    ディスクパーティションを設定する方法は、次の通りです。

    1. fdisk /dev/xvdbコマンドを入力します。
    2. Commandプロンプトで nと入力します。
    3. 作成するパーティションが primary typeの場合は pと、extended typeの場合は eと入力します。
    4. 作成するパーティションの番号とセクター領域を入力します。
      • ディスク全体をマウントする場合、デフォルト値を入力します。
    5. Commandプロンプトで wと入力します。
      • パーティションの設定が適用されます。

    3. ストレージのフォーマット

    パーティションにファイルシステムを設定する方法は、次の通りです。
    次のコマンドの中から、マウントするサーバのイメージに適したコマンドを入力してパーティションをフォーマットします。

    • CentOS 7.x: mkfs.xfs /dev/xvdb1
    • Rocky Linux 8.x: mkfs.xfs /dev/xvdb1
    • Ubuntu: mkfs.ext4 /dev/xvdb1
    • 暗号化されたディスクの場合: mkfs.xfs /dev/mapper/crypt_sd[파티션명]

    4. ストレージのマウント

    ストレージをマウントする方法は、次の通りです。

    1. mkdir /mnt/aコマンドを入力してディレクトリを作成します。

      • /mnt/aマウントポイントが作成されます。
    2. mount /dev/xvdb1 /mnt/aコマンドを入力してストレージとディレクトリを接続します。

      • /mnt/aにストレージがマウントされます。これでストレージを使用できます。
    3. df -k コマンドを入力してマウントが正常に完了されたか確認します。

      • ファイルシステムリストに /dev/xvdb1のマウントディレクトリが表示されます。
      Filesystem      Inodes IUsed   IFree IUse% Mounted on
      /dev/vda2      4718080 74947 4643133    2% /
      /dev/vda1       524288   333  523955    1% /boot
      /dev/xvdb1       49984     3   49981    1% /mnt/a
      

    5. マウント情報の維持設定(fstab設定)

    Linuxサーバを起動した後もマウント情報を維持するには、/etc/fstabでボリューム設定を変更します。/etc/fstabは起動段階でマウントされるボリューム情報が保存されるパスです。起動後、ストレージマウント情報を維持するようにボリューム設定を変更する方法は、次の通りです。

    参考

    ここでは、xvdb1ボリュームを例として説明し、ボリュームの他の設定を変更する方法を共に説明します。

    1. 次のコマンドを入力してボリューム情報設定ファイルを開きます。

      vi  /etc/fstab
      
    2. 次の表を参照して xvdb1ボリュームの設定を追加します。

      • ボリューム情報の例

        /dev/xvdb1      /mnt/a      ext4        defaults        1       2
        
        列の値表示する設定説明
        /dev/xvdb1ボリューム名そのボリュームの名前を表示
        /mnt/aマウントポイントボリュームがマウントされる位置
        ext4ファイルシステムの種類
        • ext4: Ubuntu
        • xfs: CentOS 7.x
        defaultsオプション
        • defaults: 以下の auto、rw、nouser、exec、suidオプションのプロパティをすべて持つオプション:
        • auto: 起動時に自動でマウント
        • noauto: 起動時に自動マウントしない
        • rw: 読み取りと書き込みができるようマウント
        • ro: 読み取り専用でマウント
        • nouser: rootアカウントのみマウントできるよう設定
        • user: 一般アカウントもマウントできるよう設定
        • exec: ファイルの実行を許可
        • suid: SetUIDSetGIDを許可
        • nofail: マウントするファイルシステムの状態が使用不可の場合も起動プロセスを中断せずに続行できるようにするオプション
        1ダンプ設定
        • 0: ダンプされないファイルシステム
        • 1: ダンプ可能なファイルシステム
        2fsck設定
        • 0: 起動時に fsckを実行しない
        • 1: 起動時に rootファイルシステムを優先して確認
        • 2: 起動時に root以外のファイルシステムを優先して確認
    3. :wqコマンドを入力してエディタを終了します。

    参考

    nofailオプションがあると、次のようなエラー状況でもストレージが正常に起動します。

    • UUIDに不要な引用符があったり、「default」の誤字があるなど、マウント情報が間違っている場合
    • 実際にマウントするファイルシステムがない、または破損している場合

    ストレージのアンマウント(Linux)

    Linuxサーバでマウントしたストレージを解除する方法は、次の通りです。

    1. ストレージをアンマウントする Linuxサーバにアクセスします。
    2. umount /mnt/aコマンドを入力します。
      • /mnt/aにマウントしたストレージが解除されます。
    参考

    アンマウントが正常に行われない場合、アンマウント強制コマンドまたは fuserコマンドを通じて特定のファイルやファイルシステム、ポートなどで使用中のプロセスを確認・終了する必要があります。

    • アンマウント強制コマンド
      • umount -l /mnt/a
      • umount -f /mnt/a
    • fuserコマンドの使用手順
      1. fuser -cu /mnt/aでディレクトリを使用するユーザーまたはプロセスを確認
      2. fuser -ck /mnt/aでプロセスを強制終了
      3. umount /mnt/aでアンマウントを実行

    ストレージボリュームの登録(Windows)

    追加したストレージを使用するには、Windowsサーバにストレージをボリュームとして登録する必要があります。次の手順に従って追加したストレージをボリュームとして登録します。

    1. ディスクの初期化

    ディスクを初期化する方法は、次の通りです。

    1. 追加ストレージをボリュームとして登録する Windowsサーバにアクセスします。
    2. i-server_window_startをクリックし、 Windows Administrative Tools > Computer Management > Disk Management メニューを順にクリックします。
      • 実行欄に diskmgmt.mscを入力できます。
    3. ディスク初期化ポップアップで追加するディスクを選択して MBR(Mater Boot Record)を選択し、[OK] ボタンをクリックします。
      • ディスクが初期化されます。
      • ポップアップが表示されない場合、ディスクリストで Not Initialized が表示されたディスクを検索して右クリックし、Initialize Disk をクリックします。

    2. ボリュームの作成とフォーマット

    サーバにストレージボリュームを作成してフォーマットする方法は、次の通りです。

    1. ディスクリストで Unallocated が表示されたディスクを検索して右クリックし、New Simple Volume をクリックします。
    2. [Next] ボタンをクリックします。
    3. シンプルボリュームサイズを入力し、 [Next] ボタンをクリックします。
    4. 割り当てるドライブ文字を選択し、 [Next] ボタンをクリックします。
    5. パーティションフォーマットを設定し、 [Next] ボタンをクリックします。
    6. 設定内容を確認し、 [Finish] ボタンをクリックします。
      • フォーマット完了後、当該ディスクの状態が正常に表示されたらストレージを使用できます。
    参考

    ボリュームの登録が正常に完了したかを確認するには、Windowsエクスプローラーで This PC をクリックし、ハードディスクドライブリストを確認します。

    ストレージボリュームの解除(Windows)

    Windowsサーバでサーバに登録されたストレージボリュームを解除する方法は、次の通りです。

    1. Windowsサーバにアクセスします。
    2. i-server_window_startをクリックし、 Windows Administrative Tools > Computer Management > Disk Management メニューを順にクリックします。
      • 実行欄に diskmgmt.mscを入力できます。
    3. 表示されるリストで拡張するパーティションを検索して右クリックし、 Offline をクリックします。
      • サーバとの接続が解除され、パーティションの状態が Offline と表示されます。

    サーバ接続

    ストレージ作成後にストレージを設定・使用するには、サーバにストレージを接続する必要があります。サーバ接続後、ストレージマウントタスクを行います。サーバ接続方法の詳細は、サーバ接続をご参照ください。

    サーバ接続解除

    ストレージを削除する前に、サーバとの接続を解除する必要があります。ストレージを他のサーバに以降する際にも、サーバの接続を解除する必要があります。サーバ接続を解除する方法の詳細は、サーバ接続解除をご参照ください。


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