--- title: "自動マウント設定(fstab)" slug: "server-ts-fstab-vpc" tags: ["mount", "troubleshooting", "fstab", "vpc", "Server"] updated: 2026-10-20T09:00:47Z published: 2026-10-20T09:00:47Z canonical: "guide.ncloud-docs.com/server-ts-fstab-vpc" --- > ## Documentation Index > Fetch the complete documentation index at: https://guide.ncloud-docs.com/llms.txt > Use this file to discover all available pages before exploring further. # 自動マウント設定(fstab) VPC環境で利用できます。 NAVERクラウドプラットフォーム Linuxサーバの自動マウント設定ファイルである fstabの使用方法について説明します。 ## fstabファイル /etc/fstabは、サーバの起動段階でマウントされるべきボリューム情報が保存されるファイルです。以下は fstabファイルの例です。 ``` # /etc/fstab # Created by anaconda on Tue Oct 25 16:27:45 2022 # # Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk' # See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info # UUID=8ce3c9de-8217-4378-8b70-b63ce4d6c6a2 / xfs defaults 0 0 UUID=45a9df56-7731-479c-8c8f-f0280b387749 /boot xfs defaults 0 0 /dev/vdb /mnt/a xfs defaults 0 0 ``` fstabファイルの各行は全部で6つの項目で構成されており、各項目は Tabまたは Spaceで区切られています。 - [デバイス名](/docs/ja/server-ts-fstab-vpc#%EC%9E%A5%EC%B9%98%EB%AA%85) - [マウントポイント](/docs/ja/server-ts-fstab-vpc#%EB%A7%88%EC%9A%B4%ED%8A%B8%ED%8F%AC%EC%9D%B8%ED%8A%B8) - [ファイルシステム](/docs/ja/server-ts-fstab-vpc#%ED%8C%8C%EC%9D%BC%EC%8B%9C%EC%8A%A4%ED%85%9C) - [マウントオプション](/docs/ja/server-ts-fstab-vpc#%EB%A7%88%EC%9A%B4%ED%8A%B8%EC%98%B5%EC%85%98) - [dump設定](/docs/ja/server-ts-fstab-vpc#dump%EC%84%A4%EC%A0%95) - [fsck設定](/docs/ja/server-ts-fstab-vpc#fsck%EC%84%A4%EC%A0%95) ### デバイス名 ユーザーが保有するボリューム名を意味します。上記の例では、デバイス名が UUIDと/dev/vdb(デバイス名)で表現されました。 - `blkid`コマンドでボリュームの UUIDを照会できます。 ### マウントポイント ボリュームをマウントする位置を設定します。上記の例では、`/`と `/boot`、`/mnt/a`、`/mnt/b`がマウントポイントです。 - マウントポイントは絶対パスで指定する必要があります。 ### ファイルシステム ボリュームをフォーマットする時に必要なファイルシステムを意味します。上記の例では、ファイルシステムはすべて `xfs`です。 ファイルシステムはサーバの OSによって異なります。 - CentOS 6: ext4 - CentOS 7: xfs - Rocky Linux 8/9 : xfs - NAVIX 9 : xfs - Ubuntu: ext4 ### マウントオプション ボリュームをマウントする場合、設定可能なオプションを設定します。上記の例では、すべて `defaults`オプションを使用しています。 設定できるマウントオプションは、次の通りです。複数のオプションを一覧表示する場合は、カンマ(,)で区切って空白がないようにします。 | マウントオプション | 説明 | | --- | --- | | defaults | auto、rw、nouser、exec、suidオプションをすべて含むオプション | | auto | 起動時に自動マウント | | noauto | 起動時に自動マウントしない | | rw | 書き込みと読み取りの両方とも可能なマウント(read and write) | | ro | 読み取り専用(read only) | | nouser | rootアカウントのみマウント可能 | | user | 一般アカウントもマウント可能 | | exec | ファイル実行許可 | | suid | SetUIDと SetGIDを許可 | | nofail | エラーが発生しても起動できるようにするオプションで、誤字脱字などの理由でマウントに失敗した際にエラーが発生したボリュームを除いて起動 | 参考 UUIDに不要な引用符が含まれていたり、「default」のように誤字脱字がある場合、エラーが発生します。ただし、nofailオプションを設定した場合、エラーがあるボリュームを除いて正常に起動します。 ### dump設定 ファイルシステムの dump可否を設定します。上記の例では、すべて `0`に設定されています。 設定可能な値は、次の通りです。 - 0: dumpされないファイルシステム - 1: バックアップなどの目的で dump可能なファイルシステム ### fsck設定 起動時に fsckでファイルシステムのチェック有無を設定します。上記の例では、すべて `0`に設定されています。 設定可能な値は、次の通りです。 - 0: 起動時に fsckを実行しない - 1: 起動時に rootファイルシステムをチェック - 2: 起動時に root以外のファイルシステムをチェック ## fstabの設定手順 fstabの設定例で自動マウントを設定できます。 /dev/xvdb1デバイスを/mnt/bにマウントするように fstabを設定する方法は、次の通りです。 1. viエディタで `/etc/fstab`ファイルを開きます。 ``` $ vi /etc/fstab ``` 2. 自動マウントの設定内容を入力します。 ``` # CentOS 6.xの場合 /dev/xvdb1 /mnt/b ext4 defaults 0 0 ``` ``` # CentOS 7.xの場合 /dev/xvdb1 /mnt/b xfs defaults 0 0 ``` ``` # Ubuntu Server / Desktopの場合 /dev/xvdb1 /mnt/b ext4 defaults 0 0 ``` ``` # Rocky Linux 8 / 9 /dev/xvdb1 /mnt/b xfs defaults 0 0 ``` ``` # NAVIX 9 /dev/xvdb1 /mnt/b xfs defaults 0 0 ``` 3. ファイルを保存して終了します。 4. 次のコマンドを入力して整合性をチェックします。 ``` $ mount -av ``` - コマンドの実行結果、fstabに登録したボリュームがマウントされます。マウントにエラーが発生した場合、エラーメッセージが表示されます。 ## fstabのトラブルシューティング fstabの設定にエラーがある場合、起動に失敗して Emergency Modeに入ります。解決する方法は、次の通りです。 1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、**Menu** > **All Services** > **Compute** > **Server**メニューを順にクリックします。 2. **Server**メニューをクリックします。 3. サーバリストで当該サーバが再起動に失敗した状態か確認します。 ![compute-vpc-fstab-troubleshoting-console1_ko](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/compute-vpc-fstab-troubleshoting-console1_ja.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-30T15%3A58%3A26Z&se=2026-10-30T16%3A58%3A26Z&sr=c&sp=r&sig=tp3xz%2BUAIxuvuP9JyX1z%2FVUFs7aCAhpCpAEdT56nwFI%3D) 4. サーバをクリックして選択し、**[サーバアクセスコンソール]** ボタンをクリックします。 5. サーバアクセスコンソールで Emergency Modeの状態を確認した後、パスワードを入力してサーバにアクセスします。 ![compute-vpc-fstab-troubleshoting-console2_ko](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/compute-vpc-fstab-troubleshoting-console2_ja.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-30T15%3A58%3A26Z&se=2026-10-30T16%3A58%3A26Z&sr=c&sp=r&sig=tp3xz%2BUAIxuvuP9JyX1z%2FVUFs7aCAhpCpAEdT56nwFI%3D) 6. 起動失敗の原因に応じて、以下の対策を実行します。 - [マウントオプションが間違っている場合](/docs/ja/server-ts-fstab-vpc#%EB%A7%88%EC%9A%B4%ED%8A%B8%EC%98%B5%EC%85%98%EC%9D%B4%EC%9E%98%EB%AA%BB%EB%90%9C%EA%B2%BD%EC%9A%B0) - [ファイルシステムのフォーマットが間違って登録された場合](/docs/ja/server-ts-fstab-vpc#%ED%8C%8C%EC%9D%BC%EC%8B%9C%EC%8A%A4%ED%85%9C%ED%8F%AC%EB%A7%B7%EC%9D%B4%EC%9E%98%EB%AA%BB%EB%93%B1%EB%A1%9D%EB%90%9C%EA%B2%BD%EC%9A%B0) 参考 起動に失敗しても **[サーバアクセスコンソール]** ボタンが有効にならない場合は、[サポート](https://www.ncloud.com/support/question/service)までお問い合わせください。 ### マウントオプションが間違っている場合 マウントオプションが誤っている場合の解決方法は、次の通りです。 1. 次のコマンドを実行して手動マウントを行います。 ``` $ mount -av ``` 2. 手動マウントの実行結果を確認します。 - 例) /dev/xvdb1にマウントオプションの誤字がある場合(defaults -> defaultに誤記) ![compute-vpc-fstab-example3](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/compute-vpc-fstab-example3.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-30T15%3A58%3A26Z&se=2026-10-30T16%3A58%3A26Z&sr=c&sp=r&sig=tp3xz%2BUAIxuvuP9JyX1z%2FVUFs7aCAhpCpAEdT56nwFI%3D) ![compute-vpc-fstab-example4](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/compute-vpc-fstab-example4.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-30T15%3A58%3A26Z&se=2026-10-30T16%3A58%3A26Z&sr=c&sp=r&sig=tp3xz%2BUAIxuvuP9JyX1z%2FVUFs7aCAhpCpAEdT56nwFI%3D) 3. viエディタで `/etc/fstab`ファイルを開き、間違って設定された行をコメントアウトするか、設定内容を修正してから保存します。 - コメントアウトをお勧めします。 - fstabの内容の中で rootパーティションラインにエラーが発生した場合には、root(/)下のすべてのファイルが read-only modeになるので、/etc/fstabファイルを修正できません。[サポート](https://www.ncloud.com/support/question/service)にシングルモード起動サポートを依頼するか、`mount -o remount,rw`コマンドを実行して rootパーティションを read-write modeで再マウントした後、`/etc/fstab`ファイルを開いて間違った設定を修正します。 4. サーバアクセスコンソールで `reboot`コマンドを実行するか、NAVERクラウドプラットフォームコンソールでサーバを強制停止した後、 **[開始]** ボタンをクリックして再起動します。 5. 正常に起動したことを確認し、`/etc/fstab`でコメントアウトしたラインの記法/オプションをチェックします。 参考 Oracle Linux 6.10および RHEL 6.10では、fstab設定内容が間違っていても Emergency modeに入ることなく正常に起動され、`/var/log/messages`ファイルで関連ログを確認できます。 ``` # ('defaults' 'default' ) Aug 5 18:25:05 test-server kernel: [ 2.077285] xvdb: xvdb1 Aug 5 18:25:06 test-server kernel: [ 11.118531] EXT4-fs (xvdb1): Unrecognized mount option "default" or missing value ``` ### ファイルシステムのフォーマットが間違って登録された場合 ファイルシステムのフォーマットが間違って登録された場合の解決方法は、次の通りです 1. viエディタで/etc/fstabファイルを開き、ファイルシステムのフォーマットを修正します。 - 例) `xfs`で間違って入力された fstab設定を `ext4`に変更 ![compute-vpc-fstab-troubleshoting-console3](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/compute-vpc-fstab-troubleshoting-console3.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-30T15%3A58%3A26Z&se=2026-10-30T16%3A58%3A26Z&sr=c&sp=r&sig=tp3xz%2BUAIxuvuP9JyX1z%2FVUFs7aCAhpCpAEdT56nwFI%3D) ![compute-vpc-fstab-troubleshoting-console4](https://cdn.document360.io/6998976f-9d95-4df8-b847-d375892b92c2/Images/Documentation/compute-vpc-fstab-troubleshoting-console4.png?sv=2026-02-06&spr=https&st=2026-10-30T15%3A58%3A26Z&se=2026-10-30T16%3A58%3A26Z&sr=c&sp=r&sig=tp3xz%2BUAIxuvuP9JyX1z%2FVUFs7aCAhpCpAEdT56nwFI%3D) 2. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、**Menu** > **All Services** > **Compute** > **Server**メニューを順にクリックします。 3. サーバリストから当該サーバをクリックして選択し、**[サーバアクセスコンソール]** ボタンをクリックします。 - また、当該サーバをクリックして選択し、**[強制停止]** ボタンをクリックします。 4. サーバアクセスコンソールで `reboot`コマンドを実行します。 - 強制停止したサーバに対して、**[開始]** ボタンをクリックして再起動します。 5. NAVERクラウドプラットフォームコンソールでサーバの状態が**運用中**の状態に復旧したことを確認します。