Xentools の再インストール(Windows)

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VPC環境で利用できます。

Xentoolsは、Windowsサーバの I/Oドライバおよび管理エージェントとして、高性能の I/Oサービスを提供するために使用されます。問題を解決する目的で Windowsサーバから Xentoolsを削除して再インストールする方法について説明します。

注意
  • Xentoolsを再インストールする過程で Blue screen of death(BSOD)が発生することがあります。
  • タスク前にバックアップのために、まず Server Imageマイサーバイメージ作成 を参照してマイサーバイメージを作成します。

1. 事前準備

Xentoolsの削除ファイルとインストールファイルをダウンロードします。

参考

Xentoolsインストールのためにはサーバにインストールされた .Net Frameworkのバージョンが 4.0以上である必要があります。インストールの前に .Net Frameworkのバージョンを確認してください。

Xentools_Uninstall.exeファイルのダウンロード

PowerShellでスクリプトを実行し、Xentools_Uninstall.exeファイルをダウンロードします。

Start-BitsTransfer -Source "http://init.ncloud.com/xentools/windows/Xentools_Uninstall.exe" -Destination "c:\Xentools_Uninstall.exe"

Xentoolsインストールファイルのダウンロード

新しくインストールする Xentoolsのインストールファイルをダウンロードします。
Windowsサーバで Xentoolsは2つの方法でダウンロードできます。

  • 方法1: Citrix Knowledge Centerから Windowsサーバの Xentools情報を確認してダウンロード
  • 方法2: NAVERクラウドプラットフォームで提供する repoを通じて Xentoolsインストールファイルをダウンロード
    # 最新バージョンの Xentoolsをダウンロード
    Start-BitsTransfer -Source "http://init.ncloud.com/xentools/windows/managementagentx64-latest.msi" -Destination "c:\managementagentx64-latest.msi"
    

2. 既存 Xentoolsの削除

既にインストールされている Xentoolsを削除します。

  1. ダウンロードした Xentools_Uninstall.exeファイルを管理者モードで実行します。
    compute-xentoolswindow-new-01
  2. Xentoolsの削除中にサーバの再起動が必要です。実行有無を確認するポップアップが表示されたら、サーバの再起動が可能な状況でのみ Yes をクリックします。
    • 再起動が不可な場合は、 No をクリックして Xentoolsの削除プロセスを中断します。
      compute-xentoolswindow-new-02

3. Xentoolsの再インストール

Xentoolsを新たにインストールします。

  • インストール中に Network Driverがインストールされるため、リモート接続が切断されて再接続できない場合があります。リモート接続ができない場合は、コンソールから接続するか、サーバを一度再起動してから再試行してください。
  • サーバが再起動状態で止まっている場合、サーバにアクセスして再起動のポップアップが表示されていないか、Xentoolsの再インストール後に再起動を2回以上行ったかご確認ください。
注意
  • Xentoolsの再インストール後にサーバを再起動することで、Xentoolsが正常に認識されるようになります。
  • 再起動はコンソールではなくサーバで直接行ってください。
  • 再起動を2回以上行わずに NAVERクラウドプラットフォームコンソールで再スタート/停止制御をすると、制御コマンドが正しく実行されないことがあります。

compute-xentoolswindow-new-03

compute-xentoolswindow-new-04

compute-xentoolswindow-new-05

compute-xentoolswindow-new-06

4. ルーティングルールスクリプトの実行

Xentoolsを再インストールする時に設定されたルーティングルールが消える場合があります。従来に設定したルーティングルールを再設定し、NCPが提供するルーティングルールは以下のファイルをダウンロードしてから実行して設定します。

Start-BitsTransfer -Source "http://init.ncloud.com/windows/real/staticRoute.exe" -Destination "c:\staticRoute.exe"

次のように Persistent Routesに169.254.0.0/16に対するルーティングルールが正常に入っているか確認します。
compute-xentoolswindow-new-07

5. Xentoolsの動作確認

再インストールした Xentoolsが正常に動作するか確認します。サービスの動作ステータスとバージョンを確認する必要があります。

Xentoolsの動作ステータス確認

PowerShellで次のコマンドを実行し、動作ステータスを確認します。次のように3つのサービスが動作中と表示される必要があります(9バージョン以上基準)。

参考

Xentoolsバージョンに応じて XenSvcの DisplayNameが異なる場合があります。

Get-Service -Name Xen*
          
Status   Name               DisplayName                           
------   ----               -----------                           
Running  xenagent           XenServer Agent                       
Running  xenbus_monitor     XenServer PV Driver Monitor      
Running  XenSvc             Citrix VM Tools Management Agent  

ステータスが Runningと表示されない場合、当該サービスを実行します。

  • cmd > service.msc を入力 > サービス名を確認して右クリック > サービス開始を実行します。

Xentoolsのバージョン確認

プログラムの追加/削除メニューから、Xentoolsバージョンを確認します。以下の、2つの方法で確認できます。

  • cmd > appwiz.cpl を入力します。
  • i-server_window_startを右クリックした後、 Control Panel > Programs > Programs and Features メニューを順にクリックします。
参考

OSバージョンに応じて Programs and Features名称が異なる場合があります。 (ex. Apps and Features)