Git クライアントを使用する

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Classic/VPC環境で利用できます。

SourceCommitリポジトリにアクセスするための認証情報(HTTPS/SSH)を発行した後、この認証情報を使って目的のリポジトリをローカル PCにクローン(clone)して使用できます。

参考
  • 円滑な使用環境を確保するため、Gitクライアントを上位バージョンにアップデートしてください(v1.8.4.3以上を推奨)。
  • コンソールで変更事項をマージしたり、リポジトリを削除するなどの SourceCommit管理を行うには、SourceCommitの顧客アカウントまたは「書き込み」(WRITE)権限以上の権限を持つサブアカウントでコンソールにログインしてください。サブアカウントの権限付与方法は、Sub Account ご利用ガイドをご参照ください。

Git認証情報の発行

ローカル PCで Gitクライアントを利用して SourceCommitリポジトリにアクセスするには、まずアクセス方法(HTTPS/SSH)に合った認証情報を発行します。

参考
  • HTTPS接続のための認証情報は、サブアカウントでログインした場合のみ発行できます。
  • アカウント名に「@」記号が含まれている場合、SSH接続を利用できません(顧客アカウントおよびサブアカウント共通)。

HTTPS接続用 Gitアカウントの設定

HTTPS接続のための Gitアカウント(Username/Password)の設定方法は、次の通りです。

  1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。

  2. Services > Developer Tools > SourceCommit メニューを順にクリックします。

  3. SourceCommit画面で [GITアカウント/GIT SSH設定] ボタンをクリックします。

  4. GITアカウント/GIT SSH設定のポップアップで [GITアカウント設定] タブをクリックします。
    sourcecommit-use_client1_ko

  5. アカウント設定領域の User name 項目のユーザー名をご確認ください。

    • コンソールへのログイン時に使用したサブアカウント名がユーザー名として使用されます。
  6. PasswordConfirm password 入力欄にパスワードを入力し、 [適用] ボタンをクリックします。

参考
  • Gitクライアント接続時、1分以内に間違ったパスワードを10回入力すると、そのアカウントは10分間ロックされて使用できなくなります。
  • パスワードを変更すると、アカウントのロックが解除されます。

GIT SSH接続設定

SSH接続のための Git認証情報(SSHキー)を作成する方法は、次の通りです。

参考

Windows OSを使用している場合は、Git Bashエミュレータを使用してください。

  1. ローカル PCで Gitクライアントを実行した後、RSAキーペアを作成します。

    • 作成するキーペアのパスとパスワードを入力します。
      • キーペアパスの例: /Users/USER/.ssh/id_sourcecommit)
      • パスワードなしで使用する場合は、Enterキーを押します。
    $ ssh-keygen
    Generating public/private rsa key pair.
    Enter file in which to save the key (/Users/SourceCommit/.ssh/id_rsa): /Users/USER/.ssh/id_sourcecommit
    Enter passphrase (empty for no passphrase):
    Enter same passphrase again:
    
    Your identification has been saved in /Users/USER/.ssh/id_sourcecommit.
    Your public key has been saved in /Users/USER/.ssh/id_sourcecommit.pub.
    
    The key fingerprint is:
    
    SHA256:oHdc0iQA7I25CvtEwmgzBHIalk67UgKHyygw0fihDl8 USER@0000000000
    The key's randomart image is:
    +---[RSA 2048]----+
    |        o++o*.   |
    |        .*oX.+   |
    |       .*.O.+. . |
    |        .=.o+.=  |
    |        SooBo* . |
    |        ..+o+ +.o|
    |         E    .+o|
    |        .      =o|
    |              o.=|
    +----[SHA256]-----+
    
  2. 作成されたキーペアのパブリックキーをクリップボードにコピーします。

    $ cat /Users/USER/.ssh/id_sourcecommit.pub
    
    ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAADAQABAAABAQCtEtEm+UQfHJtSEaNS/Q4tnrOGWu12qHyaIbZGk5A/OzmxDvmUeJRyiVz0/49MPElDLk/HbnZUx5joZskqVpyzrbF12YT7IweUkWWYie4bZ/c8dwQUi9yjgE5NUs0m5xPxq/u1QfMySLEOwvat8e0V2dpt7p0XeZB7QaMM+sexP+78EtUa3PD60Vko++2oPpK7ze5DdYduQAIiRVbC5NWpRLbHrhsXYScPU537jDqtRp3pXUXlpEUcVADXffD4Mer7PTGXr1NrJMefeisFRev4oQ4dtcQU3KmTxDK1nZeIGRB92NwsEvXI6FEF3jRD+sk+stq8ZEJe23Iyg0Gs6K1 USER@xxxxxxxx
    
  3. NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、 Services > Developer Tools > SourceCommit メニューを順にクリックします。

  4. SourceCommit画面で [GITアカウント/GIT SSH設定] ボタンをクリックします。

  5. GITアカウント/GIT SSH設定のポップアップで [GIT SSH設定] タブをクリックします。

  6. SSHパブリックキー登録 領域にコピーしたパブリックキーを貼り付けた後、 [登録] ボタンをクリックします。
    sourcecommit-use_client2_ko

  • 登録された SSHパブリックキー 領域に SSHキー の項目が表示されます。
    sourcecommit-use_client2a_ko
  • SSHパブリックキーの SSHキー 項目の値は、SSH接続時の User名として使用されます(configファイル作成時の User項目の値)。
  1. 次の例を参照して、ローカル PCの Gitクライアントでパブリックキーが保存されたパス(/Users/USER/.ssh/)に configファイルを作成します。

    • SSHパブリックキーの SSHキー 項目の値を User項目の値として入力します。
    $ vi ~/.ssh/config
    Host devtools.ncloud.com
    User [コンソールに登録された SSHキーの値]
    IdentityFile ~/.ssh/id_sourcecommit
    

リポジトリのクローン(Clone)

NAVERクラウドプラットフォームコンソールで SourceCommitリポジトリの Git URLをコピーし、ローカル PCで Gitクライアントを利用して SourceCommitリポジトリをクローンできます。

HTTPS接続によるリポジトリのクローン

HTTPS接続を利用したリポジトリのクローン方法は、次の通りです。

参考

HTTPS接続で SourceCommitリポジトリをクローンするには、まず HTTPS認証情報を発行してください。詳細は、HTTPS接続用 Gitアカウントの設定をご参照ください。

  1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。

  2. Services > Developer Tools > SourceCommit メニューを順にクリックします。

  3. SourceCommit画面でリポジトリを選択し、 [コードに移動] ボタンをクリックします。

    • リポジトリリストでリポジトリ名をクリックしても構いません。
  4. リポジトリの詳細機能画面で [CLONE URL] ボタンをクリックし、 [HTTPS] タブをクリックします。

  5. Clone with HTTPS 領域で Gitの URLを確認し、 [コピー] ボタンをクリックしてクリップボードにコピーします。
    sourcecommit-use_client3_ko

  6. ローカル PCで Gitクライアントを実行した後、次のようにリポジトリをクローンします。

    • sアカウント情報入力画面が表示されたら、HTTPS接続用 Gitアカウント設定段階で設定したアカウント情報を入力します。
    • 当該リポジトリのレプリカがローカル PCに作成されます。
    $ git clone [https Git URL, 例: https://devtools.ncloud.com/**********.git]
    
    参考
    • Gitクライアント接続時、1分以内に間違ったパスワードを10回入力すると、そのアカウントは10分間ロックされて使用できなくなります。
    • パスワードを変更すると、アカウントのロックが解除されます。

SSH接続によるリポジトリのクローン

SSH接続を利用したリポジトリのクローン方法は、次の通りです。

参考

SSH接続で SourceCommitリポジトリをクローンするには、まず SSHキーを登録して configファイルを作成する必要があります。詳細は、GIT SSH接続設定をご参照ください。

  1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。

  2. Services > Developer Tools > SourceCommit メニューを順にクリックします。

  3. SourceCommit画面でリポジトリを選択し、 [コードに移動] ボタンをクリックします。

    • リポジトリリストでリポジトリ名をクリックしても構いません。
  4. リポジトリの詳細機能画面で [CLONE URL] ボタンをクリックし、 [SSH] タブをクリックします。

  5. Clone with SSH 領域で Gitの URLを確認し、 [コピー] ボタンをクリックしてクリップボードにコピーします。
    sourcecommit-use_client4_ko

  6. ローカル PCで Gitクライアントを実行した後、次のようにリポジトリをクローンします。

    • 当該リポジトリのレプリカがローカル PCに作成されます。
     $ git clone [ssh Git URL, 例: ssh://devtools.ncloud.com/**********.git]
    
    参考
    • 複数の SSHキーを使用している場合、次の例のように特定の SSHキーを使用して SSH接続を実行できます。

      $ git clone ssh://[特定 SSHキー]@devtools.ncloud.com/123/**********.git
      
    • 次のようなエラーが発生する場合は、ユースケースを参照して configファイルに設定を追加してください。

      $ git clone ssh://devtools.ncloud.com/123/************.git 1108
      Cloning into '1108'...
      Unable to negotiate with 211.249.59.23 port 22: no matching host key type found
      Their offer: ssh-rsa
      fatal: Couls not read from remote repository.
      
      Please make sure you have the correct access rights and the regpository exists.
      

      config ファイル変更例(最後の2行追加)

      $ vi ~/.ssh/config
      Host devtools.ncloud.com
      User [コンソールに登録された SSHキーの値]
      IdentityFile ~/.ssh/id_sourcecommit
      HostkeyAlgorithms +ssh-rsa
      

    ​ PubkeyAcceptedAlgorithms +ssh-rsa
    ```

ローカル PCのファイルアップロード(Push)

ローカル PCにクローンした SourceCommitリポジトリのファイルを追加、削除、または変更した後、Gitクライアントを利用してリモートリポジトリ(SourceCommitリポジトリ)にアップロード(push)することができます。

本ご利用ガイドでは、ローカルリポジトリのすべての変更に対してコミットを作成した後、リモートリポジトリにアップロード(push)する方法を簡単なユースケースにて説明します。各 Gitコマンドと一緒に使用できる様々なオプションの詳細は、Git公式ドキュメントをご参照ください。

ローカルリポジトリの変更事項を SourceCommitリポジトリにアップロードする方法は、次の通りです。

  1. リポジトリクローン(Clone)の段階でクローンしたリポジトリ内のファイルをローカル PCで変更します。

    • ファイルを変更したり、追加・削除できます。
  2. Gitクライアントを実行し、次のユースケースを参照してリポジトリを初期化した後、すべての変更事項に対してコミットを作成します。

    • ローカルリポジトリを初期化
      $ git init
      
    • すべての変更事項をコミットに追加
      $ git add -A
      
    • コミット作成
      $ git commit -m "Local changes"
      
      [master cb587d8] Local changes
      10 files changed, 76 insertions(+), 1 deletion(-)
      create mode 100644 Testscript_001.md
      create mode 100644 Testscript_002.md
      create mode 100644 Testscript_003.md
      create mode 100644 Testscript_004.md
      create mode 100644 Testscript_005.md
      create mode 100644 Testscript_006.md
      create mode 100644 Testscript_007.md
      create mode 100644 Testscript_008.md
      create mode 100644 list.bat
      
  3. ローカルリポジトリにコミットされた変更事項を SourceCommitリポジトリにアップロード(push)します。

    • アップロードが完了したら、SourceCommitリポジトリで変更されたファイルとコミット履歴を確認できます。
    $ git push
    
    Enumerating objects: 7, done.
    Counting objects: 100% (7/7), done.
    Delta compression using up to 8 threads
    Compressing objects: 100% (5/5), done.
    Writing objects: 100% (5/5), 1.64 KiB | 1.64 MiB/s, done.
    Total 5 (delta 1), reused 0 (delta 0), pack-reused 0
    To https://devtools.ncloud.com/******/sample001.git
    7155f8d..cb587d8  master -> master