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ドメイングループ管理
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Classic/VPC環境で利用できます。
ドメイングループは、2つ以上のチャットボットドメインをグループ化し、ユーザーの質問に対して最適なドメインの返答を見つけて応答する機能です。例えば、3つのサービスを提供する会社があるとしましょう。その場合、1つのドメインから3つのサービスをすべて提供するより、それぞれのサービスを別途ドメインとして構成してそれらをグールプ化することをお勧めします。Domain Groupメニューで複数のドメインをグループ化して管理することができます。
下位ドメインのベータ版やサービスバージョンを変更する場合、ドメイングループのビルドと再配布を行う必要があります。
ドメイングループの作成
ドメイングループを作成する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domain Groupメニューを順にクリックします。
- Domain Groupメニューはドメイン管理者のみアクセスできる
- [ドメイングループ作成] ボタンをクリックします。
- ドメイングループの作成画面が表示されたら、情報を入力します。
- ドメイングループ名:ドメイングループの名前を指定。最大100文字まで入力できる
- グループコード:重複しない固有な値を入力。名前空間形式(com.ncloud.chatbot.support)で入力することを推奨
- 自然言語の処理:現在、韓国語のみサポート
- [ドメイングループ作成] ボタンをクリックします。
下位ドメインの設定
ドメイングループの下位ドメインを設定する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domain Groupメニューを順にクリックします。
- 作成したドメインの [ドメイングループを設定する] ボタンをクリックします。
- そのドメイングループの詳細項目設定ページに移動
- [下位ドメインリスト] タブの [下位ドメインを追加] ボタンをクリックします。
- 作成したドメインリストが表示されたら、追加するドメインを選択して [ドメインを追加] ボタンをクリックします。
- 知識データベースサービスを有効にしたドメインは、ドメイングループの下位ドメインに設定できません。
- 追加された下位ドメインの性質が異なれば異なるほど、ドメイングループではユーザーの質問をより効果的に分類できます。そのため、それぞれの下位ドメインには、他の下位ドメインと重ならない固有の質問を少なくとも5個以上登録することをお勧めします。
ドメイングループのビルド
ドメイングループもビルドや配布が必要です。ドメイングループをビルドする方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domain Groupメニューを順にクリックします。
- ビルドするドメイングループの [ドメイングループを設定する] ボタンをクリックします。
- 画面右上にある [モデルのビルド] > [会話モデルのビルド] ボタンをクリックします。
- ビルドのリクエスト時に、連携されている数々の下位ドメインの情報をまとめて分類のための学習を行う
- ドメイングループビルドの確認画面が表示されたら、[確認] ボタンをクリックします。
- [ビルド履歴] タブをクリックすると、そのビルド時点に設定された下位ドメインのバージョン情報を確認できます。
下位ドメインのビルド完了日が2019.10.18以前である場合、ドメイングループに関連する主要コンポーネントが含まれないため、ドメイングループのビルドに失敗する可能性があります。
ドメイングループは、連携された下位ドメインとは別々に動作します。モデルビルド時に設定された下位ドメインのベータ版に基づき、ドメイングループはユーザーの質問をどのドメインに伝達するかを学習します。そのため、モデルビルド時に設定された下位ドメインのビルドバージョン管理は重要です。
ドメイングループのテスト
ビルドが完了すると、ドメイングループのテストを行えます。質問が返されたドメイン情報だけでなく、会話名、会話タイプ、エンティティ、キーワード、正規表現の分析結果も確認できます。
ドメイングループのビルドが完了した後に下位ドメインのビルドバージョンが変更された場合、返答の品質が低下することがありますので、ご注意ください。
ドメイングループをテストする方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームのコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domain Groupをクリックします。
- ドメイングループの [ドメイングループを設定する] ボタンをクリックします。
- [テスト] タブをクリックします。
- ベータ版でテストを行います。
ドメイングループの配布
テストが完了すると、サービス配布ボタンをクリックしてサービスに反映します。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domain Groupメニューを順にクリックします。
- 配布するドメイングループの [ドメイングループを設定する] ボタンをクリックします。
- 画面上部の [モデルのビルド] > [会話モデルのビルド] ボタンをクリックします。
- ドメイングループのビルド画面で [確認] ボタンをクリックします。
- 配布したドメイングループを実際のサービスに適用するには、[サービス配布] ボタンをクリックします。
下位ドメインのベータIDとサービスIDを同じバージョンに設定しておく必要があります。ドメイングループのサービス配布が完了した後に下位ドメインのサービスバージョンが変更された場合、返答の品質が低下することがありますので、ご注意ください。
ドメイングループの固定メニューの追加
固定メニューは、チャットボット画面下部に固定させるメニューのことです。特定の会話シナリオまたは外部URLをチャットボット下部にメニューとして固定しておくと、ユーザーからのよくある質問に対する返答を先に提供することができます。
固定メニューを登録する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domain Groupメニューを順にクリックします。
- 配布するドメイングループの [ドメイングループを設定する] ボタンをクリックします。
- 画面上部の [固定メニュー] ボタンをクリックします。
- 固定メニューを作成するをクリックします。
- 固定メニュー情報を指定します。
項目 | 説明 |
---|---|
固定メニュー名 | 固定メニューの名前を入力 |
メニューボタンの構成 | メニューボタンの構成を選択 - 画像:固定メニューを画像で構成。最大6つの画像メニューを追加できる - テキスト:固定メニューをテキストで構成。最大4つのテキストメニューを追加できる |
画像メニューのレイアウト | 画像メニューのレイアウトを選択。メニューボタンの構成で画像を選択した場合にのみ有効になる |
メニューの設定 | - メニューボタンが画像構成である場合、ボタンとして使用する画像ファイルを追加し、その画像のクリック時につなげる会話またはURLを入力。(画像の推奨サイズは横400px、縦405px) - メニューボタンがテキスト構成である場合、ボタンテキストやその画像のクリック時につなげる会話またはURLを入力 |
- 固定メニューの設定が完了したら、[保存] ボタンをクリックします。
- 登録した固定メニューとプラットフォームを連携させるには、右上の [プラットフォーム連携設定] ボタンをクリックします。
- 固定メニューを設定するメッセンジャーの [連携] ボタンをクリックします。
- そのメッセンジャーとの連携設定を行う際、「Step 4 固定メニュー連携」領域で固定メニューを有効にします。
- 連携する固定メニューを選択して [選択する] ボタンをクリックします。
ドメイングループのメッセンジャー連携
ドメイングループを配布した後は、実際にサービスを提供するチャネルとの連携を行います。ドメイン別に一定の使用量を提供し、外部でも安全にサービスを提供する必要があるため、NAVERクラウドプラットフォームのAPI Gatewayと連携させる必要があります。
- API Gateway基本連携を参考にし、API GatewayのInvoke URLを作成します。
- Invoke URLは外部チャネルと連携できる接点を意味
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domain Groupメニューを順にクリックします。
- ビルドするドメイングループの [ドメイングループを設定する] ボタンをクリックします。
- 画面上部の [メッセンジャー連携] タブをクリックします。
- メッセンジャーチャネル:LINEやTalkTalkなど様々な経路から入ってくる発話を処理し、メッセンジャープラットフォームと連携できる。現在連携可能なメッセンジャープラットフォームはLINE、TalkTalk、Facebook、NAVER WORKS
- カスタムチャネル:メッセンジャーチャネルではないウェブベースのページやモバイルアプリケーションとも簡単に連携できるように、REST APIベースのEnd-pointを拡張して提供する機能
ドメイングループではない個々のチャットボットドメインでもサービスを提供するチャネルと直接連携できます。それぞれの下位ドメインと連携されたチャネルがある場合、ドメイングループとは別に連携して動作します。例えば、ドメインAとドメインBをそれぞれLINE、TalkTalkメッセンジャーと連携させ、ドメインAとドメインBをドメイングループの下位ドメインに設定してNAVER WORKSと連携させることができます。
ドメイングループのサービス連携
NAVERで提供する知識データベースと連携できます。ユーザーの質問に対してChatbotが適切な返答を見つけられなかった場合、失敗メッセージの代わりに知識データベースで検索した結果を返すことができます。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domain Groupメニューを順にクリックします。
- ビルドするドメイングループの [ドメイングループを設定する] ボタンをクリックします。
- 画面上部の [サービス連携] タブをクリックします。
- 知識データベースを有効にし、[連携] ボタンをクリックします。
- サービス連携画面が表示されたら、検索失敗メッセージと検索エラーメッセージを作成し、[連携] ボタンをクリックします。
個々のドメインで知識データベースとの連携を直接行えますが、知識データベースサービスと連携されたドメインはドメイングループに追加できません。そのため、ドメイングループに追加したいドメインは、そのドメインから知識データベース連携を解除する必要があります。また、知識データベースのアクションメソッドが既に返答に登録されている場合、そのアクションメソッドは削除することをお勧めします。
ドメイングループの画像管理
ドメイングループの画像管理メニューでは、ドメイングループの固定メニューに使用される画像を管理できます。ドメイングループの画像をアップロードして削除する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domain Groupメニューを順にクリックします。
- ビルドするドメイングループの [ドメイングループを設定する] ボタンをクリックします。
- 画面上部の [画像管理] タブをクリックします。
- 画像をアップロードするには、[アップロード] ボタンをクリックして希望する画像をアップロードします。
- 登録された画像は、ドメイングループに固定メニューを登録する際にインポートできる
- 画像を削除するには、削除する画像のチェックボックスをクリックして選択し、[削除] ボタンをクリックします。
- 固定メニューで使用中の画像は削除不可