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Cloud Outbound Mailerの利用中に次のような問題が発生することがあります。問題ごとの原因と解決方法を確認し、適切に対処してください。
DKIM認証問題
Cloud Outbound Mailerの DKIM認証に関する問題を診断し、解決方法をご案内します。
DKIM認証失敗チェックリスト
DKIM認証問題の発生時に次の事項を順に確認します。
ステップ1: 先行条件の確認
- ドメイン認証は完了しましたか?
- SPFレコードは正常に照会されますか?
ステップ2: DKIMレコード登録の確認
- TXTレコードは正しいホストに登録されましたか? (
{selector}._domainkey.{domain}) - DKIM署名値がマルチライン形式で分割登録されましたか?
ステップ3: Selectorの確認
- 環境とリージョンに合った Selectorを使用していますか?
ステップ4: レコード照会の確認
- nslookupでレコードが正常に照会されますか?
- 照会結果がマルチライン形式ですか? (別のレコードではないのか)
ステップ5: コンソール設定の確認
- DKIM認証は完了しましたか?
- [使用] ボタンをクリックして有効になりましたか?
DKIM認証失敗
- DKIM認証ができません。
- DKIM認証の失敗により、メール送信が失敗します。
原因
- Selectorの設定が正しくありません。
- DKIM署名値が正しく登録されていません。
- ドメインまたは SPF認証レコードが欠落しています。
解決方法
次の事項を順に確認します。
1. ドメインと SPF認証の確認
DKIM認証の先行条件としてドメインと SPF認証のためのレコードが登録されている必要があります。ドメイン確認を参照して、ドメイン認証トークン値と SPFレコードが照会されるか先にご確認ください。
2. TXTレコード登録の確認
登録したドメインの{selector}._domainkeyホストに DKIM署名値を TXTレコードとして登録する必要があります。
例: ドメインがexample.comで Selectorがncpcompubkrの場合
- ホスト:
ncpcompubkr._domainkey.example.com
- DKIM署名値は392文字です。
- DNS TXTレコードには255文字まで入力できるため、二重引用符でまとめて複数の構文に分割して登録する必要があります。
- Global DNSの場合、TXTレコードが255文字を超えると自動的に改行が適用されるので、署名値をそのまま登録できます。詳細は、Global DNSをご参照ください。
- ご利用中の DNSサービス会社で255文字以上の TXTレコード登録機能をサポートしない場合、当該会社にサポートをリクエストします。
- Cloud Outbound Mailerサービスは高いレベルのセキュリティを維持するために、2048bitの DKIM署名のみをサポートします。DKIMキーは、2048bitを使用します。
3. Selector確認
環境とリージョンによって Selectorが異なります。Selectorを確認する方法は、DKIM認証をご参照ください。
| 環境 | リージョン | Selector |
|---|---|---|
| 民間 | 韓国(KR) | ncpcompubkr |
| 民間 | 日本(JP) | ncpcompubjpn |
| 民間 | シンガポール(SG) | ncpcompubsgn |
| 金融 | 韓国(KR) | ncpcomfin |
| 公共 | 韓国(KR) | ncpcomgov |
4. レコード照会の確認
次のコマンドを入力して、DKIM署名値が正しく登録されているか確認します。
# nslookupを使用
$ nslookup -q=txt ncpcompubkr._domainkey.example.com
# または digを使用
$ dig txt ncpcompubkr._domainkey.example.com
正しい登録(マルチライン形式)
ncpcompubkr._domainkey.example.com text = "v=DKIM1;k=rsa;p=MIIB..." "..."
結果は、2つの文字列ブロックで構成された単一レコードのマルチライン形式で照会される必要があります。
間違った登録(別のレコード)
ncpcompubkr._domainkey.example.com text = "v=DKIM1;k=rsa;p=MIIB..."
ncpcompubkr._domainkey.example.com text = "..."
上記のように別のレコードに分離して登録された場合、DKIM認証に失敗したり、成功/失敗が繰り返されることがあります。マルチライン形式で再登録する必要があります。TXTレコードの分割登録方法は、使用中のドメインサービス会社にお問い合わせください。
5. DKIM認証設定の確認
コンソールで DKIM認証の有無と使用有無をご確認ください。認証を完了した後、 [使用] ボタンをクリックして使用設定まで完了すると、メール送信時に DKIM認証が正常に行われます。詳細は、DKIM認証をご参照ください。
- 認証完了後、 [使用] ボタンをクリックして有効にすると、 [使用停止] ボタンに変更され、「使用中」メッセージが表示されます。
- 認証が完了したレコードを変更または削除すると、以降のメール送信時に認証に失敗することがあります。そのため、認証のために登録したレコードは変更せずにそのまま維持してください。
DKIM署名値が照会されるが認証失敗
DKIM署名値が正常に照会されますが、DKIM認証を試行すると失敗します。
原因
- ドメインまたは SPF認証のためのレコードが間違って登録されているか欠落しています。
- DNSレコード変更事項が伝播されていることがあります。
解決方法
DKIM認証を正常に実行するには、ドメインと SPF認証のためのレコードがすべて登録されている必要があります。ドメイン確認を参照して、ドメイン認証トークン値と SPFレコードが照会されるかご確認ください。
DNSレコード伝播の待機
レコードを正しく登録したものの認証に失敗する場合、DNSレコードの変更内容が伝播されるまでに時間がかかることがあります。一定時間(通常数分から最大24時間)が経過した後、再認証を試行します。
- DNSサーバ別の伝播時間の差: 照会する DNSサーバによって伝播される時間が異なることがあります。ユーザーが直接照会した時に正しいレコードが返されても、内部認証サーバにはまだ伝播されていないため、認証が失敗することがあります。
- TTL(Time To Live)キャッシュ: 以前のレコード登録時に TTLを長く設定した場合、既存のレコードがキャッシュされて照会されることがあります。この場合、TTLが経過した後に新しいレコードが正常に照会されます。
- レコード更新: 内部的に別途のレコード強制更新タスクはサポートしません。レコード登録時、適切な TTL値(例: 300秒~3600秒)設定をお勧めします。
メール送信時、成功/失敗が繰り返される
- DKIM認証を完了しました。
- メール送信時、送信結果に成功/失敗が繰り返されます。
原因
- DKIM署名値が別のレコードで登録されている場合、成功と失敗を繰り返すことがあります。
- DNSレコード照会結果は順番が保証されないため、返される順番によって DKIM認証結果が成功/失敗で異なる場合があります。
解決方法
ドメイン確認を参照して DKIM署名値が正常に登録されているかご確認ください。
レコードの照会と確認
$ nslookup -q=txt ncpcompubkr._domainkey.example.com
正しい形式(単一レコードのマルチライン)
ncpcompubkr._domainkey.example.com text = "v=DKIM1;k=rsa;p=MIIB..." "..."
間違った形式(別のレコードに分離)
ncpcompubkr._domainkey.example.com text = "v=DKIM1;k=rsa;p=MIIB..."
ncpcompubkr._domainkey.example.com text = "..."
別のレコードとして登録された場合、DNS照会時の順序が保証されないため、成功/失敗が繰り返されます。必ず単一レコードのマルチライン形式で再登録する必要があります。TXTレコードの分割登録方法は、使用中のドメインサービス会社にお問い合わせください。
SPF認証失敗
SPF認証が正常に行われません。
原因
ドメインの TXTレコードに SPF情報が正しく登録されていないか、形式に問題があります。
解決方法
登録したドメインの TXTレコードを点検する方法は、次の通りです。
- ドメインに登録した SPFレコードを照会するには、次のコマンドを入力します。
nslookup -q=txt example.com - 次のように1つの文字列ブロックで SPFレコードが照会されるか確認します。
- 照会結果に二重引用符で囲まれた1行の文字列で SPFが登録されている必要があります。
example.com text = "v=spf1 include:email.ncloud.com ~all"
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