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MariaDB 使用ガイド
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Classic/VPC環境で利用できます。
MariaDB インストール型サービスのご紹介
NAVERクラウドMariaDBインストール型サービスの概念と基本構造を説明します。
MariaDBは、MySQLと同一のソースコードをベースにしたオープンソース関係型のデータベース(RDBMS)であるMariaDBを利用しています。
MariaDB
MariaDBは、MySQL開発者が作った、世界で広く使われている関係型データベースです。 MariaDBはストレージエンジン、プロログインおよびその他の様々なツールを提供し、迅速かつ拡張可能な構造になっているため、様々な用途に使用できます。
NAVERクラウドMariaDBインストール型サービス構成
インストール型サービス
ネイバークラウドがサポートするMariaDBインストール型サービスの場合、DBインストールについて円滑な運営標準を提示する環境ファイルを提供します。 これに関連し、DBのインストール以外の部分については、技術サポートを行っておりません。
RPM/APT
MariaDBのインストール方法には、Source Compileのインストール方法、RPM/APTのインストール方法、Binaryのインストール方法があり、NAVERクラウドでは、Normal Install方法であるRPM(APT)のインストールイメージを提供します。 RPM(APT)で使用する.repoファイルは、MariaDBで公式的に提供するファイルを使用してインストールを進め、Repoで提供するLatest Versionを基本として、サーバイメージに含めて提供します。
RPM Install
CentOS 7.x with MariaDBで使用するRPMインストールされるパッケージです。
APT Install
Ubuntu 16.X with MariaDBで使用するAPTにインストールされるパッケージです。
Recommanded Parameters
NAVERクラウド内のMariaDBインストール型イメージから標準化され、Recommanded Parameterは以下のように構成されます。
- innodb_file_per_table
- innodb_log_file_size = 512M
- innodb_log_files_in_group = 2
- default_storage_engine=InnoDB
- query_cache_type = ON
- query_cache_size = 0M
- sysdate-is-now
innodb_file_per_table
テーブルスペースとして使用する場合、テーブルDrop時、既に増えた物理的な大きさは小さくならないので、テーブルを削除する際、物理サイズを確保するためにオプションを使用します。
Innodb_log_file_size / innodb_log_files_in_group
Heavy Trafficを入ってくる場合、CheckPointのためのボトルネック現象を防止するためにinnodb_log_file_sizeオプションを増やして設定します。
当該Variablesを調整するためには、DB Restartが必要です。
default_storage_engine
Online-DDLおよびTransctionの使用が可能なInnoDBに標準指定します。
query_cache_type / query_cache_size
DB起動後、query_cacheを使用者が動的にON/OFFできるようにON/0に設定します。 以後サービス状況に合わせて調整します。
sysdate-is-now
sysdateを使用する場合、Replication構成でMaster-Slave間のデータ処理時間が異なる場合、Time Typeデータが異なることがあり、sysdateの場合、自動的にnowをreplaceしてくれます。
MariaDB インストール型サービスの管理
MariaDBインストール型サービスに関する管理方法を説明します。
MariaDB イメージサーバー作成
MariaDBがインストールされたインスタンスサーバーを作成すると、下記のようにNAVERクラウドに標準化されたmy.cnfの環境を持つMariaDB DaemonがStartupされて作成された後、Daemon起動まで完了してから提供されます。
my.cnf
my.cnfのParameter説明は以下の通りです。
属性 | 説明 |
---|---|
expire_logs_days = 7 | log-binに設定されたログサイズが大きくなることを防止するため、7日間保存するようにします。 |
innodb_file_per_table | テーブルスペースとして使用する場合、テーブルDrop時すでに増えた物理の大きさは縮まらないので、テーブル削除先の物理サイズ確保のためにオプションを使用します。 |
innodb_log_file_size | Heavy Trafficを入ってくる場合、CheckPointのためのボトルネックを防止するためにinnodb_log_file_sizeオプションを増やして設定します。 Variablesを調整するためにはDB Restartが必要となる。 |
iinnodb_log_files_in_group | iinnodb_log_files_in_groupinnodb_log_fileの個数を指定します。 Rotationを向けて2つ以上を勧告します。 |
default_storage_engine | Online-DDLおよびTransction使用が可能なInnoDBに標準指定します。 |
query_cache_type query_cache_size | DB起動後query_cacheを使用者が動的にON/OFFできるようにON/0に設定します。 以後サービス状況に合わせて調整します。 |
sysdate-is-now | sysdateを使用する場合、Replication構成でMaster-Slave間のデータ処理時間が異なる場合、Time Typeデータが異なることがあり、sysdateの場合、自動的にnowをreplaceしてくれます。 |
MariaDBがインストールされたディレクトリは以下の通りです。
属性 | 説明 |
---|---|
DATADIR | /var/lib/mysql/ |
SLOW_LOG | /var/lib/mysql/*slow.log |
my.cnf | /etc/my.cnf - CentOS /etc/mysql/my.cnf - Ubuntu. |
- MariaDBのError Logは、デフォルト値であるemptyで提供されます。 設定が必要な場合は、my.cnfで下記のように追加した後、MariaDB daemonを再起動してください。
log_error=mysqld.err
サーバ作成手順
MariaDB サーバー作成過程は以下の通りです。
www.ncloud.com 接続およびLogin
① 右上段のコンソールを選択し コンソールに接続します。
② コンソール画面で [サーバー作成] の選択をします。
サーバー作成
Step 1. サーバーイメージ選択
① OS Versionに該当するMariaDB Versionをチェックした後、下段の次のボタンを押します。
Step 2. サーバ設定
① 下記のようにサーバータイプとご希望の料金プランを選択します。
Step 3. .認証キー設定
① ユーザの認証キーを選択します。
Step 4. ファイアウォール設定
① 保有しているACGを選択するか新規に作成します。
Step 5. 最終確認
① 選択した内容を確認した後、MariaDBがインストールされた [サーバーを作成] します。
サーバー接続設定及び確認
ポートフォワーディング設定
① サーバー作成後、上段の [ポートフォワーディング設定] ボタンを選択します。
① 下画面のポートフォワーディング設定でssh接続のための外部ポートを登録します。
② 外部ポートの登録後、[追加] を選択します。
③ [適用] をクリックします。
管理者のパスワードを確認
① ポートフォワーディングの設定後、上段の [サーバー管理および設定変更] ボタンを選択します。
② 以降、ポップアップメニューに [管理者パスワードの確認] を選択します。
③ 管理者パスワードの確認ウィンドウで、[ファイル選択]で認証キーファイルを選択します。
④ [パスワードの確認] ボタンをクリックします。
⑤ その後、画面に表示されたパスワードを認知します。
ターミナルからのサーバー接続
ターミナルプログラムを使って下記に接続します。
- PORT : ターミナルプログラムを使って下記に接続します。
- 公認IP : ポートフォワーディング画面に案内されたサーバー接続用公認IP
- 管理者暗証番号に出力されたパスワード(初期パスワードは必ず変更します。)
ssh -p [PORT] root@[公認IP]
サーバイメージの作成以降
サーバー作成後、すぐに利用しない場合、セキュリティリスクを避けるために、MariaDB DaemonをShutDownです。
作成されたMariaDBの場合には、パスワードが設定されなかったために必ずパスワード設定をします。
MariaDB 起動/停止およびアクセス手順
MariaDB Daemon起動および停止は、以下のようなコマンドで実行します。
- CentOS
shell> /sbin/service mysqld start shell> /sbin/service mysqld stop
- Ubuntu
Shell> /usr/sbin/service mysql start Shell> /usr/sbin/service mysql stop
- CentOS
MariaDB Daemon駆動の有無は、以下のようなコマンドで確認します。
Shell> ps -ef | grep mysqld
- 結果: MySQLd / mysqldプロセスが見えなければなりません。
NAVERクラウドで作成したMySQLは、下記コマンドでアクセスします。
Shell> mysql -uroot
MariaDB Passwordポリシーによって初期パスワードは指定されません。
root Passwordの場合設定しませんので、セキュリティ侵害防止のため最初の接続時には必ずパスワードを変更します。
rootパスワードは以下のコマンドを使用して変更します。
mysql> set password=password('パスワード');
推奨するパスワードの基本ポリシーは以下の通りです。
- 最小長さは8文字以上
- 特殊文字1つ以上
- 数字1つ以上
- 大文字・小文字組合1つ以上
MariaDB MariaDBのイメージサーバーを返却
NAVERクラウドでMariaDBが作成されたサーバーの返却に際しては、以下のような手続きを経て返却することを推奨します。
MariaDBで保存したデータバックアップ
- バックアップされたデータの場合Download以降、別途保管
MariaDB Daemon 停止
MariaDB保存されたData Directoryの削除
- 例: rm ‐rf /var/lib/mysql
NAVERクラウドコンソールで[停止]->[返却]順に選択して返上を進行します。
MariaDB 外部接続を許可
UbuntuでMariaDBを使用する場合は、Default ParameterによってLocalhostでのみアクセスできます。
外部接続が可能なように、以下のような例でガイドします。
MariaDB DB 接続
アカウントの権限付与
例: GRANT ALL PRIVILEGES ON *.* to 'アカウント名'@'%' IDENTIFIED BY 'パスワード';
環境ファイル修正
例: sudo vi /etc/mysql/mysql.conf.d/mysqld.cnf
bind-address 注釈処理
MariaDB 再スタート