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Network Load Balancer の作成と管理
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VPC環境で利用できます。
Network Load Balancerは、大容量ネットワークの負荷分散処理に特化した Load Balancerです。顧客のサービス規模に応じて自動でパフォーマンスを調整します。クライアント IPアドレスをそのままロギングし、2つ(Round Robin、Hash)のロードバランシングアルゴリズムを提供します。
Network Load Balancer作成
Network Load Balancerを作成する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
- Services > Networking > Load Balancer メニューを順にクリックします。
- Load Balancer メニューをクリックします。
- [ロードバランサ作成] > [ネットワークロードバランサ作成] ボタンを順にクリックします。
- ロードバランサの作成画面が表示されたら、以下のステップを順に行います。
1. ロードバランサ作成
作成する Network Load Balancerの情報を入力して [次へ] ボタンをクリックします。
Network : Load Balancerのネットワークタイプを選択します。
Private IP : VPC内の Private IPを利用して内部サーバからの負荷分散を処理し、VPCの外部からはアクセスできません。
Public IP : VPCの外部またはインターネットから呼び出せるように Public IPに設定されて負荷分散を処理し、Public IPと共に提供される任意のドメインを利用してお客様が保有しているドメインまたは CDNサービスと接続して活用できます。
負荷処理パフォーマンス : 別途の負荷処理パフォーマンスを選択しなくても、サービスの規模に応じて自動でパフォーマンスを調整します。
対象 VPC : Load Balancerを作成する VPCを選択します。
サブネット選択 : Load Balancerを作成する Zoneと Subnetを選択します。
- 選択した Zoneと Subnetは Load Balancerの作成が完了したら変更できません。
- 専用 Subnetを作成した後、選択します。Load Balancerがサーバと同じ Subnetに位置する場合、そのサーバで負荷分散を処理しません。
対象 VPC で選択した VPCに含まれている Subnetのみ選択できます。
- Private IP を選択した場合、Private Load Balancer Subnetで作成された Subnetのみ選択できます。
- Public IP を選択した場合、Public Load Balancer Subnetで作成された Subnetのみ選択できます。
- Subnet作成の詳細は、Subnet作成をご参照ください。
Load Balancerごとに別途の Subnetを作成する必要はありませんが、できるだけ Cクラス(255.255.255.0)規模の Subnetをお勧めします。
パブリック IPアドレス : 保有している Public IP、または新規 Public IPアドレスの申し込みを選択します。
2. ロードバランサ作成(リスナー設定)
- Load Balancerの基本リスナーが動作するプロトコルを選択します。
- Load Balancerの基本リスナーがバインドするポートを設定します。
- [追加] ボタンをクリックします。
- リスナーが追加されます。
- 複数のリスナーを追加するには、1.~3.の手順を繰り返します。
- シンガポールリージョンの場合、Load Balancerを作成する際に1つのリスナーのみ追加できます。リスターの追加が必要な場合、Load Balancerを作成してからリスナー追加を参照にしてリスナーを追加してください。
- 追加したリスナーを削除するには、 [削除] ボタンをクリックします。
- [次へ] ボタンをクリックします。
3. Target Group選択
負荷分散の対象となる Target Groupを選択して [次へ] ボタンをクリックします。
- 事前に Target Groupを作成する必要があります。作成された Target Groupがない場合、 [Target Group作成] ボタンをクリックして Target Groupを作成します(Target Group作成を参照)。
- 作成された Target Groupのうち、接続できる Target Groupのみ表示されます。
- Network Load Balancerはリスナーのプロトコルタイプに応じて選択できる Target Groupが異なります。
- Network Load Balancerは、より高性能で分散処理を行うために DSR(Direct Server Return)で動作します。
ただし、Private IP Network Load Balancerを利用する場合、以下の状況では通信制限が発生することがあります。- Target Groupに属するサーバがその Network Load Balancerでリクエストする場合
- クライアントが Private IP Network Load Balancer、Target Groupに属するサーバと同じポートでリクエストを試みる場合
- バインドされたサーバの ACGおよび NACLに Load Balancer Subnet帯域がアクセスソースおよび許可ポートとして含まれていなければなりません。
- Network Load Balancerは以下のように5-タプルハッシュアルゴリズムに基づいて負荷を分散します。その結果として新たなリクエストが Load Balancerに流入する場合、Source Portが変更されるため、他のサーバに送信されることがあります。
- Source IP
- Source Port
- Destination IP
- Destination Port
- Protocol
4. 設定情報を見る
Load Balancerの設定情報を確認して [ロードバランサ作成] ボタンをクリックします。
Network Load Balancer管理
作成した Application Load Balancerは Load Balancerとリスナーの設定を変更でき、モニタリング情報をグラフで確認できます。
- Load Balancerに適用されたサーバは Target Group メニューで変更できます。詳細は、Target設定をご参照ください。
- Network Load Balancerは Subnetを変更できません。Subnetを変更する必要がある場合、Load Balancerを再作成します。
Network Load Balancer設定
Load Balancerの設定情報を確認して設定を変更する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで Services > Networking > Load Balancer メニューを順にクリックします。
- Load Balancer メニューをクリックします。
- 設定情報を確認するか、変更する Load Balancerを選択し、 [ロードバランサ設定変更] ボタンをクリックします。
- ロードバランサの設定の変更ポップアップが表示され、Load Balancerの設定情報を確認できます。
- 変更事項を適用し、 [確認] ボタンをクリックします。
- 負荷処理パフォーマンスを変更できます。
- 2024/3/21リリース以前に作成された Network Load Balancerは負荷処理パフォーマンスに応じて Small /Medium /Large から選択できます。
- それぞれ毎秒の接続数(CPS)基準で、最小100,000/200,000/400,000個の分散処理を保証します。
- 2024/3/21リリース以降に作成される Network Load Balancerは負荷処理パフォーマンスを自動で調整します。
- 負荷処理パフォーマンスを変更できます。
リスナー設定
リスナーの設定変更画面で登録されたリスナーを確認してリスナーを追加/変更/削除でき、ルールを照会して変更できます。
Network Load Balancerはルールを追加したり削除できません。
リスナーの設定変更画面に移動する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで Services > Networking > Load Balancer メニューを順にクリックします。
- Load Balancer メニューをクリックします。
- リスナーの設定を変更したい Load Balancerを選択し、 [リスナー設定変更] ボタンをクリックします。
- リスナーの設定変更画面に移動し、Load Balancerを作成する際に設定したリスナーが Defaultとして照会されます。
リスナー追加
リスナーを追加する方法は次の通りです。
- リスナーの設定変更画面で [リスナー追加] ボタンをクリックします。
- 追加するリスナーのプロトコルを選択します。
- リスナーがバインドするポート番号を入力します。
- そのリスナーのトラフィックを受信する Target Groupを選択します。
- [確認] ボタンをクリックします。
リスナー変更
リスナーを変更する方法は、次の通りです。
- リスナー設定変更の画面で [リスナー変更] ボタンをクリックします。
- リスナー追加を参照にして変更事項を適用します。
- [確認] ボタンをクリックします。
リスナー削除
- 最低でも1つのリスナーが残っている必要があるため、追加されたリスナーが1つの場合はリスナーを削除できません。1つ残ったリスナーを削除するには、リスナー追加をしてから削除します。
- Load Balancerの状態が 運用中 の場合にのみリスナーを削除できます。
リスナーを削除する方法は、次の通りです。
- リスナーの設定変更画面で削除するリスナーを選択します。
- [リスナー削除] ボタンをクリックします。
- リスナー削除のポップアップの内容を確認して [削除] ボタンをクリックします。
- 選択したリスナーが削除されます。
ルール照会
ルール照会/変更画面で登録されたルールを照会できます。
ルールは以下の特性を持ちます。
- 各ルールはアクションで構成(Network Load Balancerは条件が指定されていない)
- Defaultルールは削除不可
- 各ルールは優先順位に従って順に適用され、適用されなかったトラフィックは Defaultルールに従って動作
登録されたルールを照会する方法は、次の通りです。
- リスナーの設定変更画面からルールを照会するリスナーを選択します。
- [ルール照会/変更] ボタンをクリックします。
- ルール照会/変更画面に移動します。
ルール変更
ルールを変更する方法は、次の通りです。
- リスナー設定変更の画面でルールを変更するリスナーを選択して [ルール照会/変更] ボタンをクリックします。
- ルール照会/変更画面で変更するルールを選択して [ルール変更] ボタンをクリックします。
- 変更事項を適用します。
- アクション で Target Groupを変更して [追加] ボタンをクリックします。
- 重み付けは変更できません。
- 追加された Target Groupを削除するには、 [x] ボタンをクリックします。
- アクション で Target Groupを変更して [追加] ボタンをクリックします。
- [確認] ボタンをクリックします。
Network Load Balancerのモニタリング
選択した期間に応じて一定周期で収集した Concurrent Connectionと Connection Per Second、Traffic In、Available Host Count、Unavailable Host Count情報をそれぞれグラフで確認できます。
選択した期間に応じて収集周期は異なり、負荷分散を処理して収集されたモニタリング情報は最小1分から最大直近1年まで設定して確認できます。
集計周期(Interval) | 照会期間 |
---|---|
1分周期 | 最大6時間 |
5分周期 | 最大1日 |
30分周期 | 最大1週間 |
2時間周期 | 最大1か月 |
1日周期 | 1か月超え |
Network Load Balancerのモニタリング情報を確認する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで Services > Networking > Load Balancer メニューを順にクリックします。
- Load Balancer メニューをクリックします。
- モニタリングする Load Balancerを選択して [モニタリング] ボタンをクリックします。
- ロードバランサの基本モニタリングのポップアップが表示され、モニタリング情報をグラフで確認できます。
- 期間を選択して選択された期間に収集したモニタリング情報を確認できます。
- [更新] ボタンをクリックすると、照会されたグラフが更新されます。
- をクリックすると、拡大したグラフを確認でき、 [x] ボタンをクリックして収集したモニタリング情報をエクセルファイルでダウンロードできます。
Network Load Balancer削除
Load Balancerを削除すると、Route Tableに設定されていたルールが一緒に削除されます。Route Tableのルールを他のサービスで利用中の場合、Load Balancerを削除すると機能が正常に動作しないことがあります。
Network Load Balancerを削除する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで Services > Networking > Load Balancer メニューを順にクリックします。
- Load Balancer メニューをクリックします。
- 削除する Load Balancerを選択して [ロードバランサ削除] ボタンをクリックします。
- ロードバランサ削除のポップアップの内容を確認し、 [削除] ボタンをクリックします。
- 選択した Load Balancerが削除されます。
- 使用していた Public IPを一緒に返却できます。返却しない IPアドレスは再度割り当てできます。