Blockchain Serviceの開始
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記事の要約
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VPC環境で利用できます。
Blockchain Serviceで提供するBlockchain Serviceのスペックを確認して全体シナリオを十分熟知したら、Blockchain Serviceの利用を始めるための準備が完了します。次は、ネットワーク作成を行います。ネットワーク作成と管理は、NAVERクラウドプラットフォームコンソールで実行します。
スタートガイドで学習する内容をまとめると、以下のとおりです。
ネットワークの作成
NAVERクラウドプラットフォームのBlockchain Serviceは、ネットワークと呼ばれる単位でHyperledger Fabricノードを管理します。Fabricノードを作成、管理するには、まずネットワークを作成する必要があります。
参考情報
Blockchain Serviceを利用する際に必要なリソースと制約事項
Blockchain Serviceを利用するには、以下のリソースが必要です。
- Ncloud Kubernetes Service:NAVERクラウドプラットフォームのNcloud Kubernetes Service(VPC)で作成したクラスタが必要です。KubernetesクラスタにHyperledger Fabricノードが配布されます。
- Kubernetesクラスタは、Blockchain Service専用として使用してください。(推奨)
- このサーバに基本ACGのイン/アウトバウンド(IN/OUT Bound)以外に追加されたルール(Rule)があってはいけません。
- Kubernetes PSP機能を無効化にしておく必要があります。
ネットワークを作成する方法は以下のとおりです。
参考情報
ネットワークの作成過程で必要な場合、Orderer、Peer、CAなどのFabricノードも共に作成できます。このFabricノードは、Nodesメニュー(Blockchain Service > Nodes)で作成、管理することになります。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
- PlatformメニューのVPCをクリックしてVPC環境に変更します。
- Services > Blockchain > Blockchain Serviceメニューを順にクリックします。
- [ネットワークの作成] ボタンをクリックします。
- 個人情報の収集及び利用に関する同意内容を確認し、必須の同意項目にチェックを入れ、[確認] ボタンをクリックします。
- ネットワークの作成画面が表示されたら、以下の手順を順に行います。
1. ネットワークの構築
ネットワーク設定情報を指定し、[次へ] ボタンをクリックします。
- Network配布項目をクリックしてKubernetesクラスタノードプールを指定すると、このノードプールにブロックチェーンノードが配布されます。Ncloud Kubernetes Serviceのノードアフィニティーラベル(node affinity label)に設定された内容がリストに表示され、最大3つまで指定できます。
2. Ordererの作成
ネットワーク作成の段階でOrdererを作成できます。
- Ordererの作成ラジオボタンをクリックします。
- この段階でOrdererを作成しない場合、Peer、Channelを作成せず、最終確認段階に移動します。
- Orderer CA、Orderer MSP、Ordering Serviceを設定し、[次へ] ボタンをクリックします。
- CAユーザーID(Admin)/CAユーザーID(Orderer)は、このネットワークCAにそれぞれAdmin/Ordererタイプで作成されます。CAに関する詳細については、CAユーザーIDの管理を参考にしてください。
- MSP名には、Ordererが参加するOrganizationに関するMSP IDを入力します。作成されるOrganizationに関するルートCA公開キーは、Orderer CAで作成される値を使用します。MSPの作成に関する詳細については、MSPの作成を参考にしてください。
- OrdererのタイプはSingle(Raft 1)、Multiple(Raft 5)のうち一つを選択できます。それぞれ1つと5つのOrdererノードが作成されます。高可用性が必要なプロダクション環境では、Multiple(Raft 5)を使用してください。(推奨)
- OrdererのタイプをMultiple(Raft 5)に選択する場合、Ordererノードが5つ作成されるので、Kubernetes Clusterの使用可能なリソースをあらかじめ確認してください。
- Ordering Service構成に関する詳細については、Ordererの作成を参考にしてください。
- Ordererの作成過程でOrdererノードがKubernetesクラスタに配布されます。
3. Peer構成
- Org./Peerの作成ラジオボタンをクリックします。
- この段階でPeerを作成しない場合、最終確認段階に移動します。
- Organization CA、Organization MSP、Peerを設定し、[次へ] ボタンをクリックします。
- Peer構成に関する詳細については、Peerの作成を参考にしてください。
- CAユーザーID(Admin)/CAユーザーID(Peer)は、このネットワークCAにそれぞれAdmin/Peerタイプで作成されます。CAに関する詳細については、CAユーザーIDの管理を参考にしてください。
- MSP名には、Peerが参加するOrganizationに関するMSP IDを入力します。作成されるOrganizationに関するルートCA公開キーは、Orderer CAで作成される値を使用します。
- Stateデータベースは
LevelDB
とCouchDB
のうち一つを選択でき、コンソーシアム内で同じデータベースに構成する必要があります。 - Stateデータベースを
CouchDB
に選択する場合、Peerノード以外にCouchDBノードが別途作成されます。 - Peerの作成過程でPeerノードがKubernetesクラスタに配布されます。
4. チャネルの作成
- Channelの作成ラジオボタンをクリックします。
- この段階でチャネルを作成しない場合、最終確認段階に移動します。
- チャネル構成情報を指定し、[次へ] ボタンをクリックします。
- Channel参加Peerには、前の段階で作成したPeerノードが基本的に追加されます。
- チャネル構成に関する詳細については、チャネルの作成を参考にしてください。
5. 最終確認
ネットワーク設定内容を確認し、[ネットワークの作成] ボタンをクリックします。
参考情報
- ネットワークの作成過程でOrderer、Peer、CA Nodeも作成する場合、Kubernetesクラスタの使用可能容量を確認します。Kubernetesクラスタがリソース不足の場合、ネットワークを作成できません。
- 他のユーザーのネットワークに位置するFabricノードにアクセスするか、ネットワークの外部に通信する場合、KubernetesクラスタがインストールされたVPCにNAT Gatewayを構成する必要があります。NAT Gatewayご利用ガイドに移動する
- Blockchain Serviceのネットワークが作成されるまで数分から数十分程度かかります。ネットワークの作成が完了して運用が開始されると、ネットワークリストの状態列に「運用中」が表示されます。
ネットワークの削除
ネットワークを削除する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールのVPC環境でServices > Blockchain > Blockchain Service > Networksメニューを順にクリックします。
- ネットワークリストで削除するネットワークを選択し、[ネットワークの削除] ボタンをクリックします。
- 削除確認ポップアップでそのネットワーク名を入力し、[削除] ボタンをクリックします。
参考情報
ネットワークの削除には数分かかります。ネットワークの削除が完了した場合、ネットワークリストから当該ネットワークが消えます。
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