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Tracers
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Classic/VPC環境で利用できます。
TracersでTracerを作成・削除する方法とTracer設定の変更方法、Object Storageにエクスポートしたファイルを確認する方法を説明します。 Tracersメニューにアクセスするには、NAVERクラウドプラットフォームポータルにアクセスして [コンソール] ボタンをクリックし、Services > Management & Governance > Cloud Activity Tracer > Tracersメニューを順にクリックします。
Tracers画面
Tracers画面は以下のように構成されています。
領域 | 説明 |
---|---|
① メニュー名 | 現在確認中のメニュー名 |
② 基本機能 | Tracersメニューに初回アクセスすると提供される機能 |
③ 設定変更 | クリックしてTracer設定を変更(Tracer設定の変更を参考) |
④ 削除 | クリックしてTracerを削除(Tracerの削除を参考) |
⑤ Tracerリスト | 作成したTracerリスト(Tracerリストの確認を参考) |
Tracerリストの確認
Tracerリストで作成したTracerを確認する方法は以下のとおりです。
作成したTracerが1つ以上の場合にのみリストを確認できます。 作成したTracerがない場合、Tracer画面でリストが表示されません。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Management & Governance > Cloud Activity Tracerメニューを順にクリックします。
- Tracerメニューをクリックします。
- Tracerリストでサマリー情報を確認するか、Tracerをクリックして詳細情報を確認します。
- Tracer名:Tracer作成時に設定した名前
- Tracerタイプ:Tracerのタイプ
- DEFAULT:Tracer名と詳細条件を任意設定できないタイプ
- CUSTOM:Tracer名と詳細条件を任意設定できるタイプ
- 対象Bucket(リージョン):エクスポートするObject Storageのバケット名とそのバケットのリージョン情報
- 最終実行結果:最後にエクスポートを実行した結果
- Initial:Tracerを作成してObject Storageにエクスポートする前の状態
- Executing:Object Storageにエクスポート中の状態
- Success:Object Storageにエクスポートを完了した状態
- Fail:Object Storageにエクスポートに失敗した状態
- 最終実行日時:最後にエクスポートを実行した日時
- Tracerの詳細条件:Tracer作成時に設定したリージョン、商品、アカウント、タグ情報
- 最終失敗原因:Object Storageにエクスポートが失敗した原因
- 変更日時:Tracerの設定が最終変更された日時
- 作成日時:Tracerを作成した日時
Tracerの作成
Tracerを作成して設定した条件に合致するリソース操作履歴をObject Storageにエクスポートできます。
Tracerを作成する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Management & Governance > Cloud Acitivity Tracerメニューを順にクリックします。
- Tracerメニューをクリックします。
- [Tracerを作成] ボタンをクリックします。
- Tracerの作成ポップアップでTracer情報を入力し、[作成] ボタンをクリックします。
- Tracerタイプは、DefaultとCustomの中から選択できます。
- Defaultはアカウントごとに1個だけ作成できます。Tracer名と詳細条件は任意設定できません。
注意作成したTracerタイプとは別に、Object Storage料金は別途請求されます。
- Customを選択した場合、Tracer名を入力し、Tracer対象イベントの条件を設定します。
- 他のTracerと重複する名前は使用できません。
- Cloud Activity Tracerで収集する全リソースリストの中から選択した条件に該当するリソースのみObject Storageにエクスポートできます。
- リージョン、商品、アカウントはそれぞれAND条件でフィルタリングされ、リージョン、商品、アカウント内での複数選択はOR条件でフィルタリングされエクスポートされます。
- エクスポート設定したイベントの件数を合算して料金が別途発生します。
- 対象Bucketを選択します。
- リージョン:エクスポートする対象Object Storageのリージョンリスト
- バケット名:エクスポートする対象Object Storageのバケットリスト
- 作成されたバケットがない場合、[Bucketを作成する] ボタンが表示されます。クリックするとBucketを作成できます。(バケットの作成を参考)
- 転送データの形式は、JSONとCSVの中から選択できます。
- CSVを選択すると、cellの表現可能範囲(32767)を超えるデータが含まれた場合、そのデータのフィールドはエクスポートされません。 この場合、転送データの形式でJSONを選択してください。
- Object Storageへの転送時点を確認し、チェックボックスをクリックして選択します。
- Tracer条件に該当するユーザーの活動履歴は、1日前の履歴が1日単位でバケットに転送されます。 ただし、Tracerを新規作成する場合は、90日前から1日前までの活動履歴をObject Storageに一括エクスポートします。
- <例> 2021-10-27にTracerを作成した場合
* 2021-10-27(作成時):2021-07-29 00:00~2021-10-27 00:00までのデータがObject Storageに転送される => pub-tracer-test-daily-001-GMT+9-2021072900-2021102700-0.json * 2021-10-28 00:xx(GMT+9):2021-10-27 00:00 ~ 2021-10-28 00:00までのデータがObject Storageに転送される => pub-tracer-test-daily-001-GMT+9-2021102700-2021102800-0.json * 2021-10-29 00:xx(GMT+9):2021-10-28 00:00 ~ 2021-10-29 00:00までのデータがObject Storageに転送される => pub-tracer-test-daily-001-GMT+9-2021102800-2021102900-0.json - ...
- Tracerタイプは、DefaultとCustomの中から選択できます。
Object Storageのバケット削除、権限変更などの理由でエクスポートできずに最終実行結果が失敗処理された場合、最終実行結果に [再実行] ボタンが表示されます。 ユーザーは、状態を正常化した後 [再実行] ボタンをクリックして、失敗したエクスポート操作を実行し直すことができます。
Tracer設定の変更
Tracer設定を変更する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Management & Governance > Cloud Activity Tracerメニューを順にクリックします。
- Tracerメニューをクリックします。
- 設定を変更するTracerを選択し、[設定変更] ボタンをクリックします。
- Tracer設定の変更ポップアップで変更する事項を適用し、[修正] ボタンをクリックします。
- 変更事項がある場合にのみ [修正] ボタンが有効になります。
- Tracerタイプは変更できません。
- 各項目に関する詳細内容は、Tracerの作成を参考にしてください。
変更後の設定は、次のエクスポートの実行時点から適用されます。
Tracerの削除
Tracerを削除する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Management & Governance > Cloud Acitivity Tracerメニューを順にクリックします。
- Tracerメニューをクリックします。
- 削除するTracerを選択し、[削除] ボタンをクリックします。
- Tracerの削除ポップアップで内容を確認し、[削除] ボタンをクリックします。
Tracerが削除されてもObject Storageにエクスポートされたデータファイルは削除されません。
Object Storageファイルの確認
Object Storageにエクスポートしたデータファイルを確認する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでエクスポートした対象のバケットが属するリージョンを選択します。
- Services > Storage > Object Storage > Bucket Managementメニューを順にクリックします。
- エクスポートした対象バケットをクリックします。
- cat-tracerフォルダをクリックします。
- エクスポートしたデータファイルを確認できます。
- 詳細情報を確認するには、詳細情報を確認するファイルをクリックします。
- ファイルをダウンロードするには、ダウンロードするファイルを選択して [ダウンロード] ボタンをクリックします。 Tracer設定に応じてJSONまたはCSVファイルがダウンロードされます。
ダウンロードファイルのフィールドの詳細説明
Object Storageからダウンロードしたファイルのフィールドについての詳細説明は、以下のとおりです。
フィールド名 | 説明 | 例 |
---|---|---|
action | リソース変更操作の名前 | createServerInstance |
actionResultType | リソース変更操作実行の成否 | SUCCESS/FAIL |
actionSubAccountNo | リソース変更操作を発生させたSub Account No(サブアカウントリスト照会APIのSubAccountNoフィールドと同じ値) | 10000 |
actionUserType | リクエストユーザーの区分 | Customer/Sub |
domainCode | ドメインコード(固定値) | PUB |
eventTime | リソース変更操作が発生した時刻(epoch(Unix) time) | 1621584442893 |
historyId | リソース変更操作の唯一のID | 60a74edddcee96b0dcba0e60 |
nrn | 当該リソースを識別できる唯一のKey値 | nrn:PUB:Server:KR:14---33:Server/1---4 |
productData | 当該リソースの詳細情報 | {"hostName":"test-server","asyncTaskUuid":"ae339ad9-6f46-...-537369cb1444","...":"..."} |
productDataStatus | 当該リソース変更操作が発生した後のリソースの状態 | running |
productName | 当該リソースのサービスコード | Server |
regionCode | 当該リソースのリージョンコード | KR |
regionName | 当該リソースのリージョン名 | Korea |
resourceType | 当該リソースのリソースタイプ | Server |
sourceIP | リソース変更操作を発生させたクライアントIP | 1.1.1.1 |
sourceSubType | リソース変更イベントを発生させたリクエストの詳細区分 | AUTO_SCALING/INTERNAL |
sourceType | リソース変更イベントを発生させたリクエストの区分 | CONSOLE/API/SYSTEM/ADMIN |
- CSVとJSONファイルのフィールドはすべて同じです。
- CSVファイルはフィールド順序が変わる場合があるため、プログラムで変換する際はJSONファイルを利用することをお勧めします。