フォーム
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    Article Summary

    Classic/VPC環境で利用できます。

    フォームは、チャットボット返答時により効果的に会話を交わせるように、あらかじめ指定した選択肢の中から返答を求める会話コンポーネントを提供する機能です。ユーザーに選択肢の中から一つを選択させる会話を構成するには、マルチリンクまたはフォームを使用します。マルチリンクは、そのボタンをクリックした際にURLリンクへの移動のみ行えます。フォームはユーザーの質問に応じて選択肢型または記入型の質問を提供し、その返答に対するフィードバックで会話を続けさせます。フォームを用いると、ユーザーの選択に応じて特定の選択肢に移動したり、特定の結果を照会するなど様々な方法で活用できます。

    フォームを作成し、フォームを返答に適用する方法は以下のとおりです。

    • 返答の登録時、返答タイプが選択肢型返答の状態で読み込むフォーム名を入力します。
    • 返答の登録時、返答タイプが基本返答の状態で入力画面で#を入力します。#を入力するとフォームリストが表示されます。そこからフォームを選択します。または#{FormName}の形式でフォーム名を入力します。

    フォームのタイプ

    フォームタイプは2つあります。

    • 選択肢型フォーム:複数の選択肢の中で1つを選択するタイプです。
    • 記入型フォーム:チャットボットの質問にユーザーが直接テキストを入力して返答を提供するタイプです。

    選択肢型フォーム
    選択肢型フォームは、複数の選択肢の中で1つを選択するタイプです。例えば、顧客にはい/いいえに対する返答を選択肢型フォームで作成して様々な方法で活用でき、メニューを選択する選択肢型フォームを構成することができます。
    chatbot-chatbot-3-5_form01_ja

    記入型フォーム
    記入型フォームは、チャットボットの質問にユーザーが直接テキストを入力して返答を提供するタイプです。記入型フォームでは、ユーザーが先に特定のテーマに対して質問すると、あらかじめ設定しておいた記入型フォームの案内文を返します。ユーザーがそれに対する返答を入力すると、チャットボットが記入型フォームの返答を返します。
    記入型フォームの返答の入力時にアクションメソッドを追加できます。アクションメソッドのヘッダに、X-KAA-USERMSGをkeyにしてUTF-8にエンコードされたメッセージが渡されます。
    chatbot-chatbot-3-5_form02_ja

    記入型フォームの応答の流れは以下のとおりです。

    (特定のテーマに対する質問)ユーザー:見積もりを依頼する
    (フォームの案内メッセージ)チャットボット:案内メールを受け取るメールを入力してください。入力された情報は担当者に伝達されます。
    (ユーザーの返答)ユーザー:abc@navercorp.com
    (フォームの返答)担当者にメールアドレスを伝達しました。ありがとうございました。
    

    フォームの作成

    選択肢型フォームの作成

    選択肢型フォームを作成する方法は以下のとおりです。

    1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domainメニューを順にクリックします。
    2. 希望するドメインの [ビルダーを実行する] ボタンをクリックしてチャットボットビルダーを実行します。
    3. チャットボットビルダーで フォーム メニューをクリックします。
      • フォームリストが表示されます。
    4. # 入力領域に追加するフォームの名前を入力し、[+] ボタンをクリックします。
      chatbot-chatbot-3-5_form03_ja
    5. 画面右側にフォームの追加画面が表示されたら、フォームに関する情報を入力します。
    項目説明
    タイプフォームタイプを選択
    フォーム名フォームの名前。修正ボタンをクリックして修正できる
    ボタンタイプフォームタイプで選択肢型を選択した場合にのみ有効になるメニュー
    * 選択肢型ボタン:ボタンが縦に並ぶ。メッセンジャー別にサポートするボタン数が異なる
    - LINE、Facebook:最大4個
    - NAVER TalkTalk、NAVER WORKS:最大10個
    - Custom:最大20個
    * Quick reply:ボタンが横に並ぶ。ボタンは最大10個まで追加できる
    返答選択肢型ボタンを説明する返答を入力
    ボタン* 選択肢型ボタンに表示する文言を入力。特定の文言の代わりにエンティティをつなげることができる
    * ユーザーがボタンをクリックしたり、エンティティの代表語を入力した場合に実行する作業を選択
    サービス連携連携するサービスを選択
    1. [保存] ボタンをクリックします。
    参考

    フォームでLINE Switcher APIまたはLINE Payアクションメソッドを使用する場合、統合指標に集計されません。統合指標に含めたい場合は、サービス連携の設定を行ってください。

    記入型フォームの作成

    記入型フォームを作成する方法は以下のとおりです。

    1. NAVERクラウドプラットフォームのコンソールでServices > CLOVA Chatbot > Domainメニューを順にクリックします。
    2. 希望するドメインの [ビルダーを実行する] ボタンをクリックしてチャットボットビルダーを実行します。
    3. チャットボットビルダーで フォーム メニューをクリックします。
      • フォームリストが表示されます。
    4. # 入力領域に追加するフォームの名前を入力し、[Enter] キーを押します。
    5. 画面右側にフォームの追加画面が表示されたら、フォームに関する情報を入力します。
    項目説明
    タイプフォームタイプを選択
    フォーム名フォームの名前。[修正] ボタンをクリックして修正できる
    返答選択肢型ボタンを説明する返答
    ユーザーに返す返答ユーザーの応答に応じた返答を直接入力。一般メッセージを入力しても構わないが、より豊富な会話のためにアクションメソッドまたは他のフォームとつなげることもできる
    * アクションメソッドをつなげるには$を入力し、つなげるアクションメソッドをつなげます。
    * 他のフォームとつなげるには、#を入力し、つなげるフォーム名を選択
    サービス連携連携するサービスを選択
    1. [保存] ボタンをクリックします。

    フォームの使用例

    フォームの使用方法には、大別して3つの方法があります。

    • フォームを連続的につなげる
    • フォームとフォームの応答情報をアクションメソッドでつなげた会話を作成する
    • 記入型フォームでユーザーに入力してもらい、その情報をアクションメソッドで渡す

    フォームを連続的につなげる
    フォームを連続的につなげる方法は、ホームページでカテゴリのサブメニューを追っていく方式と同じです。この機能は、自然言語の処理とは関係なしにシナリオに沿って流れがつながる単純な方式です。
    例えば、3つのフォームを作成して連続的につなげると、段階ごとにユーザーの選択を誘導できます。しかし、このような形でフォームを作成しすぎると、シナリオをつかみづらいものにするおそれがあります。そのため、チャットボットビルダーでは、フォームの流れをつかみやすいように、シナリオタブでフォームの流れを追っていく機能を提供します。具体的な例は、フォーム+フォームをつなげるをご参照ください。

    フォームとフォームの応答情報をアクションメソッドでつなげた会話を作成する
    ユーザーの選択に応じてアクションメソッドを実行する会話を構成できます。
    例えば、「今日の天気を教えて」という質問に#{都市を選択}というフォームを提供するように設計し、ソウルを選択すると${weather}というアクションメソッドを実行して返答を返すシナリオを構成できます。このシナリオを実装する例は、フォーム+アクションメソッドの組み合わせ例をご参照ください。

    記入型フォームでユーザーに入力してもらい、その情報をアクションメソッドで渡す
    記入型でユーザーに入力してもらい、その情報で次のターンにつなげるシナリオを構成できます。
    例えば、「お客様のご意見をお聞かせください」というチャットボットの質問に#{お客様のご意見}という記入型フォームを提供するように設計し、顧客が意見を出すと${customerVoc}というアクションメソッドを実行してユーザーからのすべての入力をBackend Serviceに伝達し、サーバの応答に応じてお客様に案内するというシナリオを構成できます。このシナリオを実装する例は、フォーム+アクションメソッドをつなげる:記入型フォームをご参照ください。

    フォーム+フォームをつなげる

    決められたシナリオでユーザーの選択を導いていく場合には、フォームを連続してつなげたり、フォームから会話につなげることができます。このシナリオは、ユーザーにサービスの推薦を求められた場合、お勧めサービス項目を選択肢型フォームで構成し、ユーザーが選択肢型フォームをクリックするとそのサービスページに直接移動する構成です。
    フォームとフォームをつなげる方法は以下のとおりです。

    1. 事前作業を完了します。
      • ゲームサービスフォームの作成
      • モバイルとWebサービスフォームの作成
    2. チャットボットビルダーでフォームメニューをクリックします。
    3. フォームの名前を入力し、[Enter] キーを押します。
      • フォーム名:お勧めサービス
    4. フォームの作成画面が表示されたら、情報を入力します。
      • タイプ:選択肢型
      • ボタンタイプ:選択肢型ボタン
      • 返答:「希望するサービスタイプを選択してください」と入力
      • ボタン:任意のボタン名を入力し、テキスト返答を選択
        テキスト返答領域につなげるフォームを#{フォーム名}形式で入力します。
      • #{お勧めサービス}フォームの場合、#{ゲームサービス}フォームや#{モバイル及びWebサービス}フォームを入力して呼び出すことができる
    5. [保存] ボタンをクリックします。

    <例>
    chatbot-chatbot-3-5_ex01_ja

    フォーム+会話をつなげる

    フォームに会話をつなげることができます。例えば、#{モバイル及びWebサービス}フォームで「モバイルサービス」会話や「Webサービス」会話を呼び出すことができます。
    フォームと会話をつなげる方法は以下のとおりです。

    1. 事前作業を完了します。
      • モバイルサービス会話の作成
      • Webサービス会話の作成
        チャットボットビルダーでフォームメニューをクリックします。
    2. フォームの名前を入力し、[Enter] キーを押します。
      • フォーム名:お勧めサービス
    3. フォームの作成画面が表示されたら、情報を入力します。
      • タイプ:選択肢型
      • ボタンタイプ:選択肢型ボタン
      • 返答:「希望するサービスタイプを選択してください」と入力
      • ボタン:任意のボタン名を入力し、会話につなげるを選択
    4. つなげる会話を選択します。
      • 登録されていない会話名を入力すると、その会話名で新しい会話が作成されます。
    5. [保存] ボタンをクリックします。

    <例>
    chatbot-chatbot-3-5_ex02_ja

    フォーム+アクションメソッドをつなげる:選択肢型フォーム

    ユーザーが「今日の天気を教えて」と質問すると、#{都市を選択}というフォームを提供し、ユーザーが都市を選択すると${weather}というアクションメソッドを実行して返答を返すシナリオです。
    chatbot-chatbot-3-5_ex03_ko

    上記のシナリオに従ってフォームを作成する方法は以下のとおりです。

    1. チャットボットビルダーのエンティティ > [エンティティ作成] ボタンをクリックし、都市エンティティを作成します。
      • エンティティ名:都市を入力
      • 代表語:「ソウル」と「ニューヨーク」を入力
      • エンティティを作成する方法は、エンティティをご参照ください。
    2. チャットボットビルダーの アクションメソッド > [アクションメソッド作成] ボタンをクリックし、アクションメソッドを作成します。
      • 名前:${weather}
      • URL:GET方式でcity=都市名を渡すと現在の気温を返すように開発されたとします。呼び出すURLに渡す引数にcity=$[都市]を入力してアクションメソッドを作成します。
      • アクションメソッドの作成方法は、アクションメソッドをご参照ください。
    参考

    アクションメソッドをテストするために、シンプルなServerless関数を作成しました。右側の [エコーの呼び出し] ボタンをクリックして簡単なテストを行うことができます。
    <例> https://chatbot.ncloud.com/api/v1/actionmethod/echo?city=$[都市]

    1. チャットボットビルダーのフォームメニューでフォームを作成します。

      • フォーム名:#{都市を選択}
      • フォームタイプ:選択肢型
      • 返答:「現在居住している都市を選択してください。」と入力
      • ボタン:各ボタンに都市名を、テキスト返答にアクションメソッド${weather}を入力
      • ソウルを選択するか、テキストでソウルと入力すると${weather}アクションメソッドが呼び出されます。
    2. チャットボットビルダーの 会話リスト > [会話作成] ボタンをクリックして会話を作成します。

      • 質問の登録領域に「今日の天気を教えて」と入力
      • 返答の登録領域に#{都市を選択}と入力
    3. 会話モデルのビルド ボタンをクリックしてビルドし、テストを完了します。

    <例>
    chatbot-chatbot-3-5_ex04_ja

    フォーム+アクションメソッドをつなげる:記入型フォーム

    記入型フォームは、ユーザーが直接入力したテキストを返答として受け取って次のシナリオにつなげたり、アクションメソッドでユーザーの発話を伝達する機能です。
    顧客がフィードバックで不満足を選択した場合、顧客から改善意見を受け取るシナリオの例で説明します。ユーザーの意見を受け取るアクションメソッドを先に作成し、そのアクションメソッドを活用してフォームを作成します。共通メッセージのフィードバックメニューでユーザーがフィードバックの応答時にNoを選択した場合にそのフォームを実行するように設計します。
    上記のシナリオに従って記入型フォームを作成する方法は以下のとおりです。

    1. チャットボットビルダーの アクションメソッド > [アクションメソッド作成] ボタンをクリックし、{ユーザーからの改善意見の伝達}アクションメソッドを作成します。
      • そのアクションメソッドは、記入型フォームに応答したユーザーのメッセージをX-KAA-USERMSGをkeyとしてUTF-8にエンコードし、アクションメソッドのヘッダに渡します。
    2. チャットボットビルダーの フォームメニューをクリックしてフォームを作成します。
      • フォーム名:#{ユーザーからの改善意見}
      • タイプ:記入型
      • 返答:「申し訳ございません。お客様の貴重なご意見をいただければ、今後のチャットボットサービスに活かしてまいります。」
    3. ユーザーへの応答時の返答にアクションメソッドと一緒に顧客に伝達するメッセージを入力します。
      • 「${ユーザーからの改善意見の伝達}お客様の貴重なご意見ありがとうございます。」
    4. チャットボットビルダーの 共通メッセージ > [フィードバック] タブでフィードバックを作成します。
      • フィードバック文言:問題は解決されましたか?
      • Y/Nフィードバッククリック時の応答:応答メッセージありを選択
      • 応答メッセージあり > Noのボタンアクションをテキスト返答で選択し、#{ユーザーからの改善意見}記入型フォームを入力
    注意

    フィードバック機能は連携されたメッセンジャーによってはサポートされない場合があります。フィードバック機能をサポートするチャネルなのか確認する必要があります。フィードバック機能がサポートされないメッセンジャーは、NAVER TalkTalk、NAVER WORKS、Facebook、CLOVAです。


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