Event

Classic環境で利用できます。

Eventでは Cloud DB for MSSQLサーバで発生したイベント履歴を確認できます。MSSQLで発生するイベントは、ユーザーが別途設定しなくても自動的に履歴を保存して永続的に保存します。MSSQL Server別にアラーム項目としきい値を指定してイベントを作成すると、そのイベントが発生する際にメールと SMSで通知を受けることができます。

Event画面

Eventを利用するための基本的な説明は次の通りです。

領域	説明
① メニュー名	現在確認中のメニューの名前
② 基本機能	Cloud DB for MSSQLの詳細情報を確認、Event画面を更新
③ Event History	保存されたイベント履歴の確認、イベント発生期間とサービス名でイベント履歴を検索
④ Event設定状況	イベントルール(アラーム項目としきい値)の設定、通知(アラーム)対象と方法の設定

イベント確認

MSSQL Serverで発生したイベントを確認する方法は次の通りです。

1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Classic環境で、Services > Database > Cloud DB for MSSQLメニューを順にクリックします。
2. Eventメニューをクリックします。
3. Event Historyタブをクリックし、イベントリストが表示されたら、必要な情報を確認します。
   • DBサービス名: イベントが発生した MSSQL Serviceの名前
   • DB Server名: イベントが発生した MSSQL Serverの名前
   • Event発生時間: イベントが発生した時間
   • Eventタイプ: 発生したイベントの種類
     • MSSQL Server: DBサーバで発生したイベント
     • Monitoring: ユーザーが DBサーバイベントを登録し、解除するイベント
   • Event名: 発生したイベントの名前
     • Backup: バックアックを開始
     • Restore: 復旧を開始
     • Mirroring: ミラーリング(HA)構成
     • Failover: Failover発生
       • Principalサーバで障害が発生し、Failoverされた場合
       • ユーザーが With Failoverオプションでサーバを再起動した場合
     • Account: DBアカウントを作成
     • AgentJob: 新しい SqlAgentJobを作成
       • ユーザーが新しい batch jobを作成した場合
       • スペックの調整などの新しいサーバに新たに作成した場合
     • Restart: DBサーバを再起動
     • LogShipping: LogShippingを開始
     • Set event: アラーム通知を受けるイベントを登録
     • Suspend notifications: イベント通知を一時停止
     • Resume notifications: 一時停止されたイベントアラームを再開
     • Alarm notification: アラームを送信
   • 内容: 発生したイベントの説明
   • アクセス IPアドレス: イベントが発生した管理者アカウントのアクセス IPアドレス
4. Eventタイプが MSSQL Serverの場合、クリックして詳細情報を確認します。
   
   • DBサービス名: MSSQL Serverのサービス名
   • DBステータス: 運用中の MSSQL Serverのステータス
   • DB Role: 運用中の MSSQL Serverのロール
   • 作成日: 運用中の MSSQL Serverを作成した日付

イベント設定

MSSQL Serverで指定した状況が発生すると、ユーザーに通知するようにイベントを設定できます。

参考

より良いサービスを提供するため、イベントの設定関連のデータ収集モジュールを交換する予定です。
新規モジュールの交換のため、Event画面で提供していたイベント設定/解除/通知の一時停止/通知の再開機能を Cloud Insightに移行します。
DBクラスタに個別設定したアラーム項目は自動的に移転されず、別途設定したアラーム項目がある場合は9月7日~10月12日の間に Cloud Insightの Event Rule設定機能を通じて再構成できます。

NAVERクラウドプラットフォームのモニタリング専門サービスである Cloud Insightを使用すれば、MSSQL Serverに対する Event Ruleをユーザーがより細かく設定してモニタリングできます。ユーザーが設定したルールに沿って収集されたイベントは、 Cloud Insightのダッシュボードで確認できます。

Cloud Insightで MSSQL Serverに対する Event Ruleを設定してダッシュボードで確認する方法と MSSQL Server別に Event Ruleの通知(アラーム)を設定する方法は、Cloud Insightご利用ガイドをご参照ください。

イベント設定

NAVERクラウドプラットフォームコンソールで各 MSSQL Serverのイベントルールを指定して、通知とアラームを設定できます。

MSSQL Serverのイベントを設定する方法は、次の通りです。

1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Classic環境で、Services > Database > Cloud DB for MSSQLメニューを順にクリックします。

2. Eventメニューをクリックします。

3. Event設定状況タブをクリックし、イベントを設定する MSSQL Serverをクリックします。

4. [イベント設定] > [Event項目設定] ボタンを順にクリックします。

5. 以下の表を参照して項目を選択し、アラームを発生するしきい値を入力して [追加] ボタンをクリックします。
   

   アラーム項目	アラーム詳細項目	説明
   CPU used	% Processor Time	CPU使用量(%)
   CPU Privilege	% Privilege Time	カーネル CPU使用量(%)
   CPU Queue	Processor Queue Length	CPU待機するスレッド数
   Context Switches	Context Switches/sec	プロセッサがあるスレッドから他のスレッドに切り替わった回数
   disk read latency	Avg. Disk Sec/Read	ディスク読み取りの平均所要時間
   disk write latency	Avg. Disk Sec/Write	ディスク書き込みの平均所要時間
   disk queue length	disk Queue Length	ディスクを待つスレッド数
   disk read mbyte	Disk read Mbyte/sec	ディスクの1秒当たりの読み取り量(MB)
   disk write mbyte	Disk write Mbyte/sec	ディスクの1秒当たりの書き込み量(MB)
   memory free megabyte	FREE MegaByte	使用しないメモリの空き容量(MB)
   network in	Byte Received/sec	ネットワークで転送したバイト数(byte)
   network out	Byte Send/sec	ネットワークで転送してもらったバイト数(byte)
   network packet	Packets/sec	ネットワークで転送した1秒当たりのパケット数(byte)
   DB lazy write	Lazy writes/sec	バッファ管理者の遅延記録器が記録したバッファ数
   Free Pages	Free Pages	使用可能なページ数
   Free Memory	Free Memory	使用可能なメモリ量(KB)
   Page Life Expectancy	Page Life Expectancy	DBデータページがリファレンスなしでバッファプールにとどまっている時間(sec)
   memorygrantpending	Memory Grants Pending	実行メモリ付与を待機中の総プロセス数
   query per second	Batch Requests/sec	1秒当たり処理されるクエリ数
   DB buffer lookup	Page lookups/sec	バッファプールでページを見つけるための1秒当たりのリクエスト数
   DB buffer reads	Page reads/sec	実行した物理データベースページの1秒当たりの読み取り数
   DB buffer writes	Page writes/sec	実行した物理データベースページの1秒当たりの書き込み数
   latch wait	Total Latch Wait Time	最後の1秒間のラッチリクエストに対する総ラッチ待機時間(ms)
   lock wait	Lock Wait Time	最後の1秒間のロックに対する総待機時間(ms)
   compile	SQL Compilations/sec	1秒当たりのコンパイル数
   re-compile	SQL Re-Compilations/sec	1秒当たりのリコンパイル数
   connections	User Connections	現在接続されているコネクション数
   failover (master server down)		Principalサーバの障害により Mirrorサーバに切替
   recreation (slave server down)		Mirrorサーバの障害により Mirrorサーバを再作成
   restart with failover		Principalサーバの再起動により Mirrorサーバに切替
   restart without failover		Mirrorサーバの再起動

   • [修正] ボタンまたは [削除] ボタンをクリックして追加したアラーム項目修正と削除機能

6. [次へ] ボタンをクリックします。

7. アラームが発生したら、通知を受ける担当者と通知方法を選択し、[追加] ボタンをクリックします。
   

   • [削除] ボタンをクリックして追加した通報ターゲットを削除可能
   • 登録した通報ターゲットがいない場合は、[通報ターゲット管理] ボタンをクリックして新規追加

8. [次へ] ボタンをクリックしてから設定内容を確認し、[確認] ボタンをクリックします。
   

イベント管理

設定したイベントの内容や通知対象を確認し、通知を一時停止および再起動したり、イベントを解除できます。

イベント解除

設定したイベントを解除する方法は次の通りです。

1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Classic環境で、Services > Database > Cloud DB for MSSQLメニューを順にクリックします。
2. Eventメニューをクリックします。
3. Event設定状況タブをクリックし、イベントを解除する MSSQL Serverをクリックします。
4. 以下のようにイベントを解除します。
   • 個別イベント削除: 選択した MSSQL Server行の下に表示されるイベントリストで削除するイベントを検索して [削除] ボタンをクリックし、確認ポップアップで [はい] をクリック
   • この Serverのすべてのイベントを削除: [イベント解除] ボタンをクリックし、確認ポップアップ [はい] ボタンをクリック

通知管理

イベント通知が発生した場合の通知対象を確認し、通知を一時停止と再起動できます。通知を一時停止すると、設定した期間中はイベントが発生しても通知を転送しません。

通知を管理する方法は次の通りです。

1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Classic環境で、Services > Database > Cloud DB for MSSQLメニューを順にクリックします。
2. Eventメニューをクリックします。
3. Event設定状況タブをクリックし、通知設定を確認する MSSQL Serverをクリックします。
4. 以下のように通知設定を管理します。
   • 通知対象管理: 選択した MSSQL Server行の [見る] ボタンをクリックし、通知ターゲットリストを確認
     • [追加] ボタンまたは [削除] ボタンをクリックし、通知対象の追加と削除
     • [通知対象管理] ボタンをクリックして新しい通知対象を追加
   • 通知一時停止: [通知一時停止] ボタンをクリックし、期間や登録者を入力して [設定] ボタンをクリック
   • 通知再起動: [通知再起動] ボタンをクリックし、確認ポップアップで [はい] ボタンをクリック