ストリーミングチャンネルの設定

Classic/VPC環境で利用できます。

Object Storageに保存された動画ファイルを用いて、簡単かつスピーディーに顧客が希望する VODストリーミングサービスを構築できます。VODストリーミングに対する専門的な知識なしでもいくつかのステップを完了したら、サービスのための CDNまで最適な環境が自動作成されます。

チャンネル作成

VODストリーミングのためにチャンネルを作成する方法は次の通りです。

1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、 Services > Media > VOD Station メニューを順にクリックします。
2. Channel メニューをクリックした後、[チャンネル作成] ボタンをクリックします。
3. チャンネル名を入力した後、各項目を設定します。
   • 作成した Object Storageバケットがない場合、オブジェクトストレージバケットを作成します。
     • バケット名に hlsと dashは使用できません。
   • VOD Stationは Global Edgeと連携して自動作成機能をサポートします。Global Edgeに関する詳細設定は、Global Edge ご利用ガイドをご参照ください。
     • Global Edgeを作成するには Global Edgeプロファイルを必須選択します。Global Edgeプロファイルがない場合、Global Edgeで作成します。
     • 主にサービスされる国を選択します。
   • コンテンツ保護のための暗号化設定に関する詳細は、コンテンツ保護設定をご参照ください。
4. 設定が完了したら、 [チャンネル作成] ボタンをクリックします。
5. 確認のポップアップで設定内容を確認した後、 [チャネル作成] ボタンをクリックします。

コンテンツ保護設定

チャンネル作成画面の コンテンツ保護設定 領域でメディアの暗号化と DRM機能を設定できます。メディアの暗号化、DRM技術別の暗号化方式とサポートデバイスは以下の表をご参照ください。
他のプラットフォームとバージョンに関する詳細は、リンクをご参照ください。

Media Encryption

メディアの暗号化は HLSプロトコルに適用され、各 HLS TSファイルに AES-128方式で自動で暗号化を行います。
Keyの取得 URLが Manifestに表示され、CDNの Security Tokenの使用によりセキュリティレベルを向上できます。
この機能は HLSの標準機能として HLSをサポートするプレイヤーで自動で複号化します。
ただし、Media Encryptionは FairPlayと一緒には設定できません。

Multi DRM

VOD Stationでは、Multi DRMを提供して国内外で検証された INKA Entworksの PallyConと協力し、高い性能と安定性が保証されたコンテンツセキュリティサービスを提供します。標準 DRMである Widevine、FairPlay、PlayReadyをサポートし、運用システムやプラットフォームを障壁なく望む動画に強力なセキュリティを適用できます。
外部 DRMの場合、Pallycon DRM CPIX API v1と連携できます。その他の供給会社との連携はスムーズに行われない場合があります。Single-keyパッケージングのみサポートしています。

One Click Multi DRM

• Multi DRM : 使用する DRMで One Click Multi DRMを選択します。
• DRM Site : 使用する Siteを選択します。
• Naver Cloud Platformが提供する Multi DRMサービス連携で DRMを適用できます。
• DRMを使用するには、まず One Click Multi DRMサービス内の Site作成{target=_blank}を行います。
• 選択した DRM Siteが有効になっている場合のみ、正常に DRM機能を活用できます。
• Content ID : Content IDとは再生するコンテンツの固有 IDとして、DRMパッケージング時に活用します。

外部 DRM

• Multi DRM : 使用する DRMで外部 DRMを選択します。

• DRMタイプ : 使用する DRM技術を選択します。

• FairPlay: Appleが提供する DRM技術規格です。各 HLSセグメントを Sample-AES方式で暗号化します。

• Widevine: Googleが提供する DRM技術規格です。Common Encryption規格に沿って AES-128方式で暗号化します。

• PlayReady: Microsoftが提供する DRM技術規格です。Common Encryption規格に沿って AES-128方式で暗号化します。

• Content ID : DRMパッケージングされたコンテンツの固有 IDであり、CPIX APIをリクエストする時に XML Bodyに含める Content IDの値です。
  例) drm-contents

• DRM System ID : DRMシステムの固有 IDであり、CPIX APIをリクエストする時に XML Bodyに含める System IDです。選択した暗号化設定に合わせて1つか2つの System IDを含める必要があります。一行に1つずつ入力してください。
  例)
  9A04F079-9840-4286-AB92-E65BE0885F95
EDEF8BA9-79D6-4ACE-A3C8-27DCD51D21ED

• DRM Key URL : CPIX APIリクエスト URLです。DRM供給会社の暗号化キーリクエストの形式に合わせ入力してください。
  例) https://kms.example.com/cpix/v1/key/ujllldopmquy==

チャンネル管理

VODストリーミングチャンネルを制御したり、情報を確認でき、これ以上運用しないチャンネルは削除できます。

チャンネル制御

チャンネルを制御する方法は次の通りです。

1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、 Services > Media > VOD Station メニューを順にクリックします。
2. Channel メニューをクリックします。
3. チャンネルリストからチャンネルを選択した後、コンテンツリストの上にある制御ボタンを使用してチャンネルの状態を変更します。
   • 運用中のチャンネルと CDNを停止するには、 [チャンネル停止] ボタンをクリックします。チャンネルが停止されると、チャンネルリストで名前の左側に が表示されます。
   • チャンネルと CDNを再開するには、 [チャンネル開始] ボタンをクリックします。チャンネルの再開には時間がかかります。
   • チャンネルを最新状態にするには、 [更新] ボタンをクリックします。

チャンネル情報の確認

チャンネル情報を確認する方法は次の通りです。

1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、 Services > Media > VOD Station メニューを順にクリックします。
2. Channel メニューをクリックします。
3. チャンネルリストからチャンネルを選択した後、コンテンツリストの上にある [チャンネル情報] ボタンをクリックします。
4. 情報ポップアップでチャンネル情報を確認した後、 [確認] ボタンをクリックします。

チャンネル削除

チャンネルを削除するには、まず CDNを返却する必要があります。Global Edge ご利用ガイドを参照して、作成した CDNを解除します。

チャンネルを削除する方法は次の通りです。

1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、 Services > Media > VOD Station メニューを順にクリックします。
2. Channel メニューをクリックします。
3. チャンネルリストからチャンネルを選択した後、コンテンツリストの上にある [チャンネル停止] ボタンをクリックしてチャンネルを停止します。
4. [チャンネル削除] ボタンをクリックします。
5. 確認ポップアップで [削除] ボタンをクリックします。