サーバ作成

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VPC環境で利用できます。

NAVERクラウドプラットフォームコンソールでサーバを作成する方法について説明します。

参考
  • 予期せぬサーバ障害または予定された変更タスクなどの際に、中断せずにサービスを継続する保障ができるよう、サーバは基本的にゾーン間の冗長化構成をお勧めします。Load Balancer の概要を参照して冗長化設定を行います。
  • NAVERクラウドプラットフォームでは、メモリ、CPU、電源供給などの物理サーバの障害に備えるため、High Availability(HA)構造を提供しています。HAは、ハードウェアで発生した障害が Virtual Machine(VM)サーバに拡大されることを防ぐためのポリシーです。ホストサーバに障害が発生した場合、自動的にホストサーバの中にある VMサーバを安定した他のホストサーバに移す Live Migrationをサポートします。ただし、Live Migrationを行えないエラーが発生した場合、VMサーバは再起動します。VMサーバ1台でサービスを運用する場合、VMサーバの再起動により障害が発生し得るため、障害の発生頻度を減らすために上記のように VMサーバを冗長化することをお勧めします。

第3世代サーバの導入以降、サーバを作成するコンソール画面を新しく改訂しました。
現在、ユーザーの便宜のために改訂されたバージョンの新規コンソール画面と従来のコンソール画面の両方を提供していますので、使用するコンソール画面を先に選択してください。
第3世代サーバは新規コンソール画面でのみ作成でき、第1、2世代サーバは両方で作成できます。

新規コンソール画面でサーバを作成

新規コンソール画面でサーバを作成する方法は、次の通りです。

  1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
  2. Region メニューから利用中のリージョンをクリックします。
  3. Platform メニューから利用中のプラットフォームをクリックします。
  4. Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
  5. [サーバ作成] ボタンをクリックします。
  6. コンソール選択ポップアップで 新規コンソール画面 を選択し、 [サーバ作成] ボタンをクリックします。
    • 現在選択したコンソール画面を引き続き使用して、ポップアップが表示されないように設定できます。現在選択したサーバ作成コンソールを次回も使用します。チェックボックスをクリックして選択します。
  7. 次のステップを順に行います。
参考

サーバを作成するには、VPCと Subnetが作成されている必要があります。作成された VPCと Subnetがない場合、以下のガイドを参照して VPCと Subnetを作成してから、サーバを作成してください。

1. サーバイメージ選択

使用するサーバイメージを選択します。

  1. サーバイメージが表示されるタブを選択します。

    • [最新サーバイメージ] タブ: OS別最新バージョンのサーバイメージを表示
    • [NCPサーバイメージ] タブ: NAVERクラウドプラットフォームが提供するすべてのサーバイメージを表示
    • [マイサーバイメージ] タブ: ユーザーが直接作成した、または共有されたサーバイメージを表示
    • [3rd partyイメージ] タブ: NCP以外のベンダーが作成したサーバイメージを表示
  2. OSとハイパーバイザのタイプを選択します。

    • サーバイメージのキーワードを入力して検索することもできます。
  3. サーバイメージリストから希望するサーバイメージの右側にある [次へ] ボタンをクリックします。

    • 選択したサーバのタイプによっては、第三者情報提供の同意が必要な場合があります。該当する場合は、サービス利用約款に同意してください。
参考

サーバイメージの詳しい説明は、様々なサーバイメージをご参照ください。

2. サーバ設定

サーバの設定情報を指定します。

  1. サーバを配置する VPCと Subnetを選択します。
    • 外部プライベートネットワークと通信するためには、パブリック IPアドレスを割り当てられるように Public Subnetに配置する必要があります。
    • VPCまたは Subnetを新たに作成する必要がある場合は、 [VPC作成] / [Subnet作成] ボタンをクリックして、当該ページでタスクを行ってください。
  2. サーバ仕様を選択します。
    • まずはサーバタイプを選択します。先ほど設定したサーバイメージによって提供されるサーバタイプが異なる場合があります。
      • High-CPU : コンピューティング集約的なワークロード(例) 科学的モデリング)に最適
      • Standard : 一般的なウェブやデータベース用に最適
      • High-Memory : 高性能データベース用に最適
      • GPU : ビッグデータ分析/処理、科学演算、機械学習などの並列演算処理用に最適
      • CPU-Intensive : 多くの演算を必要とするマシン/ディープラーニング用または高性能ウェブサーバ用に最適
    • 希望する詳細仕様に合った仕様コードを選択します。
  3. 料金プランを選択します。
    • 月間利用時間が多い場合は月額プランを、利用時間が少ない場合は時間制プランを選択します。
    参考

    今後、サーバの仕様を変更する可能性がある場合は、時間制プランを使用することをお勧めします。サーバの仕様を変更すると重複課金が発生することがありますが、このとき、月額プランを使用している場合は日単位で金額が計算され、時間制プランを使用するときよりも多く課金されることがあります。

  4. サーバ数とサーバ名を入力します。
    • サーバは最大10つまで作成できます。
    • 複数のサーバを作成する場合は、開始番号も入力する必要があります。開始番号は数字のみ入力可能で、「001」がデフォルトで入力されます。
    • サーバ名は3~30文字の英小文字、数字、ハイフン(-)を使用して入力でき、先頭は英字にする必要があります。サーバ名を入力しない場合、自動的に作成されます。
    • 入力したサーバ名で hostnameを設定しますを選択すると、サーバ OSに設定されたホスト名がサーバ名と同じく適用されます。
  5. サーバに割り当てるネットワークインターフェースを入力します。
    • eth0 IPアドレスは必ず登録する必要があり、その値はサーバのデフォルトのプライベート IPアドレスになります。
      • ご希望の IPアドレスを入力し、 [追加] ボタンをクリックします。IPアドレスは選択した Subnet帯域に含まれている必要があります。
      • IPアドレス入力欄を空欄にして [追加] ボタンをクリックすると、自動的に割り当てられます。
    • デフォルトの eth0以外に2つのネットワークインターフェースを追加で作成できます。同じゾーン内に他の Private Subnetが存在する必要があります。入力した値は、サーバの追加プライベート IPアドレスとなります。
    参考

    ネットワークインターフェースについては、以下の使用のコツをご参照ください。

    • 複数のサーバを使用目的に応じて直感的に区分するために、ネットワークインターフェースを活用できます。
      例) 10.1.1.1xは開発サーバ、10.1.1.2xは運用サーバに区分
    • 次のような場合、ネットワークインターフェースを複数作成することをお勧めします。
      • サーバで使用するアプリケーションの特性により、別の Subnetが必要な場合
      • 用途に応じて Subnetを分離して設計したが、1つのサーバに統合して使用する必要がある場合
  6. パブリック IPアドレスの割り当て有無を選択します。
    • Public Subnet内に1つのサーバを作成する場合のみ選択できます。複数のサーバを作成する場合は、作成完了後に個別にパブリック IPアドレスを割り当てられます。
  7. サーバの配置グループを作成するには、 物理配置グループ をクリックして選択します。
    • 配置グループは、VMを駆動するクラスタ(物理的な装置)を配置する方法で、新規配置グループを作成したり、既存の配置グループに追加できます。
    • 現在は Anti-Affinity(分散配置) タイプのみ対応しています。VMを異なるクラスタで駆動させることで、物理的な障害が発生したときにその影響が分散され、可用性が高くなります。
  8. サーバの返却保護有無を選択します。
    • 返却保護を設定すると、誤ってサーバを返却する事故を未然に防止できます。必須の役割を担うサーバである場合、返却保護を設定することをお勧めします。
  9. 必要に応じてメモを入力するか、自動実行スクリプトを選択してください。
    • 自動実行スクリプトを選択すると、サーバの作成が完了した後、スクリプトを自動的に実行してサーバの初期環境を設定できます。 Init Script メニューでスクリプトをあらかじめ作成しないと選択できません。
  10. すべての設定を完了したら、 [次へ] ボタンをクリックします。

3. ストレージ設定

KVMベースの第3世代サーバの場合、ストレージ容量の設定とストレージの追加が可能です。サーバのブロックストレージを設定し、 [次へ] ボタンをクリックします。

  • ストレージ容量は、Linux基準で10GB~20TBまで設定できます。
  • 上部の [ストレージ追加] ボタンをクリックすると、ストレージリストに新しい行が追加されます。追加された行にストレージ情報を入力します。
    • ストレージ名 : 3~30文字の英数字、ハイフン(-)、アンダースコア(_)を使用して入力でき、先頭は英字にする
    • スナップショット名 : スナップショットを適用したい場合、使用するスナップショットを選択
    • サイズ : 10~16,380間の数字を入力
    • ストレージタイプ : CB1と FB1のうち選択
  • 追加ストレージは最大20個まで作成できます。
  • デフォルトストレージが暗号化されている場合、追加ストレージも暗号化されたストレージのみ使用できます。同様に、デフォルトストレージが暗号化されていない場合、追加ストレージも暗号化されていないストレージのみ使用できます。
参考

XENベースのサーバ作成時にストレージタイプを変更したい場合は、 [戻る] ボタンをクリックしてサーバ設定段階でサーバ仕様コードを再選択してください。

4. 認証キー設定

保有している認証キーを選択するか、新しい認証キーを作成した後、 [次へ] ボタンをクリックします。

  • 新しい認証キーを作成するには、 新しい認証キー作成 を選択して認証キー名を入力した後、 [認証キー作成と保存] ボタンをクリックします。
参考

認証キーはサーバ接続のための管理者パスワードを確認する際に必要です。保存した.pemファイルを PCの安全な場所に保管してください。

5. ネットワークアクセス設定

保有中の ACGを選択したり、新しい ACGを作成して [次へ] ボタンをクリックします。

  • ACGは最大3個まで選択できます。
  • default-acgはデフォルトで提供される ACGです。
  • ネットワークインターフェースを新規に作成した場合にのみ設定でき、既存のネットワークインターフェースを使用すると、プリセットされた ACGが自動的に適用されます。
参考

ACG内部のルールは ACGメニューで変更できます。詳細は、ACG設定をご参照ください。

6. 最終確認

設定内容を確認した後、 [サーバ作成] ボタンをクリックします。

参考

サーバが作成されるまで数分から数十分程度かかります。サーバの作成が完了して運用が開始されると、サーバリストに 運用中 の状態で表示されます。

既存コンソール画面でサーバを作成

既存コンソール画面でサーバを作成する方法は、次の通りです。

  1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
  2. Region メニューから利用中のリージョンをクリックします。
  3. Platform メニューから利用中のプラットフォームをクリックします。
  4. Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
  5. [サーバ作成] ボタンをクリックします。
  6. コンソール選択ポップアップで 既存コンソール画面 を選択し、 [サーバ作成] ボタンをクリックします。
    • 現在選択したコンソール画面を引き続き使用して、ポップアップが表示されないように設定できます。現在選択したサーバ作成コンソールを次回も使用します。チェックボックスをクリックして選択します。
  7. 次のステップを順に行います。
参考

サーバを作成するには、VPCと Subnetが作成されている必要があります。作成された VPCと Subnetがない場合、以下のガイドを参照して VPCと Subnetを作成してから、サーバを作成してください。

1. サーバイメージ選択

使用するサーバイメージを選択します。

  1. ブートディスクの容量、イメージタイプ、OSイメージタイプ、サーバタイプを選択します。
    • ブートディスクサイズ : Linux系サーバは50GB、Windowsサーバは100GBで選択
    • イメージタイプ : 使用目的に合ったイメージタイプを選択
      • Application : 特定のアプリケーションが付属しているサーバ
      • DBMS : データベース用のサーバ
      • OS : OSのみ適用されたサーバ
    • Application/DBMS/OSイメージタイプ : 先ほど選択したイメージタイプに応じて詳細オプションを選択
    • サーバタイプ : 使用目的に合ったサーバ仕様を選択
      • High CPU : コンピューティング集約的なワークロード(例) 科学的モデリング)に最適
      • Standard : 一般的なウェブやデータベース用に最適
      • High-Memory : 高性能データベース用に最適
      • GPU : ビッグデータ分析/処理、科学演算、機械学習などの並列演算処理用に最適
      • CPU Intensive : 多くの演算を必要とするマシン/ディープラーニング用または高性能ウェブサーバ用に最適
  2. サーバイメージリストから希望するサーバイメージの右側にある [次へ] ボタンをクリックします。
    • 選択したサーバのタイプによっては、第三者情報提供の同意が必要な場合があります。該当する場合は、サービス利用約款に同意してください。
参考

サーバイメージの詳しい説明は、様々なサーバイメージをご参照ください。

2. サーバ設定

サーバの設定情報を指定します。

  1. サーバを配置する VPCと Subnetを選択します。
    • 外部プライベートネットワークと通信するためには、パブリック IPアドレスを割り当てられるように Public Subnetに配置する必要があります。
    • VPCまたは Subnetを新たに作成する必要がある場合は、 [VPC作成] / [Subnet作成] ボタンをクリックして、当該ページでタスクを行ってください。
  2. ストレージの種類を選択します。
    • SSD : 高性能 I/Oが必要なサービスの場合に選択
    • HDD : 一般的なサービスの場合に選択
  3. サーバタイプを選択します。
    • 使用目的に合った CPU数とメモリ容量を選択します。
  4. ストレージを暗号化するには、 ストレージ暗号化適用 をクリックして選択します。
    • サーバに対するセキュリティ規制がある場合や、強力なセキュリティが必要な場合に選択できます。
    • 一部の OSでのみ表示され、機能使用時に暗号化されたストレージのみ追加接続できます。
  5. 料金プランを選択します。
    • 月間利用時間が多い場合は月額プランを、利用時間が少ない場合は時間制プランを選択します。
    参考

    今後、サーバの仕様を変更する可能性がある場合は、時間制プランを使用することをお勧めします。サーバの仕様を変更すると重複課金が発生することがありますが、このとき、月額プランを使用している場合は日単位で金額が計算され、時間制プランを使用するときよりも多く課金されることがあります。

  6. サーバ数とサーバ名を入力します。
    • サーバは最大10つまで作成できます。
    • 複数のサーバを作成する場合は、開始番号も入力する必要があります。開始番号は数字のみ入力可能で、「001」がデフォルトで入力されます。
    • サーバ名は3~30文字の英小文字、数字、ハイフン(-)を使用して入力でき、先頭は英字にする必要があります。サーバ名を入力しない場合、自動的に作成されます。
    • 入力したサーバ名で hostnameを設定しますを選択すると、サーバ OSに設定されたホスト名がサーバ名と同じく適用されます。
  7. サーバに割り当てるネットワークインターフェースを入力します。
    • eth0 IPアドレスは必ず登録する必要があり、その値はサーバのデフォルトのプライベート IPアドレスになります。
      • ご希望の IPアドレスを入力し、 [追加] ボタンをクリックします。IPアドレスは選択した Subnet帯域に含まれている必要があります。
      • IPアドレス入力欄を空欄にして [追加] ボタンをクリックすると、自動的に割り当てられます。
    • デフォルトの eth0以外に2つのネットワークインターフェースを追加で作成できます。同じゾーン内に他の Private Subnetが存在する必要があります。入力した値は、サーバの追加プライベート IPアドレスとなります。
    参考

    ネットワークインターフェースについては、以下の使用のコツをご参照ください。

    • 複数のサーバを使用目的に応じて直感的に区分するために、ネットワークインターフェースを活用できます。
      例) 10.1.1.1xは開発サーバ、10.1.1.2xは運用サーバに区分
    • 次のような場合、ネットワークインターフェースを複数作成することをお勧めします。
      • サーバで使用するアプリケーションの特性により、別の Subnetが必要な場合
      • 用途に応じて Subnetを分離して設計したが、1つのサーバに統合して使用する必要がある場合
  8. パブリック IPアドレスの割り当て有無を選択します。
    • Public Subnet内に1つのサーバを作成する場合のみ選択できます。複数のサーバを作成する場合は、作成完了後に個別にパブリック IPアドレスを割り当てられます。
  9. サーバの配置グループを作成するには、 物理配置グループ をクリックして選択します。
    • 配置グループは、VMを駆動するクラスタ(物理的な装置)を配置する方法で、新規配置グループを作成したり、既存の配置グループに追加できます。
    • 現在は Anti-Affinity(分散配置) タイプのみ対応しています。VMを異なるクラスタで駆動させることで、物理的な障害が発生したときにその影響が分散され、可用性が高くなります。
  10. サーバの返却保護有無を選択します。
    • 返却保護を設定すると、誤ってサーバを返却する事故を未然に防止できます。必須の役割を担うサーバである場合、返却保護を設定することをお勧めします。
  11. 必要に応じてメモを入力するか、自動実行スクリプトを選択してください。
    • 自動実行スクリプトを選択すると、サーバの作成が完了した後、スクリプトを自動的に実行してサーバの初期環境を設定できます。 Init Script メニューでスクリプトをあらかじめ作成しないと選択できません。
  12. すべての設定を完了したら、 [次へ] ボタンをクリックします。

3. 認証キー設定

保有している認証キーを選択するか、新しい認証キーを作成した後、 [次へ] ボタンをクリックします。

  • 新しい認証キーを作成するには、 新しい認証キー作成 を選択して認証キー名を入力した後、 [認証キー作成と保存] ボタンをクリックします。
参考

認証キーはサーバ接続のための管理者パスワードを確認する際に必要です。保存した.pemファイルを PCの安全な場所に保管してください。

4. ネットワークアクセス設定

保有中の ACGを選択したり、新しい ACGを作成して [次へ] ボタンをクリックします。

  • ACGは最大3個まで選択できます。
  • default-acgはデフォルトで提供される ACGです。
  • ネットワークインターフェースを新規に作成した場合にのみ設定でき、既存のネットワークインターフェースを使用すると、プリセットされた ACGが自動的に適用されます。
参考

ACG内部のルールは ACGメニューで変更できます。詳細は、ACG設定をご参照ください。

5. 最終確認

設定内容を確認した後、 [サーバ作成] ボタンをクリックします。

参考

サーバが作成されるまで数分から数十分程度かかります。サーバの作成が完了して運用が開始されると、サーバリストに 運用中 の状態で表示されます。