VPC環境で利用できます。
NAVERクラウドプラットフォーム NAVIX 9サーバのカーネルアップデート方法について説明します。
本ガイドは、NAVERクラウドプラットフォームで新規作成したサーバを基準に作成したため、ユーザーのサーバ環境と異なる場合があります。
ユーザーのサーバ環境はセキュリティハードニングタスクや複数の設定タスクなどの様々な理由で、カーネルアップデートやサーバの再起動に影響を及ぼすことがあります。
したがって、次の事項を熟知した後、カーネルアップデートを実行してください。
- 実際のサーバのカーネルをアップデートする前に、サーバイメージを使用してレプリカサーバを作成します。
作成したレプリカサーバでカーネルアップデートを実行し、正常に再起動できるか確認します。
再起動後に運用ステータスに切り替わったら、サービスに問題がないか確認します。
十分に検証し、問題がない場合のみカーネルアップデートを実行してください。 - GPUサーバの場合、カーネルバージョンに合う GPUドライバがインストールされている場合のみ正常に動作します。
更新したカーネルが GPUドライバと互換性がない場合、GPUサーバが正常に動作しない場合があります。
したがって、GPUドライバの互換性を確認した後、カーネルアップデートを実行してください。
関連情報は、GPUドライバガイドをご確認ください。
本カーネルアップデートガイドは、今後定期的なアップデートを提供しません。
したがって、最新の情報を確認したり、他のカーネルバージョンをインストールする場合は、当該ガイドを参照して別途でタスクを実行してください。
ガイドに明示されているカーネルバージョンは一例であり、必要に応じて他のカーネルバージョンを十分にテストしてからインストールしてください。
- ユーザーサーバのカーネルアップデートはユーザーの責任で行う必要があり、カーネルアップデートにより発生するトラブルに対して NAVERクラウドプラットフォームは責任を負いません。
- カーネルアップデートや再起動中はサーバの正常な使用が不可な場合があり、これによる復旧はサポートしていません。また、カーネルアップデートの失敗時のサーバ復旧はサポートしていません。
- カーネルを更新する前にマイサーバイメージで作成したバックアップは、バックアップが不要になるまで保存してください。
- このガイドと関連したトラブルに対しては、別途サポートは提供されません。
アップデート可能なカーネルバージョンの確認
NAVIX 9サーバでアップデート可能なカーネルバージョンを確認する方法は、次の通りです。
基本的に NCP Repoであるhttp://navix.ncloud.comが Base URLに設定されており、パブリック IPアドレスを保有していたり NATが構成された Private Subnet環境では、NCP Repoの代わりに外部 Public Mirrorサイトに Repositoryを変更できます。
NCP Repoは、外部アクセスが制限される VPC Private Subnetなどのユーザー環境をサポートするために、NAVERクラウドプラットフォームが提供するリポジトリです。
NCP Repoは年4回しか同期されないので、最新のパッチを素早く適用するには、外部 Public Mirrorサイトに変更することをお勧めします。詳細については、
OS Repository設定点検ガイドをご参照ください。
- カーネルアップデートを適用するサーバにリモートアクセスします。
- サーバに適用するカーネルバージョンを確認します。
[root@navix ~]# dnf --showduplicates list kernel Installed Packages kernel.x86_64 5.14.0-570.22.1.el9_6 @updates Available Packages kernel.src 5.14.0-570.12.1.el9_6 baseos-source kernel.x86_64 5.14.0-570.12.1.el9_6 baseos kernel.src 5.14.0-570.16.1.el9_6 updates-source kernel.x86_64 5.14.0-570.16.1.el9_6 updates ...省略 ...
カーネルアップデート
NAVIX 9サーバのカーネルをアップデートする方法は、次の通りです。
このガイドでは、NAVIX 9サーバでカーネルバージョンを5.14.0-570.58.1.el9_6にアップグレードする例を提供します。
ガイドを参照する時点でインストール可能なカーネルバージョンが異なる場合がありますので、他のバージョンも十分にテストしてからインストールしてください。
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カーネルアップデートを適用するサーバにリモートアクセスします。
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サーバのカーネルバージョンを確認します。
[root@navix ~]# uname -r 5.14.0-570.28.1.el9_6 -
サーバに接続されたリポジトリ情報を確認します。
Repoファイルの変更が必要な場合は、Linux OS Repository設定点検ガイドを参照してリポジトリ情報を変更してください。[root@navix ~]# dnf repolist -v | grep -E "Repo-id|Repo-baseurl" Repo-id : appstream Repo-baseurl : http://navix.ncloud.com/pub/9/x86_64/AppStream/os/ Repo-id : appstream-source Repo-baseurl : http://navix.ncloud.com/pub/9/x86_64/AppStream/source/tree/ Repo-id : baseos ...省略 ... Repo-id : updates Repo-baseurl : http://navix.ncloud.com/pub/9/x86_64/Updates/os/ Repo-id : updates-source Repo-baseurl : http://navix.ncloud.com/pub/9/x86_64/Updates/source/tree/ -
リポジトリで提供するカーネルバージョンを確認します。
[root@navix ~]# dnf clean all [root@navix ~]# dnf list kernel-5.14.0-570.58.1.el9_6 Available Packages kernel.x86_64 5.14.0-570.58.1.el9_6 @updates -
確認したバージョンのカーネルをインストールします。
新規インストールされるパッケージ、アップデートされるパッケージ、削除されるパッケージのリストを詳細に確認し、異常がない場合 yを入力してインストールを完了します。[root@navix ~]# dnf install kernel-5.14.0-570.58.1.el9_6 dnf install kernel-5.14.0-570.58.1.el9_6 Last metadata expiration check: 0:24:39 ago on Wed 19 Nov 2025 03:56:11 AM EST. Dependencies resolved. ================================================================================ Package Arch Version Repository Size ================================================================================ Installing: kernel x86_64 5.14.0-570.58.1.el9_6 updates 1.8 M Installing dependencies: kernel-core x86_64 5.14.0-570.58.1.el9_6 updates 18 M kernel-modules x86_64 5.14.0-570.58.1.el9_6 updates 39 M kernel-modules-core x86_64 5.14.0-570.58.1.el9_6 updates 31 M Transaction Summary ================================================================================ Install 4 Packages Total download size: 89 M Installed size: 132 M Is this ok [y/N]: y ...省略 ... Installed: kernel-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 kernel-core-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 kernel-modules-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 kernel-modules-core-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 Complete! -
インストールが完了してからブート可能なカーネルバージョンとデフォルトブートカーネルバージョンを確認します。
[root@navix ~]# grep BLSCFG /etc/default/grub GRUB_ENABLE_BLSCFG=true [root@navix ~]# grubby --info=ALL | grep ^kernel kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.55.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.28.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-0-rescue-679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73" [root@navix ~]# grubby --default-kernel /boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 -
(オプション)デフォルトブートカーネルバージョンが、インストールしたカーネルバージョンと一致しない場合、デフォルトブートカーネルを変更してください。
[root@navix ~]# grubby --info=ALL | grep ^kernel kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.55.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.28.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-0-rescue-679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73" [root@navix ~]# grubby --set-default="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64" The default is /boot/loader/entries/679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64.conf with index 0 and kernel /boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 [root@navix ~]# grubby --default-kernel /boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 -
最新カーネルバージョンを有効にするには、サーバを再起動します。
[root@navix ~]# sync;reboot参考サーバの再起動に失敗した場合、カーネルアップデートが正常に行われなかったことを意味します。この場合は、カーネルアップデートの復元を参照して以前のカーネルバージョンに戻してください。
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サーバに再ログインして新しいカーネルが有効になっているか確認します。
[root@navix ~]# uname -r 5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64参考アップデートしたカーネルが正常に適用されたか確認するには、カーネルアップデートの確認を参照してカーネルのインストール状況をご確認ください。
カーネルアップデートの確認
アップデートしたカーネルが正常に適用されたか確認する方法は、次の通りです。
- サーバへリモートアクセスします。
- カーネルパッケージがインストールされているかを確認します。
[root@navix ~]# rpm -qa|grep kernel-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 kernel-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 - /bootディレクトリに initramfsファイルと vmlinuzファイルが作成されているかを確認します。参考
/boot/initramfs-<カーネルバージョン>.x86_64kdump.imgファイルは、設定によって作成できない場合があります。
[root@navix ~]# ls -l /boot/initramfs-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64.img -rw-------. 1 root root 36517861 Nov 19 03:50 /boot/initramfs-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64.img [root@navix ~]# ls -l /boot/initramfs-5.14.0-503.19.1.el9_5.x86_64kdump.img -rw------- 1 root root 31055360 Dec 31 15:18 /boot/initramfs-5.14.0-503.19.1.el9_5.x86_64kdump.img [root@navix ~]# ls -l /boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 -rwxr-xr-x. 1 root root 14928240 Nov 11 06:39 /boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 - 最新カーネル設定が登録されているか確認します。
[root@navix ~]# grubby --info=ALL | grep ^kernel kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.55.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.28.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-0-rescue-679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73" [root@navix ~]# ls -l /boot/loader/entries total 16 -rw-r--r--. 1 root root 469 Aug 1 04:51 679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73-0-rescue.conf -rw-r--r--. 1 root root 445 Nov 19 03:50 679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73-5.14.0-570.28.1.el9_6.x86_64.conf -rw-r--r--. 1 root root 444 Nov 19 04:21 679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73-5.14.0-570.55.1.el9_6.x86_64.conf -rw-r--r--. 1 root root 444 Nov 19 03:50 679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64.conf - grub設定を確認します。
[root@navix ~]# grep GRUB_DEFAULT /etc/default/grub GRUB_DEFAULT=saved [root@navix ~]# cat /boot/grub2/grubenv # GRUB Environment Block # WARNING: Do not edit this file by tools other than grub-editenv!!! saved_entry=679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 menu_auto_hide=1 boot_success=0 boot_indeterminate=0 ...省略 ... [root@navix ~]# grubby --default-kernel /boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64
カーネルアップデートの復元
カーネルのアップデート後にサーバの再起動が正常に行われない場合、更新する前のカーネルに戻す必要があります。インストールされたカーネルの中で色んなバージョンに復元することができ、本ガイドではカーネルをアップデートする直前に使用したカーネルバージョンに復元する方法について説明します。
サーバの再起動問題を解決するために Single modeに入り、サーバの復旧を試行することもできます。Single modeの起動方法は、サーバ復旧ガイドをご参照ください。
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NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、
> Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。 -
Serverメニューをクリックします。
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サーバリストから復旧するサーバを選択した後、 [サーバアクセスコンソール] ボタンを選択します。
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grub起動画面でブートカーネルを以前のバージョンに選択して再起動します。
- KVM navix 9 grub起動画面

- KVM navix 9 grub起動画面
-
起動が完了したら、サーバのカーネルバージョンを確認します。
[root@navix ~]# uname -r 5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 -
現在有効になっているカーネルバージョンを確認します。
[root@navix ~]# grubby --default-kernel /boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64 [root@navix ~]# grubby --info=ALL | grep ^kernel kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.58.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.55.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.28.1.el9_6.x86_64" kernel="/boot/vmlinuz-0-rescue-679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73" -
起動時にデフォルトのカーネルバージョンを以前のバージョンのカーネルバージョンにリセットします。
[root@navix ~]# grubby --set-default="/boot/vmlinuz-5.14.0-570.28.1.el9_6.x86_64" The default is /boot/loader/entries/679cfa1a1bd9441bb946eda5b9314e73-5.14.0-570.28.1.el9_6.x86_64.conf with index 2 and kernel /boot/vmlinuz-5.14.0-570.28.1.el9_6.x86_64 [root@navix ~]# grubby --default-kernel /boot/vmlinuz-5.14.0-570.28.1.el9_6.x86_64 -
(オプション)変更されたカーネルバージョンが正常に起動するか確認するために、サーバを再起動します。
[root@navix ~]# sync;reboot -
(オプション)サーバに再ログインして起動有無とカーネルバージョンを確認します。
[root@navix ~]# uname -r 5.14.0-570.28.1.el9_6.x86_64
カーネルアップデート進行中に Repository関連の不具合が発生した場合
カーネルアップデートを進めながら Repository関連の不具合が発生した場合、Linux OS Repository設定点検ガイド FAQをご参照ください。