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Ncloud Tool Kit (Linux)
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Classic/VPC環境で利用できます。
Linux Ncloud Tool Kit(Linux NTK)は NAVERクラウドプラットフォームで提供する Linux VM利用のための Tool Kitです。サーバのヘルスチェック、Disk I/Oテスト、ログ収集、システムパッチなどの様々な機能が使えます。このツールにより NCP VMの運用やメンテナンスが容易になり、NCP VMの不具合解決のためのコミュニケーションツールとして活用できます。
- KVMハイパーバイザベースの Linux VMでは NTKサーバのヘルスチェック、ログ収集機能のみ使用できます。
- XENハイパーバイザベースの Linux VMで Fade outされたサーバイメージに対しては NTKバージョンのアップグレードサポートを終了する予定です。関連する詳細は、お知らせをご参照ください。
Linux NTKの実行
Linuxサーバで NTKを実行する方法は、次の通りです。
VMがホスティングされているハイパーバイザの種類を確認します。
ハイパーバイザの種類によって NTKの圧縮ファイル名と NTKファイルのダウンロードリンクが異なります。- XENベースのサーバ
[root@xen-server etc]# dmesg | grep "Hypervisor detected" | awk -F': ' '{print $2}' Xen HVM
- KVMベースのサーバ
[root@kvm-server etc]# dmesg | grep "Hypervisor detected" | awk -F': ' '{print $2}'
KVMNTKファイルが位置するパスに遷移します。
[root@xen-server ~]# cd /usr/local/etc
NTKファイルの圧縮を展開します。
- XENベースのサーバ
[root@xen-server etc]# tar zxvf ntk.tar.gz
- KVMベースのサーバ
[root@kvm-server etc]# tar zxvf ntk-kvm.tar.gz
ただし、ntk.tar.gzファイルがないか、このファイルを最新バージョンに置き換えるには先にファイルをダウンロードします。
- XENベースのサーバ
[root@xen-server etc]# wget -P /usr/local/etc http://init.ncloud.com/server/ntk/linux/xen/ntk.tar.gz
- KVMベースのサーバ
[root@kvm-server etc]# wget -P /usr/local/etc http://init.ncloud.com/server/ntk/linux/kvm/ntk-kvm.tar.gz
NTKを実行します。
[root@xen-server etc]# /usr/local/etc/ntk/ntk
Linux NTK を使用する
メイン画面
領域 | 説明 |
---|---|
① プログラム名、バージョン表記 | プログラム名とバージョンを確認できます。 |
② メニュータブ | 使用できるメニューが表示されます。 |
③ アクションタブ | カーソルが位置するメニューに対して実行確認またはキャンセルできます。 |
NTKで使用できるキーは以下のように制限されています。希望する機能を使用するためにキーの使い方を熟知してください。
- [Enter] キー: カーソルが位置する項目を選択
- 上下方向キー: メニュー間を移動
- [Tab] キー/左右方向キー: メニュー領域とアクション領域間を移動
NTKで使用できるメニューは次の通りです。
サーバタイプによって表示されるメニューが異なることがあります。
1. EXECUTE MENU
NTKで提供する主なツールを実行します。
ツール | 説明 |
---|---|
SYSTEM CHECKING | VMのヘルスチェックを行って症状と原因を把握し、診断結果ログを保存します。マイサーバイメージの作成前に実行すると事前にエラーを防止できます。 SYSTEM CHECKINGに関する詳細は、以下のガイドをご参照ください。 |
FIO TEST | VMのディスクを対象に I/Oテストを行い、テスト結果ログを保存します。 FIO TESTに関する詳細は、以下のガイドをご参照ください。 |
GPU DEBUG COLLECTING | GPUサーバ利用時に NVIDIAデバッグログを収集し、収集結果ログを保存します。 GPU DEBUG COLLECTINGに関する詳細は、以下のガイドをご参照ください。 |
XENTOOLS | Xentoolsの再インストールを実行します。 XENTOOLSに関する詳細は、以下のガイドをご参照ください。 |
BACKUP CHECKING | Backupサービスの利用時にエージェントインストールのための Statusとポートを確認し、Backupエージェントが正常にインストールされない場合、再インストールできます。 BACKUP CHECKINGに関する詳細は、以下のガイドをご参照ください。 |
2. VIEW MENU
EXECUTEでツールを実行した後、作成されたログを確認するかアップロードします。
ツール | 説明 |
---|---|
SYSTEM CHECKING | SYSTEM CHECKINGログを確認します。 |
FIO TEST | ディスク I/Oテストログを確認します。 |
GPU DEBUG COLLECTING | GPUデバッグログを確認します。 |
BACKUP CHECKING LOG | BACKUP CHECKINGログを確認します。 |
ツール実行
NTKでツールを選択して実行する方法は、次の通りです。
- NTKのメイン画面で EXECUTE メニューを選択します。
- ご希望のツールを選択します。
- 画面の案内に従ってタスク開始有無を尋ねられたら、 [Yes] ボタンをクリックします。
- 選択したタスクを開始します。
- タスクが完了したら画面の案内に従って結果を確認した後、 [OK] ボタンをクリックします。
- また NAVERクラウドのテクニカルサポートにログファイルを送信できます。画面でログ送信有無を尋ねられたら、 [Yes] ボタンをクリックします。ログが送信されると、送信成功メッセージとユーザーのログ保存用の短縮 URLが表示されます。お問い合わせが必要な場合、短縮 URLを添付できます。
ログ確認
ツールを実行して作成されたログを確認する方法は、次の通りです。
- NTKのメイン画面で VIEW メニューを選択します。
- ご希望のログ種類およびファイルを選択します。
- VM診断ログの場合、ログ全体(full log)を確認するのか、問題のあるログの一部(NOK log)のみ確認するのかを選択します。
- ログを確認した後、 [OK] ボタンをクリックします。
- ログを送信するかどうかを選択します。
- [Yes] ボタンをクリックすると、ログが NAVERクラウドのテクニカルサポートに送信されます。送信された後は、送信成功メッセージとユーザーのログ保存用の短縮 URLが表示されます。お問い合わせが必要な場合、短縮 URLを添付できます。
ネットワークエラーによってログが正常に送信されない場合は VMに保存されたファイルを添付してお問い合わせに送信できます。
ファイルは /usr/local/etc/ntk/logs/
の下位にあります。