Cloud DB for MSSQL を開始する
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    Cloud DB for MSSQL を開始する

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    Article Summary

    VPC環境で利用できます。

    Cloud DB for MSSQLを開始するでは、Cloud DB for MSSQL動作環境とサポート環境を確認して全体使用シナリオ用語を熟知した後、Cloud DB for MSSQLを正常に使用するためにユーザーがすべきことを説明します。Cloud DB for MSSQLを開始するで説明する内容は、次の通りです。

    • NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバを作成する方法
    • アプリケーションサーバへのアクセステストを行う方法
    • NAVERクラウドプラットフォームコンソールでの MSSQL Serverの作成方法
    • MSSQL Serverへのアクセステスト方法

    ここまで完了したら、Cloud DB for MSSQL使用のための基本過程を完了したことになります。今後さらに効率的なサーバ管理や運用を行うために、以下のようなタスクも行えます。

    • NAVERクラウドプラットフォームの Cloud Insightを活用したイベントと通知(アラーム)の設定
    • NAVERクラウドプラットフォームの Sub Accountを活用した運用権限管理

    このタスクは Cloud DB for MSSQLではなく Cloud Insight、Sub Accountでご利用の申し込み後に行えます。本ガイドでは詳しく説明いたしません。詳細は、Cloud Insight ご利用ガイドSub Account ご利用ガイドをご参照ください。

    アプリケーションサーバ作成

    NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバを作成する方法は、次の通りです。

    参考

    ここでは、アプリケーションサーバの作成方法を簡単に説明します。全体作成方法についての詳細は、Serverご利用ガイドをご参照ください。

    1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、 Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
    2. [サーバ作成] ボタンをクリックします。
    3. Windows サーバイメージをクリックして選択し、[次へ] ボタンをクリックします。
    4. 必要な情報を入力し、 [次へ] ボタンをクリックします。
    5. 保有中の認証キーがない場合、新しい認証キーを作成して [次へ] ボタンをクリックします。
    6. 保有中の ACGがない場合、新規 ACGを作成します。
    7. 最終確認後、 [サーバ作成] ボタンをクリックします。
    注意
    • リモートデスクトップ接続のために3.で Windowsタイプのサーバイメージを選択します。
    • 6.でのアプリケーションサーバの ACG名は、今後 MSSQL Serverに ACGを追加する時に使用します。

    アクセス環境設定

    NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境でサーバアクセス環境を設定するには、パブリック IPアドレスを設定します。

    参考

    ここでは、アクセス環境の設定方法を簡単に説明します。アクセス環境の設定方法に関する詳細は、以下のガイドをご参照ください。

    パブリック IPアドレスの設定

    パブリック IPアドレスを設定する方法は、次の通りです。

    1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、 Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
    2. Public IP メニューをクリックします。
    3. [パブリック IPアドレスの申し込み] ボタンをクリックします。
    4. 適用サーバを選択してメモを入力した後、 [次へ] ボタンをクリックします。
    5. [作成] ボタンをクリックします。

    管理者パスワードの確認

    パブリック IPアドレスの設定後にアプリケーションサーバへのアクセスに必要な管理者(root)パスワードを確認する方法は、次の通りです。

    1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、 Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
    2. [サーバ管理と設定変更] ボタンをクリックし、管理者パスワードの確認メニューをクリックします。
    3. サーバの作成時に作った認証キーを入力します。
    4. [パスワード確認] ボタンをクリックします。
    5. パスワードを確認します。

    アプリケーションサーバアクセステスト

    リモートデスクトップ接続を利用してアプリケーションサーバに正常にアクセスできるかテストする方法は、次の通りです。

    1. 開始する > すべてのプログラム > アクセサリ > リモートデスクトップ接続 メニューを順にクリックします。
    2. コンピュータ にサーバアクセス用パブリック IPアドレスを入力します。
      clouddbformssql-start-appconnect_vpc_ko
    3. [接続] ボタンをクリックします。
    4. ユーザー認証情報入力 のポップアップが表示されたら、管理者パスワードの確認で取得した IDとパスワードを入力します。
      clouddbformssql-start-appconnect2_vpc_ko
    5. [確認] ボタンをクリックします。
    6. リモートデスクトップ接続 警告画面が表示されたら、[はい(Y)] ボタンをクリックします。
      clouddbformssql-start-appconnect3_vpc_ko
    参考

    Ctrl + Alt + End > パスワード変更 を通じてパスワードを変更できます。

    MSSQL Server作成

    NAVERクラウドプラットフォームで提供するサービスの中から一部は、コンソールでご利用の申し込み手続を経た後、実際に使用することになります。しかし、Cloud DB for MSSQLの場合は別途ご利用の申し込みがなく、MSSQL Server作成と共に使用を開始します。NAVERクラウドプラットフォームコンソールで MSSQL Serverを作成する方法は、次の通りです。

    参考
    • ここでは、DB Serverの作成方法を簡単に説明します。全体作成方法に関する詳細は、 MSSQL Server作成をご参照ください。
    • Cloud DB for MSSQLは別途ご利用の申し込みがなく、解約手続きも別途存在しません。Cloud DB for MSSQLの使用を停止して課金されないようにするには、作成して運用中であった MSSQL Serverを削除します。MSSQL Serverを削除する方法は、MSSQL Server削除をご参照ください。
    1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、 Services > Database > Cloud DB for MSSQL メニューを順にクリックします。
    2. DB Server メニューをクリックします。
    3. [DB Server作成] ボタンをクリックします。
    4. サービスの申し込み画面が表示されたら、必要な情報を入力した後に [次へ] ボタンをクリックします。
    5. [作成] ボタンをクリックします。

    ACG設定

    NAVERクラウドプラットフォームコンソールで MSSQL Serverの ACG(Access Control Group)を設定する方法は、次の通りです。

    参考

    ここでは、ACGの設定方法を簡単に説明します。ACGの設定方法に関する詳細は、ACGご利用ガイドをご参照ください。

    1. NAVERクラウドプラットフォームコンソールの VPC環境で、 Services > Database > Cloud DB for MSSQL メニューを順にクリックします。
    2. ACG メニューをクリックします。
      clouddbformssql-start_acg_vpc_ko
    3. 設定する ACGをクリックして選択した後、 [ACG設定] ボタンをクリックします。
      • 自動で作成された MSSQLサーバの ACGを選択
    4. アクセスソース にアプリケーションサーバの ACG名を入力します。
    5. 許可ポート にポート番号を入力します。
    6. [追加] ボタンをクリックします。
    7. [適用] ボタンをクリックします。

    MSSQL Serverアクセステスト

    MSSQL Clientをインストールして作成した MSSQL Serverに正常にアクセスできるかテストする方法は、次の通りです。

    1. MSSQL Serverにアクセスするための DNS名、DBアクセスポート、アカウント IDとパスワード情報を確認します。
      • Services > Database > Cloud DB for MSSQL > DB Server メニューをクリックします。
      • アクセスする MSSQL Serverのサービス名をクリックした後、次を確認します。
        • DNS名: Privateドメイン を確認
        • DBアクセスポート: DBアクセスポート を確認
      • [DB管理] > DB User管理 でアカウント IDとパスワードを確認します。
    2. アプリケーションサーバにアクセスした後、SSMSダウンロードしてインストールします。
    3. SSMSにアクセスします。
    4. サーバ接続のポップアップに DBサーバ情報を入力します。
      database-9-1-501_ko
      • サーバタイプ : データベースエンジン
      • サーバ名 : DNS名、DBアクセスポート(コンマで区切って入力)
        • DNS名 : アクセスする MSSQL Serverの Privateドメイン
        • DBアクセスポート : アクセスする MSSQL Serverのアクセスポート
      • 認証 : SQL Server認証
      • ログイン : アクセスする MSSQL Serverのユーザーアカウント名
      • パスワード : アクセスする MSSQL Serverのユーザーアカウントのパスワード
    5. [接続] ボタンをクリックします。

    データマイグレーション(バックアップ復旧)

    オンプレミスで運用中であったデータベースを Cloud DB for MSSQL(CDB-MSSQL)にマイグレーションしたり、CDB-MSSQLからオンプレミスに移動するためにはウィンドウアプリケーションサーバを作成します。データマイグレーションは SQL Serverのバックアップと復旧を利用して実行し、アプリケーションサーバにオンプレミスで運用中であったデータベースのバックアップをアップロードした後に行ったり、CDB-MSSQLのバックアップを当該アプリケーションサーバを対象に実行できます。

    参考
    • アプリケーションサーバは CDB-MSSQLと同じ VPCネットワーク環境にします。
    • アプリケーションサーバを利用したバックアップ復旧のために、アプリケーションサーバのネットワークと共有センターで「パスワード保護共有オフ」を設定します。
    • アプリケーションサーバデータを保護するための適切な ACG設定が必要です(アプリケーションサーバ TCP 445 Portは必ずオープン)。
    1. アプリケーションサーバ作成
      • CDB-MSSQLの VPCと Subnetを確認
        clouddbformssql-start-vpc_backup

      • アプリケーションサーバの VPCと Subnetを確認
        clouddbformssql-start-vpc_appserver

      • 作成されたアプリケーションサーバで backupフォルダの作成後に共有設定(Everyone、 Read/Write)
        clouddbformssql-start-vpc_backup-everyone

      • パスワード保護共有オフ

        • Control Panel > Network and Internet > Network and Sharing Center > Advanced sharing settings
        • Password protected sharingオプション > Turn off password protected sharing選択 > 適用
          clouddbformssql-start-vpc_password-setting
    • アプリケーション Serverの ACG設定
      • アプリケーション Serverインバウンド445ポートが VPC帯域でオープンされている必要があります。
        clouddbformssql-start-vpc_appserver-agc-setting_1
    • MSSQL Serverの ACG設定
      • MSSQL Serverアウトバウンド445ポートが VPC帯域でオープンされている必要があります。
        clouddbformssql-start-vpc_appserver-agc-setting_2
    1. バックアップ(サンプル)

      backup database testdb to disk ='\\10.0.1.9\backup\testdb.bak'
      

      database-mssql-backup-sample_ko

    2. 復旧(サンプル)

      • データベースの復旧時に、必ず d:\dataフォルダに復旧します。その他のパスで復旧されたデータベースの安定性は保障しません。
      restore database testdb2 from disk ='\\10.0.1.9\backup\testdb.bak'
      with
        move 'testdb' to 'd:\data\testdb2.mdf',
        move 'testdb-log' to 'd:\data\testdb2_log.ldf'
      

      clouddbformssql-start-vpc_restore_ko

    注意
    • 正常に使用するには、ON-PREMISE復旧対象データベースに CDB-MSSQL管理者アカウントがデータベースの所有者の状態でバックアップを行います。
    • ON-PREMISEと CDB-MSSQLユーザーアカウントが同じ場合でも、SIDが異なると復旧後にデータベースを使用できません。
    • 以下のスクリプトを参照し、SIDを同一に設定して ON-PREMISEでバックアップした後、CDB-MSSQLに復元します。

    SIDのトラブルシューティング

    データマイグレーション(バックアップ復旧)で SIDが一致しないために発生した問題に対する解決ガイドです。

    1. ソースサーバに db_ownerを変更して復元する方法(ON-PREMISE → CDB-MSSQL)
    タスクサーバ実行スクリプトの説明と参照 T-SQL Query
    CDB-MSSQL
  • 以下の T-SQLコマンドを通じて SIDを確認します。作成した基本管理者アカウントが dbuseridと仮定します。
      SELECT SID FROM master.sys.sql_logins WHERE name='dbuserid'
  • 結果例
      0xDBB5F4FE1DBC594FBF806E807AFE72D6
  • ON-PREMISE
  • ユーザーがマイグレーションするローカル対象サーバへのログインを以下のコマンドを利用して作成します。異なるパスワードでも構いません。
      CREATE LOGIN [dbuserid] WITH PASSWORD = 'P@ssw0rd', SID =0xDBB5F4FE1DBC594FBF806E807AFE72D6, DEFAULT_DATABASE=[master], CHECK_POLICY=OFF, CHECK_EXPIRATION=OFF
  • 既存のデータベース所有者に sysadmin権限を付与し、所有者変更によるエラーの発生を防止します。
  • マイグレーション対象データベース[userdatabase]でデータベース所有者を上記で作成したユーザーに変更します。
  • 以下のコマンドはローカル対象サーバで sa、または administratorアカウントでアクセスして以下のコマンドを行います。
      USE [userdatabase]
      GO
      EXEC sp_changedbowner 'dbuserid'
      GO
  • マイグレーション対象データベースをバックアップします。
      BACKUP DATABASE [userdatabase] TO disk = 'C:\temp\userdatabase.full'
    • バックアップしたデータベースのバックアップファイルを同じ VPC帯域に作成されたアプリケーションサーバに移動します。
  • CDB-MSSQL
  • RESTOREする前にファイルリストを確認します。(ユーザーが作成したアプリケーションサーバ VPC IPアドレスが10.0.0.7である場合です)。
      RESTORE filelistonly FROM dist='\\10.0.0.7\backup\userdatabase.full'
  • 確認済みのファイルリストをベースに d:\databaseフォルダに当該データベースを復元します。
  • 同じ名のファイルが存在する場合、エラーが発生することがあります。
      RESTORE DATABASE userdatabase FROM disk='\\\10.0.0.7\backup\userdatabase.full'
      with
      MOVE 'userdatabase' TO 'd:\data\userdatabase.mdf', MOVE 'userdatabase_log' TO 'd:\data\userdatabase.log.ldf'
    1. 復旧対象サーバに db_ownerを追加して使用する方法(CDB-MSSQL → CDB-MSSQL)
    タスク内容、サーバ、ユーザー実行スクリプトの説明と参照 T-SQL Query
  • AServerAdmin SIDの確認
  • ソースサーバ(AServer)で AServerAdminとして実行
  • ソースサーバ(AServer)で AServerAdminとして実行し、SIDを確認します。
      SELECT SID FROM master.sys.sql_logins WHERE name='AServerAdmin'
  • 結果例
      0xB1CFFCE0AEF0234FB49273E7DD713FFA
  • AServerDB復旧(RESTORE)
  • 復旧対象(BServer)で BServerAdminとして実行
  • Cloud DB for MSSQL を開始するを参照
      RESTORE DATABASE AServerDB FROM DISK='remote path'
  • AServerAdminの SIDと同一に BServerに AServerAdminを作成
  • 復旧対象(BServer)で BServerAdminとして実行
  • パスワードは AServerと一致する必要はありません。
      CREATE LOGIN [AServerAdmin] WITH PASSWORD='P@ssw0rd', SID=0xB1CFFCE0AEF0234FB49273E7DD713FFA, DEFAULT_DATABASE=[master], CHECK_POLICY=OFF, CHECK_EXPIRATION=OFF
      GO
  • BServerに復旧した AServerDBに BServerAdmin db_owner権限を付与
  • 復旧対象(BServer)で AServerAdminとして実行
  • USE AserverDB
    GO
    CREATE USER BServerAdmin FOR LOGIN BServerAdmin
    GO
    ALTER ROLE [db_owner] ADD MEMBER BServerAdmin
    GO
  • BServerに一時的に作った AServerAdminを削除
  • 復旧対象(BServer)で BServerAdminとしてログイン後に実行
  • **SELECT SPID FROM sysprocesses WHERE loginame = 'AServerAdmin'**コマンドで照会されるすべての SPIDを KILL後に AServerAdminを削除します。
      DROP LOGIN [AServerAdmin]
      GO
  • 参考

    SIDが一致しないためにデータベースを使用できない場合は、コンソールでデータベースを削除できます。


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