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Cloud DB for PostgreSQLを開始する
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VPC環境で利用できます。
Cloud DB for PostgreSQLを開始するでは、Cloud DB for PostgreSQLの使用環境とサポートスペックを確認し、全体使用シナリオと用語を熟知した後、Cloud DB for PostgreSQLを正常に使用するためにユーザーがすべきことを説明します。 Cloud DB for PostgreSQLを開始するで説明する内容は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバを作成する方法
- アプリケーションサーバへのアクセステストを行う方法
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールでPostgreSQL Serverを作成する方法
- PostgreSQL Serverへのアクセステストを行う方法
ここまで完了したら、Cloud DB for PostgreSQL使用のための基本過程を完了したことになります。 今後さらに効率的なサーバ管理や運用を行うために、以下のような作業を行うこともできます。
- NAVERクラウドプラットフォームのCloud Insightを活用したイベントと通知(アラーム)の設定
- NAVERクラウドプラットフォームのSub Accountを活用した運用権限の管理
- NAVERクラウドプラットフォームのObject Storageを活用したログファイル、バックアップファイルの保管
- NAVERクラウドプラットフォームのLoad Balancerを活用したDBサーバ読み込み負荷分散の設定
上記の作業は、Cloud DB for PostgreSQLではなくCloud Insight、Sub Account、Object Storage、Load Balancerで利用を申し込んでから行えます。本ガイドでは詳しく説明しません。 詳しい使用方法については、Cloud Insightご利用ガイドとSub Accountご利用ガイド、Object Storageご利用ガイド、Load Balancerご利用ガイドを参照してください。
アプリケーションサーバの作成
NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバを作成する方法は、以下のとおりです。
ここでは、アプリケーションサーバの作成方法を簡単に紹介します。 作成方法の全過程の詳しい内容は、Serverご利用ガイドを参照してください。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールにアクセスします。
- Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- [サーバを作成] ボタンをクリックします。
- サーバイメージをクリックして選択し、[次へ] ボタンをクリックします。
- 必要な情報を入力し、[次へ] ボタンをクリックします。
- 保有中の認証キーがない場合、新しい認証キーを作成して [次へ] ボタンをクリックします。
- 保有中のACGがない場合、新規ACGを作成します。
- 最終確認後、[サーバを作成] ボタンをクリックします。
7.でアプリケーションサーバのACG名は、今後PostgreSQL ServerにACGを追加する際に使用されます。
アクセス環境の設定
NAVERクラウドプラットフォームコンソールでアプリケーションサーバのアクセス環境は、グローバルIPを設定する方法と、SSL VPNを設定する方法があります。
ここでは、アクセス環境の設定方法を簡単に紹介します。 アクセス環境の設定方法に関する詳細は、グローバルIPご利用ガイドと SSL VPNご利用ガイドを参照してください。
グローバルIPの設定
グローバルIPを設定する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- Public IPメニューをクリックします。
- [グローバルIPを申し込む] ボタンをクリックします。
- 適用サーバを選択してメモを入力し、[次へ] ボタンをクリックします。
- [作成] ボタンをクリックします。
管理者パスワードの確認
グローバルIPの設定後にアプリケーションサーバへのアクセスに必要な管理者(root)パスワードを確認する方法は、以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Compute > Serverメニューを順にクリックします。
- [サーバ管理と設定変更] ボタンをクリックし、管理者パスワードの確認メニューをクリックします。
- サーバの作成時に作成した認証キーを入力します。
- [パスワードを確認] ボタンをクリックします。
- パスワードを確認します。
SSL VPNの設定
作成するPostgreSQLサーバに外部からアクセスできるように、SSL VPNを使用して設定する方法は以下のとおりです。
1. SSL VPNの作成
2. SubnetのRoute TableにVPN帯域を追加
3. PostgreSQL ServerのACG設定
4. PostgreSQL ServerのDB USER設定
5. PostgreSQL Serverのアクセス情報確認
1. SSL VPNの作成
SSL VPNを作成する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Security > SSL VPNメニューを順にクリックします。
- SSL VPNメニューをクリックします。
- [SSL VPNを申し込む] ボタンをクリックします。
- SSL VPNの作成ポップアップが表示されたら、必要な情報を入力して [作成] ボタンをクリックします。
- 作成後に送信されたメールかコンソールのSSL VPN画面で、SSL VPN IPアドレスの帯域を確認します。
2. SubnetのRoute TableにVPN帯域を追加
SubnetのRoute TableにVPN帯域を追加する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Networking > VPCメニューを順にクリックします。
- Route Tableメニューをクリックします。
- 使用するSubnetのRoute Tableに、SSL VPNの帯域をそれぞれ登録します。
- 設定するRoute Tableをクリックして選択し、[Routesを設定] ボタンをクリックします。
- Route Tableの設定ポップアップが表示されたら、必要な情報を入力します。
- Destination:SSL VPNのIP Pool
- Target Type: SSL VPN
- Target Name:作成したSSL VPNの名前
- [確認] ボタンをクリックします。
3. PostgreSQL ServerのACG設定
PostgreSQL ServerのACGを設定する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Storage > Cloud DB for PostgreSQLメニューを順にクリックします。
- DB Serverメニューをクリックします。
- 設定するサーバの詳細情報画面でACGのボタンをクリックします。
- [ACGを設定] ボタンをクリックします。
- SSL VPNがアクセスできるように設定を追加します。
- アクセスソース:SSL VPNのIPアドレス帯域
- 許可ポート:DBサーバポート
- [適用] ボタンをクリックします。
4. PostgreSQL ServerのDB USER設定
PostgreSQL ServerのDB USERを設定する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Storage > Cloud DB for PostgreSQLメニューを順にクリックします。
- DB Serverメニューをクリックします。
- 設定するサーバをクリックして選択し、DBの管理 > DB Userの管理ボタンを順にクリックします。
- VPN帯域でアクセスできるように、DB Userを追加します。
- [保存] ボタンをクリックします。
5. PostgreSQL Serverのアクセス情報確認
SSL VPNを使用した外部アクセス設定を完了したら、PostgreSQL Serverのアクセス情報を確認します。 確認する方法は以下のとおりです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Storage > Cloud DB for PostgreSQLメニューを順にクリックします。
- DB Serverメニューをクリックします。
- 確認するサーバをクリックして選択し、詳細情報を見る画面で必要な情報を確認します。
- Privateドメイン:NAVERクラウドプラットフォームのサーバでのみアクセスできるドメインで、DBサーバホスト名と同様に使用
- DBアクセスポート
アプリケーションサーバへのアクセステスト
ターミナルプログラムのPuTTYを利用してアプリケーションサーバに正常にアクセスできるかテストする方法は、以下のとおりです。
- PuTTYを実行します。
- Host Name(or IP address)とPortに、アクセス環境の設定で得たIPアドレスやポート番号を入力します。
- [Open] ボタンをクリックします。
- PuTTY Security Alertポップアップが表示されたら、[はい] ボタンをクリックします。
- サーバアクセスのためのcmd画面が表示されたら、管理者パスワードの確認で得たパスワードを入力します。
passwd
コマンドを用いてパスワードを変更できます。
PostgreSQL Serverの作成
NAVERクラウドプラットフォームで提供する商品のうち一部は、コンソールで利用申込手続を経た後、実際に使用することになります。 しかし、Cloud DB for PostgreSQLの場合、別途利用申込なしでPostgreSQL Serverの作成とともに使用を開始します。 NAVERクラウドプラットフォームコンソールでPostgreSQL Serverを作成する方法は、以下のとおりです。
- ここでは、PostgreSQL Serverの作成方法を簡単に紹介します。 作成方法の全過程の詳しい内容は、PostgreSQL Serverをご参照ください。
- Cloud DB for PostgreSQLは別途利用申込がないため、利用申込の解除手続も特に存在しません。 Cloud DB for PostgreSQLの使用を停止して課金されないようにするには、作成して運用中であったPostgreSQL Serverを削除してください。 PostgreSQL Serverを削除する方法は、PostgreSQL Serverをご参照ください。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Database > Cloud DB for PostgreSQLメニューを順にクリックします。
- DB Serverメニューをクリックします。
- [DB Serverを作成] ボタンをクリックします。
- 商品の申込画面が表示されたら、必要な情報を入力して [次へ] ボタンをクリックします。
- [作成] ボタンをクリックします。
ACGの設定
NAVERクラウドプラットフォームコンソールでPostgreSQL ServerのACG(Access Control Group)を設定する方法は、以下のとおりです。
ここでは、ACGの設定方法を簡単に紹介します。 ACGの設定方法に関する詳しい内容は、ACGご利用ガイドを参照してください。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールで、Services > Database > Cloud DB for PostgreSQLメニューを順にクリックします。
- ACGメニューをクリックします。
- 設定するACGをクリックして選択し、[ACGを設定] ボタンをクリックします。
- 自動で作成されたPostgreSQLサーバのACGを選択
- アクセスソースにアプリケーションサーバのACG名を入力します。
- 許可ポートにポート番号を入力します。
- [追加] ボタンをクリックします。
- [適用] ボタンをクリックします。
PostgreSQL Serverへのアクセステスト
PostgreSQL Clientをインストールして作成したPostgreSQL Serverに正常にアクセスできるかテストする方法は、以下のとおりです。
ここでは、pgAdminを用いてアクセステストを行う方法を簡単に紹介します。pgAdminの使用方法に関する詳細は、pgAdmin Documentationをご参照ください。
- pgAdmin.orgにアクセスします。
- Downloadメニューをクリックします。
- OSに合ったバージョンをダウンロードし、ローカルPCにインストールします。
- アクセスするPostgreSQL Server情報を追加します。
- PostgreSQL Serverにアクセスします。