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Server Status Check
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VPC環境で利用できます。
サーバ利用中に Server Status Checkアラームが発生した時、サーバの状態を点検する方法について説明します。NAVERクラウドプラットフォームサーバには、Xen Guest Monitoringのロールを実行する Xentools Agentが動作します。Xentools Agentが異常動作したり、他の原因によりサーバが異常動作する場合、以下のようにコンソールサーバリスト画面に Server Status Checkerが表示されます。
Server Status Checkアラーム発生時のエラーメッセージ別原因と解決方法は、次の通りです。
エラーメッセージ | 原因 | 解決方法 |
---|---|---|
Guest Agentが無効になりました。サーバの状態を確認してください。サーバを強制停止するには、コンソールの強制停止ボタンを押してください。 | Xentoolsのバージョン不具合 | 原因1: Xentoolsのバージョン不具合を参照 |
サーバエラー | 原因2: サーバエラーを参照 | |
マウント構成に誤りがあり、ゲストエージェントを起動できませんでした。 | Xentoolsのバージョン不具合 | 原因1: Xentoolsのバージョン不具合を参照 |
fstab設定エラー | 原因2: fstab設定エラーを参照 | |
Windowsのアップデートやファイルシステムチェックによる起動の遅延 | 原因3: Windowsのアップデートやファイルシステムチェックによる起動の遅延を参照 | |
カーネルアップデートエラー | 原因4: カーネルアップデートエラーを参照 | |
その他のシステム設定エラー | 原因5: その他のシステム設定エラーを参照 |
点検・処置後にも問題が解決しない場合は、カスタマーサポートまでお問い合わせください。
サーバ運用に関するエラー
サーバ運用に関するエラーが発生した場合、次のようなエラーメッセージが表示されます。
Guest Agentが無効になりました。サーバの状態を確認してください。サーバを強制停止するには、コンソールの強制停止ボタンを押してください。
原因1: Xentoolsのバージョン不具合
Xentools Agent Packageのアップデートによるバージョンエラー、または Xentools Agent Serviceエラーによりアラームが発生することがあります。
Xentoolsのバージョン不具合を解決する方法は、次の通りです。
- 次のコマンドを入力して、Xentoolsのバージョンと動作を確認します。
- CentOS
rpm -qa | grep xe-guest-utilities systemctl status xe-linux-distribution.service
- Ubuntu
dpkg -l | grep xe-guest-utilities systemctl status xe-linux-distribution.service
- CentOS
- Xentools Agent Serviceを確認した結果、問題が発生した場合は Xentoolsを再インストールします。
- Xentoolsを再インストールする方法は、以下のガイドをご参照ください。
原因2: サーバエラー
Server Hang、Kernel Errors、Disk I/O、OOMなどの原因により、モニタリングデータの収集に失敗することがあります。
サーバエラーを解決する方法は、次の通りです。
- サーバが収集する CPU、Memoryなどの状態情報を確認します。
モニタリングデータが正常に収集された場合、以下のようなグラフが確認できます。
- モニタリングデータが正常に収集されない場合は、カスタマーサポートにサーバ状態の点検を依頼してください。
サーバの作成と再起動に関するエラー
サーバの作成と再起動に関するエラーが発生した場合、次のようなエラーメッセージが表示されます。
マウント構成に誤りがあり、ゲストエージェントを起動できませんでした。
原因1: Xentoolsのバージョン不具合
Xentools Agent Packageのアップデートによるバージョンエラー、または Xentools Agent Serviceエラーによりアラームが発生することがあります。
Xentoolsのバージョン不具合を解決する方法は、次の通りです。
- 次のコマンドを入力して、Xentoolsのバージョンと動作を確認します。
- CentOS
rpm -qa | grep xe-guest-utilities systemctl status xe-linux-distribution.service
- Ubuntu
dpkg -l | grep xe-guest-utilities systemctl status xe-linux-distribution.service
- CentOS
- Xentools Agent Serviceを確認した結果、問題が発生した場合は Xentoolsを再インストールします。
- Xentoolsを再インストールする方法は、以下のガイドをご参照ください。
原因2: fstab設定エラー
誤った fstab設定によりエラーが発生した可能性があります。次の手順に従って fstabの設定内容を確認します。
mount -av
コマンドを入力して/etc/fstab
内容を診断します。
- fstab内のエラーを確認し、必要な内容を修正します。
原因3: Windowsのアップデートやファイルシステムチェックによる起動の遅延
Windowsのアップデートや file system checkの遅延により、エラーが発生する場合があります。サーバ管理の内容を参照し、現在のサーバの状態を確認します。
原因4: カーネルアップデートエラー
NAVERクラウドプラットフォームが提供しないカーネルバージョンにアップデートすると、エラーが発生する場合があります。
エラーの発生時期に応じて、解決方法を確認します。
カーネルアップデート後に再起動に失敗した場合
カーネルアップデート後に再起動に失敗した場合、以前のバージョンのカーネルに戻す必要があります。以前のバージョンのカーネルに戻す方法の詳細は、以下をご参照ください。
- CentOS 7: カーネルアップデートの復元手順
- Rocky Linux 8: カーネルアップデートの復元手順
- Ubuntu 20.04: カーネルアップデートの復元手順
マイサーバイメージの作成中に発生した場合
マイサーバイメージの作成中に発生したエラーを処理する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
- サーバリストからエラーが発生したサーバをクリックして選択します。
- [強制返却] ボタンが有効になっていることが確認できます。
- [強制返却] ボタンをクリックします。
- 強制返却に関する詳細は、強制返却をご参照ください。
- ソースサーバのエラーを削除した後、マイサーバイメージを再作成します。
- マイサーバイメージ作成方法は、マイサーバイメージ作成をご参照ください。
運用中のサーバを再起動したり、停止後に再起動しようとしたときに発生した場合
運用中のサーバを再起動したり、停止後に再起動しようとしたときに発生したエラーを処理する方法は、次の通りです。
- NAVERクラウドプラットフォームコンソールの Region メニューや Platform メニューから利用中の環境をクリックします。
- Services > Compute > Server メニューを順にクリックします。
- サーバリストからエラーが発生したサーバをクリックして選択します。
- [強制停止] ボタンが有効になっていることが確認できます。
- [強制停止] ボタンをクリックします。
- 強制停止に関する詳細は、強制停止をご参照ください。
- 当該サーバの [サーバアクセスコンソール] ボタンが有効になります。
- [サーバアクセスコンソール] ボタンをクリックして設定エラーを削除し、サーバを再起動します。
[サーバアクセスコンソール] ボタンが有効にならない場合は、カスタマーサポートまでお問い合わせください。
原因5: その他のシステム設定エラー
resolve.conf
およびrc.local
ファイル内の構文が変更されると、エラーが発生する場合があります。
サーバイメージに適切なコマンドを入力し、標準設定を確認します。
- Ubuntu 18以上のバージョンの場合:
/run/systemd/resolve/resolv.conf
ファイルを確認nameserver 169.254.169.53 nameserver 169.254.169.54
- その他のサーバイメージの場合:
/etc/rc.local
ファイルを確認/usr/local/etc/ncloud_auto.sh > /tmp/.ncloud_out.log 2> /tmp/.ncloud_error.log &